MICHAEL DAMIAN『WHERE DO WE GO FROM HERE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1989年に発表された彼の3枚目のアルバムである。彼は1982年の映画「病院狂時代」(無名時代のデミ・ムーアも出演していた。)で俳優としてデビューをしたが、1984年にはシンガーとしてもデビューを果たし、俳優とシンガーの両方の活動を続けていることで知られている。本アルバムは、そんな彼が放った全米No.1ソングを収録しているアルバムである。(シンガーとしては正に一発屋と言っても良いようなヒットでした。)が、アルバムの方は特にヒットを記録するという所までは行かなかった。
収録曲は以下の全10曲である。『Rock On』『Cover Of Love』『Photograph』『Straight From My Heart』『Was It Nothing At All?』『A Question Of Time』『Heartbreak Monday』『Turn From My Love』『A Touch Of Gray』『My Mistake』。
この中からシングル・カットされたのは全部で3曲である。1st.シングルの『Rock On』が1週だったとはいうものの、Billboardで1位を獲得する大ヒットとなり、1989年の年間シングル・チャートでも45位にランクインしている。(元々、1973年のDAVID ESSEXのヒット曲(全米で5位、カナダでは1位を記録している。)のカヴァーであり、かつ映画「DREAM A LITTLE DREAM」の主題歌となったことが大ヒットになった要因である。)それに続く2nd.シングルの『Was It Nothing At All?』はBillboardで最高位24位を記録、3rd.シングルの『Cover Of Love』がBillboardで最高位31位を記録している。
お薦め曲は、全米No.1ヒットとなった『Rock On』、シングル曲の『Was It Nothing At All?』と『Cover Of Love』、更に『Heartbreak Monday』と『Turn From My Love』をピックアップしておく。
サウンドの方は、'80'sらしいロック/ポップ路線をいくものであって、売れ線を狙った「これぞ'80'sサウンド」というものである。それだけに、'80'sサウンドがお好きな方であれば、特に違和感を感じることなく、すんなりと受け入れることが出来るサウンドである。(だからこそ、それなりのヒットを記録したと言うことにもなる。)
サウンドが'80'sらしいものであり、'70'sのヒット曲のカヴァー・ソングがあって、それが映画主題歌にもなったということで、まさに「これぞ'80's」という内容のアルバムになっているだけに、'80'sサウンドがお好きな方は聴いておいても良いでしょうね。
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