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「THE TERMINAL MAN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1974年のアメリカ映画「電子頭脳人間」である。日本での劇場公開は1974年10月であった。「ジュラシック・パーク」以後、'90'sには小説が多数映画化されることになるM・クライトン原作の「ターミナルマン」の映画化作品である。当時は「現代版フランケンシュタイン」とも言われた作品でもある。

作品データを記しておくと、時間は106分、原作はマイケル・クライトン、製作、監督、脚本はマイク・ホッジス、撮影はリチャード・H・クライン、音楽はヨハン・セバスチャン・バッハである。(当然、彼が担当したというのではなく、彼のクラシック音楽が使われたと言うことで、クレジットされている。)そして出演は、ジョージ・シーガル、ジョーン・ハケット、ジル・クレイバーグ、リチャード・A・ダイサート、マット・クラーク、ドナルド・モファット、マイケル・グウィン、ノーマン・バートン、ウィリアム・ハンセン、ジェームズ・シッキング、イアン・ウォルフ、たちである。

コンピューター技師のハリー・ベンソンは、時々強烈な発作に襲われ、その都度記憶を失っていた。この時、彼は人を殺していたが、彼自身には全くその覚がなかった。現在は警察の監視下にあった。で、麻薬によって廃人となるか、脳手術を受けて巨大なコンピュータに支配された人間になるかの選択を迫られた。特に後者は、コンピュータに支配されることになるが、発作が起こると快楽信号が脳に送られるということもあって、ハリーはそちらを選んだ。主治医のジャネットはこれに異論を持っていたが、脳外科手術の権威・エリス博士や医師のモリス、マクファーソンという優秀な医師たちが手術を行い、手術は成功した。で、コンピュータのテストを行うことになるが、ハリーは病院を脱走して、恋人・アンジェラの元にやってきた。が、そこで発作が起こり、アンジェラを殺して逃亡する。更に2度目の発作が起こった時には境界に忍び込んで神父を殺害した。そしてハリーはジャネットの元にやってくる。ジャネットは病院に戻るように説得する。しかし、機械に支配されることを嫌い、拒否をするハリー。が、次の瞬間、発作が起こり、ジャネットを殺そうとする。が、この時はリーは躓いたことで、ジャネットは浴室に逃げて難を逃れた。やがてハリーはジャネットの家から出て墓地に向かう。が、彼が発泡したことで警察に発見され、ヘリが呼ばれ、ハリーに射殺命令が出る。ジャネットがその墓地に着たときにはハリーの命は消えようとしていた。

物語としては、確かに「フランケンシュタイン」にあるような所があるで、当時の謳い文句「現代版フランケンシュタイン」というのも分かるの。しかし、モンスター映画という要素はなく、医療ホラーと胃ったら良いですかね。尚、M・クライトンの医療関係の作品としては1977年の「コーマ」があり、1973年の「ウエストワールド」ではロボットの氾濫を描いているが、それらの間に位置する作品というのもまた面白い所である。

ただ、本作はDVD化されていないのが残念な所である。(ちなみに、LDではしっかりとリリースされていました。)

 

↓ビデオ(しかも輸入版)です。

The Terminal Man [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

Terminal Man [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Warner Home Video
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