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MELISSA MANCHESTER『MELISSA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1975年に発表された彼女の3rd.アルバムであり、彼女がブレイクしたアルバムである。過去2枚のアルバムでもボーカリストとしてしっかりした所を見せていたが、本アルバムではソングライターとしての才能の方も評価されることにもなった。で、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位12位を記録して、1975年の年間アルバム・チャートでも21位にランクインしている。

収録曲は以下の全10曲である。『We've Got Time』『Party Music』『Just Too Many People』『Stevie's Wonder』『This Lady's Not Home Today』『Love Havin' You Around』『Midnight Blue』『It's Gonna Be Alright』『I Got Eyes』『I Don't Want To Hear It Anymore』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であり、1st.シングルの『Midnight Blue』はBillboardで最高位6位を記録し、1975年の年間シングル・チャートでも54位にランクインするヒットとなって、彼女の名前は全米に知られるようになった。また、カナダでも最高位5位、豪州で最高位78位を記録している。続く2nd.シングルの『Just Too Many People』はBillboardで最高位30位を記録し、カナダでも49位を記録している。

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Midnight Blue』と『Just Too Many People』の2曲と、『Party Music』『I Got Eyes』、そしてS・ワンダーの曲である『Love Havin' You Around』、R・ニューマンの曲である『I Don't Want To Hear It Anymore』をピックアップしておく。(尚、S・ワンダー、R・ニューマンの2曲を除く8曲は彼女が書いた曲である。)

ポップな曲だけでなく、幅広いジャンルの曲を歌いこなすことが出来る彼女であるが、本アルバムでもその片鱗を伺い知ることが出来る。また、ブレイクしたのは本アルバムであるが、この時点で既に10年近いキャリア(本格的なデビューを果たしたのは'70'sになってからであるが、'60's中盤から音楽活動を行っている。)を有していることもあって、十分な上手さも持ち合わせていて、なかなか聴き応えのあるボーカルを聴かせてくれている。

日本では、'90'sになってから山下達郎と共演したことの方で知られていて、シンガーとして、ソングライターとしては今一つ知られていないのが残念な所であるのだが、長い彼女のキャリアの飢えでも本アルバムはポイントとなるアルバムであるだけに、チェックしておきたいところである。

尚、'70's後半から'80's中盤までは精力的にアルバムを発表し続けて、それなりのヒット曲を放った彼女であるが、'90's以降は新作の発表が極端に減ったものの、現在も現役シンガーである。

 

Melissa

Melissa

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Buddha
  • 発売日: 2001/06/19
  • メディア: CD


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