ケータイ刑事銭形零10話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第10話「韓国スター・ゴ様登場! ~真冬のソナタ殺人事件」の「裏ネタ編」の3回目の増補となる今回は、ゴ様が冒頭で書いていた「サイン」について、「色紙(しきし)」について、そしてこの人たちが集まっていたということから「ファンクラブ」について、これの企画だったことから「ラジオ番組」について記します。尚、「色紙(しきし)」については「泪・23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 11」で示したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/2日付です。)
「サイン」:クレジットカードや契約書にする「署名」のこと、スポーツ選手や芸能人が色紙にする「サイン」のこと、各種記号のこと、数学の「正弦」のこと、各種表式のこと、スポーツに於いて作戦や指示を伝えるために使用される合図(ブロックサイン)のことなどの意味がある。これらは英単語では、数学の「正弦」以外は「Sign」という単語である。(「正弦」は「Sine」であるが、通常は略して「Sin」と表記される。)
この物語の「サイン」は芸能人であるゴ様が色紙に記していた「サイン」であるが、この「サイン」は和製英語としての用法である。(英語では「Autograph」、ドイツ語では「Autogramm」、フランス語では「Autographe」、イタリア語では「Autografo」、スペイン語とポルトガル語では「Autógrafo」(但し、発音は異なる。)、中国語では「簽字」と言って、(手書きの)署名をする、または(手書きの)署名ということになる。一応、「署名」と言うと、責任を明らかにするためのものであり、押印することもあるものである。また、「記名」は他人が書いたり、印刷であっても構わないものであって、単に名前を記すことである。(選挙の投票で、候補者の名前を記すのもこれに該当する。)芸能人のサインは、ある意味では単に名前を書いているものであるが、それがデザイン化されていたり、そのもの自体に特別の価値が生ずることになるので、名前を記すという「記名」とは区別されていて、「サイン」と言うのが一般的になっている。
「色紙(しきし)」:和歌や俳句、絵などを記すための方形の厚紙のことである。金や銀の砂子(金箔、または銀箔の粉末)を吹き付けた飾りが施されていたり、五色模様が施されているのが普通である。そのため、単なる厚紙とは異なっていて、何かが記された色紙は飾ることが前提となっているものである。
尚、色紙には、和歌や俳句を記すものは長方形、絵を記すものは正方形のものが多い。(正方形に近い長方形のものもある。)また、正方形のものは寄せ書きに使用したり、有名人(芸能人やスポーツ選手など)のサインを記すのに用いられている。そのため、正方形の色紙のことを「サイン色紙」ということもある。→現在では方形の色紙はこの用途が一般的になっている。
英語では一語では該当する言葉が無いため、「A Square Piece of Thick Paper」と言ったり、用途から「Signature Paper」と言うように、その物自体を説明する言い方がされている。また、これは他の言語でも近いものがある。→世界的に日本の「色紙」が普及すると「Shikishi」という言い方になるかもしれませんね。
尚、「色紙」は「いろがみ」と読むことと、全く別のものになる。英語では「Colored Paper」と言うことになり、色のついた紙(「白」も「白色」という色が付いていると考えるため、白の色紙も存在する。)、色染めされた紙、折り紙などに用いる正方形の色の付いた正方形の紙のこととなる。
但し、古語では「色紙」を「しきし」と読んでいて、「色の付いた紙」のことを指していた(厚紙ではなく、普通の和紙である)ことから、色のついた和紙のことを「色紙(いろがみ)」ていう言い方は現在でも残っている。
「ファンクラブ」:芸能人やスポーツ選手やチームなど、同じ対象物のファンによって構成されている団体のことである。対称となる人物やチームの応援を行い、イベントなどを行ったり、特典のあるグッズなどの販売、会報の発行などを行っている。
対称となる人や団体から公認されているもの(「公設ファンクラブ」と呼ばれる。)と、公認されていないもの(「私設ファンクラブ」)とがある。また、会員は会費を払い、ファンクラブはそれを運営資金としている。(更に、新規入会の場合は入会金を徴収する場合もある。)
私設はともかく、公設ファンクラブは基本的に1つの対象物に対して1つであるが、これはファンクラブが乱立するのを防ぐためでもある。また、ファンクラブの運営は、数人程度のスタッフで行われているのが一般的である。特に人気のある芸能人やスポーツチームのファンクラブとなると、会員数が数十万人から数百万人という膨大な数に達するものもあって、そういうファンクラブの運営スタッフは多くなるのは言うまでも無い。そういうことを考えると、この物語に登場したゴ様のファンクラブは、数人のスタッフで運営されているようであり、極普通のファンクラブのようですね。
英語では「Fan Club」、ドイツ語では「Fächerklub」、フランス語では「Club du Ventilateur」、イタリア語では「Bastone di Ventilatore」、スペイン語では「Club del Entusiasta」、ポルトガル語では「Clube de Fã」中国語では「愛好者倶楽部」と言う。
「ラジオ番組」:無線を使った音声放送である「ラジオ放送」に於いて、放送されるコンテンツのことである。(AM、FM、短波などの使用電波の帯域には関係ない。よって、以前行われていたBSラジオ放送で行われていたものもこれに含まれる。)尚、ラジオは音声のみの放送である(一部ではデータ放送も行われているが、映像コンテンツは無い。)ので、「ラジオ番組」は音声のみということになる。また、ステレオ放送とモノラル放送とがある。
内容としては、ニュースや天気予報などの情報番組、パーソナリティが喋るバラエティ番組やトーク番組、音楽番組、スポーツの実況などのスポーツ番組、ラジオショッピング、ラジオドラマ、教育番組などがある。内容としては、テレビで行われている番組と大差はないが、映像が無いことから話を中心としたものになっているのは当然である。また、テレビ番組と比べて音楽の使用が多いという特徴がある。(特にFM放送では、音楽の使用が多い。)
英語では「Radio programming」、ドイツ語では「Radioprogramm」、フランス語では「Programme de la Radio」、イタリア語では「Programma Radiofonico」、スペイン語では「Programa de la Radio」、ポルトガル語では「Programa de Rádio」、中国語では「廣播節目」と言う。
尚、インターネットを利用したラジオ放送(「ネットラジオ」)も最近では色々と行われているが、これはあくまでも「音声放送」ということで「ラジオ」と言っているだけであり、本来の「ラジオ」の定義である「無線」を使用していないので、正確にはネットラジオ番組は「ラジオ番組」とは言えない。(しかし、「ネットラジオ番組」と呼んだり、「音声番組」として扱われている。)
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