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MACHINATIONS『ESTEEM』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの初のフルサイズのアルバムである。('81年にミニアルバムをリリースしていて、それがデビューとなった。)彼らはオーストラリア・シドニー出身のバンドであるが、当時のダウンアンダー・ブームに乗って世界に進出したバンドのサウンドとは大きく異なっていて、シンセポップ・グループである。また、当時のシンセサイザーは、まだ発展途上ということもあって、現在、サウンドを聴けば、正直、陳腐な所が色々と垣間見られる。尚、本国・オーストラリアでは最高位54位を記録しているが、世界の方では特に大きなヒットにはなっていない。

収録曲は、オーストラリア盤とワールド盤とでは異なっている。豪州盤は全7曲、ワールド盤は全6曲、しかも1曲削ったというのではなくも一部が差し替えられており、曲順も大きく変更されている。豪州盤の収録曲は以下の通りである。『Esteem』『Pressure Sway』『Transient』『Castle Hunting』『Jack』『Terminal Wharf』『The Hunt』。

一方、ワールド盤の収録曲は以下の通りである。『Pressure Sway』『Jump The Gap』『Average Inadequacy』『Esteem』『Jack』『Transient』。

本アルバムからシングル・カットされたのは、豪州盤の収録曲でいうと2曲、ワールド盤の者栩六曲でいうと3曲である。リリース順に、『Jack』、『Pressure Sway』(豪州で最高位21位)、『Jump The Gap』である。(チャートインしたのは1曲だけである。)

お薦め曲としては、ヒット・シングルの『Pressure Sway』、シングル曲の『Jack』と『Jump The Gap』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Esteem』、そしてワールド盤に収録されている『Average Inadequacy』をピックアップしておく。

また、本アルバムは、豪州盤の収録時間は36分半強ということで、当時のアルバムとしてはやや短いという不満点があるのだが、ワールド盤になると、1曲少ないこともあって30分に少し足りない時間ということで、「不景気レコード」であった。(『Esteem』と『Transient』は6分を超える大作ということで、曲数が少ない割りには時間の方はやや長めですが...)

サウンドの方は、当時のUKやUSの同じジャンルのサウンドと極端に違うと言うことは無いのだが、当時ヒットした豪州サウンドとは一線を画しており、こういうサウンドもある、ということを教えてくれている。

ということで、特に大きなヒットもしていないのだが、'80's初頭のダウンアンダー・ブームの時のちょっと変わった豪州サウンドということで聴いてみるのも面白い所である。(但し、現在では彼らのアルバムを入手しようとすれば、かなり苦労しますが...→中古店を幾つも真回って探し出すという楽しみがあると言うことになりますが...)

 

↓本アルバムが見つからないので、別のアルバムを拾っておきます。

(1988年発表)

Uptown

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Celtic Music Distribution
  • メディア: CD

(1981年発表・ミニアルバムの再発)

Machinations Ep

Machinations Ep

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2006/11/28
  • メディア: CD


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