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「魚河岸の石松」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズも今回からは第50弾に突入です。(シリーズ作品も数は多いので、まだまだ色々とありますけど...)で、取り上げる作品は「魚河岸の石松」シリーズです。(「うおがしのいしまつ」ではなく「かしのいしまつ」と読む。)宮本幹也の原作、河津清三郎主演のシリーズである。(但し、途中で2代目、3代目へと主演が変わっていく。)内容は、アクションありのコメディ作品であって、主人公・石松(本名は「石松」ではないのですが...)が引き起こす騒動を描いた作品群である。また、タイトルからすると江戸時代を舞台とした時代劇のように思われるかも知れないが、本シリーズは時代劇ではなく、現代劇(と言っても戦後まもない1950年代を舞台としている。)である。そのため、感覚的には現代劇であるものの、半時代劇的な作品という感覚もあるかも...???

尚、本シリーズは、第1作が1953年に製作され、1955年までに第9作が製作された。ここでシリーズとしては終了と思われていたのだが、それから3年後の1958年になって、シリーズ第10作がシリーズ最終作として、主演を3代目に交代して製作された。そのため、本シリーズは1953年から1958年、全10作ということになった。

尚、主演は、初代・河津清三郎は第7作までで、第8作と第9作は2代目として堀雄二が演じ、最終作は3代目として今井俊二(後に今井健二に改名している。)が演じている。(但し、二代目以降はあまり評価されなかった。)

今回は初回ということで、各シリーズ作品のおさらいということで、各シリーズ作品のタイトルを記しておく。シリーズ第1作「魚河岸の石松」(1953年)、シリーズ第2作「続魚河岸の石松」(1953年)、シリーズ第3作「続々魚河岸の石松」(1953年)、シリーズ第4作「続々魚河岸の石松 大阪罷り通る」(1954年)、シリーズ第5作「続続続続魚河岸の石松 女海賊と戦う」(1954年)、シリーズ第6作「石松と女石松」(1955年)、シリーズ第7作「二代目石松大暴れ」(1955年)、シリーズ第8作「魚河岸の石松 マンボ石松踊り」(1955年)、シリーズ第9作「石松故郷へ帰る」(1955年)、シリーズ第10作「三代目 魚河岸の石松」(1958年)、

尚、同じ宮本幹也の原作で、1967年に任侠映画として製作された「任侠 魚河岸の石松」は「魚河岸の石松」シリーズには含まれないが、番外扱いと言うことにして一応記すことにします。

次回は、番外扱いとした「任侠 魚河岸の石松」について記すこととして、次々回から、第1作から年代順にそれぞれの作品についてを記していくこととします。

 

↓原作を拾っておきます。

魚河岸の石松 (1952年)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 向日書館
  • 発売日: 1952
  • メディア: -

 

魚河岸の石松〈続〉 (1953年)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 向日書館
  • 発売日: 1953
  • メディア: -

魚河岸の石松〈乱雲篇〉 (1953年)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 向日書館
  • 発売日: 1953
  • メディア: -

魚河岸の石松〈完結篇〉 (1954年)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 桃源社
  • 発売日: 1954
  • メディア: -

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