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MUNCHENER FREIHEIT『PURPURMOND』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼らの6枚目のスタジオ・アルバムである。1980年に結成された(西)ドイツのポップ・バンドである彼らは、本国(西)ドイツを中心に(ドイツ語で)アルバムを発表し続け、また、一部では英語でのアルバムを発表するということで、欧州を中心に活動を続けている。本アルバムは、前年の英語でのアルバム、更にそこからのシングルがイギリスで大ヒットしたことを受けてのアルバムであるが、母国語であるドイツ語でのアルバムである。ドイツ語であるため、本国でのみのヒットと言うことに収まったが、西ドイツでは最高位17位を記録している。

収録曲は以下の全12曲である。(ラストの1曲は、LPには未収録のCDのみの収録曲である。→当時は完全にCDに移行していない時期であったため、LPとCDの両者でリリースされた。)『Verlieben Verlieren』『Die Unsichtbare Welt』『Stell Dir Vor』『In Der Mitte Dieser Nacht』『Ihr Kommt Zu Spät』『Laß Mich Nie Mehr Los』『Wo Du Bist』『Ich Will Dich Noch Mal』『Purpurmond』『Wenn Ein Stern Vom Himmel Fällt』『Was Ich Fand』『Verlieben Verlieren (Rhythm Remix)』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。リリース順に、『Verlieben Verlieren』(西ドイツで最高位31位を記録)、『Ich Will Dich Noch Mal』(西ドイツで最高位50位を記録)である。

お薦め曲としては、シングル曲の『Verlieben Verlieren』と『Ich Will Dich Noch Mal』、そして『Stell Dir Vor』『Wo Du Bist』『Was Ich Fand』という所をピックアップしておく。

歌詞がドイツ語であるということで、その意味を完全に理解できていないのだが、メロディの方は'80's後半には多く聴かれるようになったメロディアスな路線のものであって、明るく楽しくポップで、とても聴きやすいものである。そのため、(ドイツ語という)言葉は(完全に)理解出来なくても伝わってくるものがある。(これが「音楽」の良いところである。)

日本では今一つ名前が通っていないが、彼らはこの後に大ブームとなるダンス・ミュージックのユーロ・ビートにも多大な影響を与えているグループであり、英語でのヒットを受けても本国に拘ったアルバムを発表しているところは粋なところである。

音楽シーンのメインストリームからは(一旦)外れることになるが、こういうアルバムをチェックし手老手こそ、音楽シーンの奥深いところがよく分かるだけに、隠れた名盤の一つということでチェックしてみるのが宜しいかと...

 

Purpurmond

Purpurmond

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Columbia Europe
  • 発売日: 1989/11/29
  • メディア: CD


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