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「THUNDERBOLT AND LIGHTFOOT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1974年のアメリカ映画「サンダーボルト」である。本作は1978年の「ディア・ハンター」でアカデミー賞を受賞してスター監督となり、1980年の「天国の門」の大失敗でハリウッドを追放されることになるM・チミノ監督の監督デビュー作である。尚、1929年に同名邦題の作品が存在するが、そちらの作品の原題は「THUNDERBOLT」であり、本作とは全く別である。(邦題がたまたま同じになっただけである。)

作品データを記しておくと、時間は115分、製作はロバート・デイリー、監督と脚本はマイケル・チミノ、撮影はフランク・スタンリー、音楽はディー・バートンである。そして出演は、クリント・イーストウッド、ジェフ・ブリッジス、ジョージ・ケネディ、ジェフリー・ルイス、キャサリン・バック、ゲイリー・ブッシー、ジャック・ドッドソン、ジーン・エルマン、バートン・ギリアム、ロイ・ジェンソン、ビル・マッキーニー、ヴィク・タイバック、ダブ・テイラー、グレゴリー・ウォルコット、カレン・ラム、たちである。

サンダーボルトと呼ばれているジョンは、かつて、レッドという男と組んで50万ドルを強奪した銀行強盗だった。が、ちょっとした行き違いから、レッドはサンダーボルトを執拗に追っていた。で、サンダーボルトはレッドから逃げていた。かつて奪った50万ドルは、首謀者のラムの母校の小学校に隠してあった。レッドから逃げる中、サンダーボルトはライトフットという若く威勢のよい男と道連れになり、枯れとくんで50万ドルを取り戻すことを決めた。で、金が隠されている小学校に向かった。しかし、金が隠されている昔の校舎は取り壊されていて、新しい校舎が建っていた。更に、レッドもグッディと共に現れたのだった。レッドは分け前を要求するが、事実を話したサンダーボルト。で、ライトフットがもう一度同じ手口で同じ現金強奪を行うことを提案し、一同はそうすることに決めた。で、決行日を決め、準備を整え、日曜の夜に襲撃した。2度目ということもあって、全てが上手くいき、逃げて行く一同。が、グッディの服が隠れたトランクからはみ出しているのをハイウェーの料金係は見落とさなかった。で、警官隊に追われる一同。グッディは警官隊の銃撃を受けて瀕死の重傷となり、レッドはサンダーボルトとライトフットを徹底的に殴り倒すと、車と金を奪って逃げて行った。しかし、警官隊に追われ、追いつめられていき、デパートのウインドーに車ごと突っ込んで死亡した。サンダーボルトとライトフットは体一つで逃げていき、ハイウェーでヒッチハイクをして逃げていった。更に2人にとって幸運なことに、目の前に、最初に奪った50万ドルが隠された、取り壊された筈の古い学校の校舎が現われた。というのは、その校舎はモンタナ州の文化記念物として、州当局から移転されて観光スポットとして生まれ変わっていたのだった。で、その校舎に入ると、50万ドルもそのまま隠されたままだった。ということで、サンダーボルトとライトフットは50万ドルを手に入れた。白いキャデラックを手に入れ、2人は金を持ってハイウェーを走っていく。が、突然、ライトフックが崩れ落ちるように倒れた。レッドに殴られた衝撃が今になって現れたのだった。で、そのまま息を引き取ったライトフット。サンダーボルトはそのままハイウェーを走って行った。

都合がよすぎると感じてしまう展開があるものの、イーストウッド、ジェフ、ジョージ、ジェフリーの4人がそれぞれの持ち味を出している所は評価できる。ストーリーがもう少し緻密に寝られていたらと思うだけに、その点では残念である。が、チミノ監督の処女作と言うことでは、今後を期待させるというレベルには達している。(実際、「ディア・ハンター」ではその期待に応えている。)

微妙な所もあるが、若いイーストウッドを見ると言うことだけでも宜しいかも...(見ておいてソンすることはない作品である。)

 

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