SSブログ

MECANO『MECANO』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。日本では殆ど紹介されることのないスペインのポップ・バンドである彼らは'80'sを中心に活躍したグループである。初期のサウンドはテクノに近いものがあったが、「エレポップ」という言葉が定着するのと同期するように、明るく楽しいポップであり、これぞ'80'sというサウンドに変わっていくことになる。そして'80's終盤のユーロビートの台頭期には影響を与える存在にまでなっていた。本アルバムはそんな彼らの記念すべきデビュー・アルバムである。

収録曲は以下の全12曲である。『Hoy No Me Puedo Levantar』『No Me Enseñen La Lección』『Perdido En Mi Habitación』『Cenando En París』『Maquillaje』『Boda En Londres (Instrumental)』『Me Colé En Una Fiesta』『La Máquina De Vapor』『Me Voy De Casa』『254.13.26』『El Fin Del Mundo』『Sólo Soy Una Persona』。

この中シングルとしてリリースされたのは、デビュー・シングルである『Hoy No Me Puedo Levantar』(英語でのタイトルは『I Can't Get Up Today』でした。)、そして本国を含む欧州ヒットを記録した『Me Colé En Una Fiesta』である。が、アメリカでは注目されることもなかった。

お薦め曲としては、デビュー曲の『Hoy No Me Puedo Levantar』と、ヒット曲となった『Me Colé En Una Fiesta』、更に『Perdido En Mi Habitación』『Sólo Soy Una Persona』、そしてインスト・ナンバーである『Boda En Londres』をピックアップしておく。

歌詞の内容については、言語が言語であるだけに理解出来ない所があるが、そうなるとメロディ・ラインや曲調、テンポ、雰囲気などが気に入るか気に入らないかということになる。'80's初頭にテクノ系のビートというのは少し遅れているということになるのだが、現在ではそういった時期的なズレということは関係なくなっていて、何処かに懐かしさを感じさせるメロディに聞こえるようになっているのが面白い所である。

彼らが日本やアメリカで知られるようになるのは'80's中盤以降であるが、本アルバムは彼らの原点でもあるだけに、彼らのサウンドを聴く場合はしっかりとチェックしておきたい所である。既にリリースから四半世紀以上が流れているだけに、当時とはまた違った味わいを感じられるようになっているのもまた事実であるだけに、'80'sサウンド(とくにテクノヤエレポップ)がお好きな方は聴いておきべきアルバムと言うことが出来る。

また、ジャケット・デザインが掛け時計となっているが、CDではなくてLPだったら、このジャケットを部屋に飾っておくと、(印刷であるので針は動かないが)部屋の雰囲気も良くなりますし...(LPの時代はアルバム・ジャケットを部屋に飾るということも楽しみの一つであったが、CDでは小さくなったことで存在感がなくなり、インテリア性の魅力がなくなり、ネット配信ではそういう楽しみすら無くなってしまい、残念な所でもある。)→LPの時代を意識しているジャケットのアルバムでもありました。

 

Mecano (Reis)

Mecano (Reis)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony U.S. Latin
  • 発売日: 2005/08/23
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。