「TENNESSEE NIGHTS」 [映画(洋画)]
表題の作品は1989年のアメリカ映画「テネシー・ナイツ」である。(日本での劇場公開は1991年10月であった。)見知らぬ土地で事件に巻き込まれてしまうエリート弁護士を主人公としたサスペンス作品である。
作品データを記しておくと、時間は104分、原作はヴェルナー・ケッテンバッハ、監督はニコラス・ゲスナー、脚本はレアード・コーニッグとニコラス・ゲスナーの2人、撮影はピオ・コラッディ、音楽はガブリエル・ヤーレである。そして出演は、ジュリアン・サンズ、ステイシー・ダッシュ、ロッド・スタイガー、ネッド・ビーティ、エド・ローター、デニース・クロスビー、ブライアン・マクナマラ、ウォーレス・ウィルキンソン、ジョニー・キャッシュ、デヴィッド・ヘス、ルー・ホブソン、たちである。
イギリス人弁護士のウォルフガングは、出張でアメリカ・テネシー州・ナッシュビルへやって来ていた。で、無事に仕事を終えた彼は、帰国まで時間があると言うことで、週末を近くの湖に行き、釣りをしながら過ごそうと考えた。が、湖に向かう途中の道が通行止めになっていた。何とかして湖に到着し、湖畔のモーテルに宿泊する。が、そのモーテルには銀行強盗の一味がいて、一味が仲間割れを起こして殺人事件に発展する。かれはその事件を目撃してしまい、否応無しに犯人一味から追われることになってしまった。何とかして逃げ出したウォルフガングだったが、立ち寄ったドライヴ・インで敵か味方か分からないミニーという黒人女性につきまとわれることになる。更に、警察も捜査を開始していて、ウォルフガングが犯人と断定し、追ってきた。そんな中、ミニーに助けられたウォルフガング。そして事件の顛末が明らかになっていく...
巻き込まれ形のサスペンスということでは、自分もこの物語の主人公と同じような境遇に置かれるのでは?という所があるだけに、それなりに怖さを感じられることが出来る。が、物語としてはよくあるサスペンス作品の範疇にあるということと、ちょっと都合がよすぎるのでは?と感じられる所があるだけに今一つという作品である。
まあ、「旅先で事件に巻き込まれないように注意しましょう」という喚起が出来ればそれでも宜しいかと...(かつてLDでリリースされていた本作もDVD化されていませんし...)
↓DVDではなくてビデオです。
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