MICKEY THOMAS『ALIVE ALONE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは、1981年に発表された彼の2枚目のソロ・アルバムである。この時期の彼は1979年にJEFFERSON STARSHIPに加入した後であり、J. STARSHIPのアルバム、更にはM. BALINやG. SLICKのソロ・アルバムも発表されていて、JEFFERSON関係者が派手に賑わしていた。但し、彼のソロ・アルバムのだけがBillboardのアルバム・チャートにランクインせず、他のアルバムは全てチャートインを記録していて、彼だけが取り残された形になってしまった。とは言っても、JEFFERSON関係ということで、忘れずにチェックしておきたいというのは言うまでも無い。
収録曲は以下の全10曲である。『She's Got You Running』『Alive Alone』『Maybe Tomorrow』『Following Every Finger』『This Time They Told The Truth』『Survivor』『You're Good With Your Love』『I Don't Wanna Talk About It』『Too Much Drama』『Badge』。
お薦め曲としては、『She's Got You Running』『Alive Alone』『Survivor』『Too Much Drama』という所をピックアップしておくが、際立った曲はなく、どれもが小粒である。但し、捨て曲と言える曲はなく、当たり外れは無い。(曲の出来のバラツキは小さいが、平均的なクオリティということで、全く目立たない内容である。)
内容的には決して出来の悪いアルバムでは無いのだが、本アルバムを代表する曲というものが無く、サウンドの点でも平凡なものであるため、可もなく不可もなしという平凡すぎるアルバムになってしまったのが残念である。
また、本アルバムのリリースに近いところで、JEFFERSON AIRPLANE / STARSHIPに絡むアルバムがいくつか発表されているが、それらのアルバムのようなセールスポイントが無かったのが実に残念であった。そのため、本アルバムは半ば忘れられている。が、JEFFERSON関係者のほぼ同時期のアルバムの一つということで、いつも後塵に位置しているが、思い出してチェックだけはしておくべきアルバムである。(特に、シスコのベイエリア・サウンドがお好きな方はお忘れないように...)
が、本アルバムはセールスの点でも散々だったと言うことで、現在、入手しようとすればかなり苦労することになる。まあ、中古店を色々と探し回るという楽しみはありますが...
↓本アルバムが見当たらないので、彼の他のアルバムを拾っておきます。
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