ケータイ刑事銭形雷23話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形雷」の第23話の「時間を操る美女 ~大学教授殺人事件」についての「裏ネタ編・増補」の3回目となる今回は、劇中で岡野さんが間宮のことを言った言葉から「サイボーグ」について、「エスパー」について、間宮はこの効果は無いと言った「タイムトリップ」について、ここに秘密があったということから「オーデコロン」について記します。尚、「エスパー」については「泪・36話(2nd.23話・AS1話)[裏ネタ編]PART 11」で「超能力者」として記したものを、「タイムトリップ」については「零・22話(2nd.9話)[裏ネタ編]」で「タイムスリップ」として記したものをベースとして加筆し、「オーデコロン」については「命・6話[裏ネタ編]PART 3」で「香水」として記したものを元にして再編集しました。
また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/6/4付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。
「サイボーグ」:生命体の重要な機能部分を電子機器を含む人工的なものに代行させたもののことである。漫画やアニメ、映画などに多数登場する用になっていることから、現在では体の一部が機械化されている人間というイメージが定着しているが、定義からすると人間以外の動物を機械化したものもある。(一部のフィクションには登場している。)
元々は、Cybernetic Organism(サイバネティック・オーガニズム)という言葉の省略したところから生まれた言葉であって、「生命体」と「自動制御技術」が融合したもののことである。
尚、「アンドロイド」という言葉と混同されることがあるが、「アンドロイド」は完全なロボットであって、生命体という要素は有していない。また、基本的なアンドロイドと言うと人間の形をしたロボットのことを指し、人間以外の形をしているものは「ロボット」と呼ばれて区別されている。
SF映画などの影響で、「サイボーグ」と言うと超人的な能力を持っていると思われがちであるが、定義化にすると、人工臓器を体内に埋め込んで使用している人も「サイボーグ」ということになる。また、最近の高度なセンシング技術を盛り込んでいる義手や義足を使用している人も、定義からすると「サイボーグ」に含まれる。ということで、現在では意外と身近な存在になっている。(フィクションの世界では、アニメ化された漫画「サイボーグ009」をはじめ、昭和の「仮面ライダー」、「ロボコップ」などのヒーロー、「銀河鉄道999」の機械化人間など、千差万別である。)
英語をはじめ、殆どの言語では「Cyborg」と言うが、これは英語の「Cybernetic Organism」を省略した言葉であることから、それがそのまま定着することになったためである。尚、中国語では「人工控制機械人」という。
「エスパー」:「超能力」と呼ばれる能力を持っている人のことである。一般に「超能力者」と呼ばれているが、「エスパー」と呼ぶこともある。
「超能力」とは、通常の人間の力ではとても出来ないようなことを実現してしまう特別な力のことを指す言葉である。または、現代科学では合理的に説明することの出来ない超自然の能力のことである。(現在の科学では、この力について解明されていないため、その力の存在を証明できないでいるのだが、「超心理学」「超科学」などと呼ばれる学問の研究対象となっている。)
これにはいくつかのものがある。テレパシー(精神感応)、透視、予知、念力、サイコメトリー(接触感応、残留思念)、テレポーテーション(瞬間移動)などが主なものとして知られている。(特にテレパシー、予知、テレポーテーションはその代表的なものである。)尚、催眠術を超能力の一つとして認識されることもあるが、超能力には含まれないとする考えもあって、確定していないのが現状である。
日本語では「超感覚」と呼ばれることもあるが、これは中国語での言い方が元になった言い方である。(中国語では「超感官知覺」と言うが、これの省略した形ということも出来る。)但し、このように言う場合は、通常の人間には認識できない現象を認識し、時にはその現象に干渉する能力のことを指すため、サイコメトリー(psychometry、接触感応)、クレヤボヤンス(clairvoyance、透視能力)、テレパシー(telepathy、精神感応)、プレコグニション(precognition、予知能力)、ヒプノシス(hypnosis、催眠能力)などを指す。→「超感覚」では「催眠能力」(=催眠術)もその中の一つという位置づけである。
日本では、1970年代にスプーン曲げの大ブームを起こしたユリ・ゲラーがあまりにも有名であって、超能力、及び超能力者と言うと、真っ先に彼の名前が真っ先に出てくるほどである。(但し、スプーン曲げについては、「超能力ではなく、マジック」として、「超能力」として認めないという意見も根強くある。→この立場では、彼は超能力者ではなくてショー・マン(マジシャン)ということになる。)
また、日本人では、ユリ・ゲラーによる超能力ブームの時に「超能力少年」として名前を知られたエスパー清田(清田益章)や明治時代の超能力者として、神水を取り出すとして知られている長南年恵や、千里眼の持主として知られる御船千鶴子がいる。
また、フィクションの世界ではSF作品を中心に超能力者は多数存在している。(「恋する日曜日・ニュータイプ」が超能力者を主人公にした作品であり、「ケータイ刑事」でも「泪・1st.8話」で超能力者・レディ・リンが登場したのをはじめ、胡散臭い連中であれば他の物語にも登場している。)
英語では「Psychic」と言うが「Extra Sensory Perception」の頭文字の「ESP」に「人」という意味の接尾語である「ER」を付けた「ESPER」という言い方もあるが、この言い方はあまり使われない。また、ドイツ語では「Person von übernatürlicher Macht」、フランス語では「Personne avec Pouvoir Surnaturel」、イタリア語では「Persona con Potere Soprannaturale」、スペイン語では「Persona con Poder Sobrenatural」、中国語では「特異功能者」と言う。
「タイムトリップ」:時を超えて、過去や未来を旅する時間旅行のことである。「時間旅行」または「タイムトラベル」という言い方もある。また、時間を飛び越えて瞬間的に過去または未来のある時間に移動することから、「タイムスリップ」「タイムワープ」と言うこともある。尚、「タイムトリップ」と「タイムトラベル」はタイムマシンのような時間超越装置を使って、意図した別の時間に移動する場合を指し、「タイムスリップ」は何らかの思いもよらない事象が発生したことによって別の時間に移動する場合を指すのが一般的である。これは「トリップ(Trip)」しいう言葉には「旅行」という意味があること、「スリップ(Slip)」と言う言葉は(本人の意思に関係なしに)「滑る」という意味があり、この意味を考慮した和製英語である。
これらはSF小説をはじめとするフィクションの世界では多数登場している。その元祖とされているのが1895年に発表されたH・G・ウェルズの「タイム・マシン」であって、このジャンルの作品はここから始まっていて、今日まで多数の作品が生まれている。日本でも同様に多数の作品があるが、豊田有恒の「タイムスリップ大戦争」や映画化されている半村良の「戦国自衛隊」、筒井康隆の「時をかける少女」は有名である。映画化されている作品では、H・G・ウェルズの「タイム・マシン」もそうであるが、「猿の惑星」シリーズ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「ターミネーター」シリーズのようにシリーズ化した作品も多数ある。(単独作品では数え切れないほど多数の作品がある。)
英語では「Time Trip」と言うが、「Time Travel」という言い方の方が一般的である。またドイツ語では「Thymianreise」または「Zeitreise」、フランス語では「Voyage du Thym」、イタリア語では「Viaggio di Tempo」、スペイン語では「Viaje de Tiempo」、中国語では「時間旅行」という。
「オーデコロン」:体や衣服に付けて、香(匂い)を楽しむ芳香性化粧品である「香水」の一つである。香水はエッセンシャルオイルと呼ばれる芳香性物質(=香料)をアルコールに溶かしたものであるが、その香料の濃度によって4つに分類されている。(「パルファン(エクストレ)」「オードパルファン」「オードトワレ」「オーデコロン」)「オーデコロン」はその4つの分類の中で最も弱いものであり、持続時間は付けてから1、2時間とされている。また、物質的な特製としては、濃度は2~5%、アルコール成分が90%以上、蒸留水が5~10%である。(「パルファン」「オードパルファン」「オードトワレ」「オーデコロン」の順で濃度が薄くなっていき、持続時間も短くなるが、価格も安くなっていく。)
持続時間が短いが、香水の中では安価と言うことで、現在では「万能香水」と呼ばれることもあって、広い範囲で使用されている。
これはドイツ・ケルンに住むイタリア人のフェミニスが売り出したものであり、18世紀中盤に売り出されたものである。この時に「ケルンの水」という意味の「Eau de Cologne(オーデコロン)」(フランス語である。)という生が使われ、今日に至っている。また日本には、明治になって入って来て、文明開化の時期に大流行したことで定着することになった。
元々はフランス語ではあるが、フランス語と英語では「Eau de Cologne」と言い、ドイツ語では「Kölnisch Wasser」、イタリア語では「Acqua di Colonia」、スペイン語では「Agua de Colonia」、中国語では「花香水」または「科隆香水」と言う。→海外旅行の際のお土産品の定番となっていることから、これらの単語は覚えておいても損はしないが、最近の免税店などでは日本語もそれなりに通じるところが多いので...
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