ケータイ刑事銭形雷23話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
「銭形雷」の第23話の「時間を操る美女 ~大学教授殺人事件」についての「裏ネタ編・増補」の4回目となる今回は、事件の被害者と犯人とがこれをしていたということから「口論」について、間宮がこれを使って行っていたことから「実験」について、「ヘッドギア」について、これをトリックに使っていたということから「仮眠」について記します。尚、「仮眠」については「泪・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 10」で記したものをベースとして加筆しました。
また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/6/4付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。
「口論」:言葉を使って論争することである。あくまでも口での争いであって、手を出すと「口論」ではなくなってしまう。「口喧嘩」「舌戦」「口舌(くぜつ)」などと言うこともある。(但し「舌戦」は主に弁論で争うこと、「口舌」は男女間での言い争いのことを言うのが一般的である。)
学問の世界では、議論が加熱して口論(舌戦)となるということは珍しいことではないのだが、口喧嘩では当たり前となっている相手のことを悪く言う(罵りあいになる)ことは議論の加熱とは言えず、その場合は完全に「口論」になり、「舌戦」の領域を脱したということになる。
英語では「Quarrel」、ドイツ語では「Streit」、フランス語では「Querelle」、イタリア語では「Disputa」、スペイン語では「Riña」、中国語では「口角」という。
「実験」:理論や仮説が正しいかを確かめるために行われる行為であって、人為的に一定の条件を設定し、その理論や仮説の内容を試して確かめることである。尚、「実験」には何らかの人為的な一定の条件の下で行われることであって、人為的な手を加えることを一切行わずに、自然現象を調べることは「観察」または「観測」と言って、「実験」とは区別される。
尚、小学校や中学校で行われる理科の実験は、仮説を確かめるものというよりも、実際に行うことで体験させ、理解を深めるということに主眼を置いているものである。(生徒にとっては、理論を確かめるということに変わりはないですが...)
英語とドイツ語では「Experiment」(但し、発音は異なる)、フランス語では「expérience」、イタリア語では「esperimento」、スペイン語では「experimento」、中国語では「實驗」という。
「ヘッドギア」:頭部や顔面を保護するために頭部に装着する防具のことである。特に、格闘技で用いられるものと、ラグビーで用いられるものとの2種類がある。前者は軟質のヘルメット(革製というものが一般的である。)であって、アマチュア・ボクシングや一部の格闘技では選手はこれの着用が義務づけられている。(プロ・ボクシングでは、練習では使用するが試合では使用されない方が多い。)近年では顔面も同時に保護するために、フルフェイス・タイプのものが主流になっている。一方、後者は布製のものであって、頭部と耳を守るためのものである。(高校ラグビーでは着用が義務づけられている。)
尚、空手などでは、顔面を保護するために、顔面部に透明のプラスチック製の保護板が付いているものが使用されている。しかしこれは「スーパーセーフ」と呼ばれるものであって、ヘッドギアの一種であるのだがが、一応、格闘技で使用されるヘッドギアとは別物として区別されている。
特に、ラグビーで使用されるヘッドギアは、布製であり、革製のものよりも安価である。そのため、頭部に何かを固定するために、ヘッドギアを付けて固定するということも良く行われている。これの代名詞だったのが、電極付きのヘッドギアを使っていたオウム真理教であった。(電極付きのヘッドギアを装着していることで信者だと言うことが一見して分かりましたね。)
この物語では、電極を固定するという役割をしていたため、オウム真理教のことが頭にあるようですね。(この物語もそうであったが、全く効果がなかったということでも一致しており、胡散臭いということも共通していますし...)
英語では「Head Gear」、ドイツ語では「Kopfbedeckung」、フランス語では「Couvre-Chef」、イタリア語では「Copricapo」、スペイン語では「Tocado」という。
「仮眠」:短時間の睡眠のことである。昼寝もこれに含まれる。人間は、個人差があるものの、成人では一日に6~8時間程度の睡眠が必要とされている。色々とあって十分な睡眠時間を取れない場合に、睡眠不足を補うためにこれを取り、睡眠不足を補うことをする。(例えば深夜勤務や早朝勤務の場合、十分な夜の睡眠時間を取ることが出来なくなる。そのため、昼間に数時間にわたってこれを取ることで、睡眠不足を解消することになる。)
最近の研究では、15~30分の仮眠が脳を活性化するということが分かった。また、それ以上の時間になると、逆に脳の活性を下げたり、夜の不眠の原因にもなるということが言われるようになった。(完全な実証は蟇田であるが、どうやらそのようである。)
英語では「Nap」または「Catnap」と言うが、「うたた寝」という意味の「Doze」にも「仮眠」と言う意味がある。またドイツ語では「Schläfchen」、フランス語では「Sieste」、イタリア語では「Pisolino」、スペイン語では「Siesta」、中国語では「小睡」という。
「仮眠」と同じく「かみん」と読む(言う)睡眠関係の言葉として、「過眠」と「夏眠」がある。「過眠」は病気の一つであって、「眠りすぎ」と言われる症状である。これは夜に十分な睡眠を取っていても、日中でも眠気が強すぎることが原因となって、ナルコレプシーなどの症状となる場合がある。また、車の運転中に睡魔に襲われて居眠り運転をしてしまうということもある。(寝不足でもないのに昼間でも睡魔に襲われるようなことがあったら、過眠症、またはナルコレプシーになっている場合があるので、専門医の診察を受けた方が良いですよ。)
一方、後者(夏眠)は、生物が高温に対応して適応するものであって、「冬眠」とは逆に暑さや乾燥のため、休眠して涼しくなるのを待つために行われるものである。実際、熱帯地方やサバンナには夏眠をする生物がいる。(例えば肺魚はその代表的な生物であり、干上がった池の泥の中に潜り、粘液で繭を作って、その中にくるまう。)日本では、夏眠をとるような高温や乾燥状態にならないため、夏眠をとる生物はいないが、熱帯地方の蛙、蝸牛、蛇の中には夏眠を取るものがいる。
ちなみに、「仮眠」「過眠」「夏眠」はいずれもが「眠」という文字が入っている同音異義語であるが、特定の業界の人は音で聴いた場合は区別が出来なくなるというややこしい単語でもある。(動物学、または医学を専門としない人であれば、「かみん」と言うと「仮眠」とか思い浮かばないでしょうが...。)といっても、専門家であれば、前後の文脈からどれを指しているのか分かるでしょうが...
すごい!うちでもこんな実験ができるんだ!!―米村でんじろう先生のスーパー個人授業
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