森田童子『マザー・スカイ』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1976年に発表された彼女の2nd.アルバムである。後にTVドラマの主題歌にしようされたことから井となってヒットを記録した『ぼくたちの失敗』をフューチャーしたアルバムであって、彼女の代表作の1つになっているアルバムである。
収録曲は以下の全10曲である。『ぼくたちの失敗』『ぼくと観光バスに乗ってみませんか』『伝書鳩』『逆光線』『ヒラビタール』『海を見たいと思った』『男のくせに泣いてくれた』『ニューヨークからの手紙』『春爛漫』『今日は奇蹟の朝です』。
この中からシングル曲としてリリースされているのは『ぼくたちの失敗』である。(B面の曲は『ぼくと観光バスに乗ってみませんか』であった。)
お薦め曲は、彼女の代表曲となった『ぼくたちの失敗』と、『ぼくと観光バスに乗ってみませんか』『伝書鳩』『海を見たいと思った』『男のくせに泣いてくれた』という所をピックアップしておく。
彼女の曲は独特の世界観を持っていること、その世界はかなり暗いものであること、また、彼女自身がメジャーになることを望んでいなかったこと、などで、けっこう重いものを感じることになる。(明るく楽しいポップなサウンドとは対極にあるものである。)よって、お薦め曲と言っても、万人向けではないのは言うまでも無く、ポップで明るく楽しいサウンドを中心に聴くという方は、近寄らない方がいいのは言うまでも無い。
ここには'70'sという時代ならではのものがあって、それが独特の味を醸し出している。それは現在にはないものであるだけに、それが新鮮に感じることもあるでしょうし、一度触れてみるというのが宜しいかと...
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