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ケータイ刑事銭形雷23話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第23話の「時間を操る美女 ~大学教授殺人事件」についての「裏ネタ編・増補」の5回目となる今回は、この役所から出るとということをちゃんが仕掛けていたということで、「文科省」について、「補助金」について、間宮はこれのあるものを使っていたということから「トリップ効果」についてと「幻覚植物」について記します。尚、「文科省」と「補助金」については「・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 2」で「文部科学省」/「補助金」として記したものをベースとして加筆しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/6/4付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

文科省」:「もんかしょう」と読む。日本の行政機関(1府12省庁)の1つである「文部科学省(もんぶかがくしょう)」の略称である。(よって「ぶんかしょう」とは言わない。)文部科学省設置法という法律によって、設置並びに任務及びこれを達成するため必要となる明確な範囲の所掌事務が定められている役所である。また、外局として文化庁がある。

英語では「Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology」といい、略称としては「MEXT」と言う。(英語以外の言語では「MEXT」という略称で呼ばれているのが一般的である。但し、中国語では「文部科學省」と呼ぶのが一般的である。)

2001年の省庁統廃合の際、文部省と科学技術庁とが統合されて現在の形になった。(尚、科学技術庁の一部は資源エネルギー庁に移された部局もあるので、文部省と科学技術庁が一緒になったとは言い切れない。)

任務は、教育の振興および生涯学習の推進を中核とした豊かな人間性を備えた創造的な人材の育成、学術、スポーツおよび文化の振興並びに科学技術の総合的な振興を図るとともに、宗教に関する行政事務を適切に行うことである。尚、現在、スポーツに関する部分は「スポーツ庁」を創設しようという動きがある。

役所の組織としての特徴は、教育行政は全国統一であり、教育委員会などは地方自治体に分権されているため、地方の出先機関となる地方局、支部局が存在しないということである。(一応、原子力関係で水戸原子力事務所が支分局として存在しているが、教育関係のものではなく、旧科学技術庁の外局として設立されたものである。)

教育や学術関係を管轄しているため、大学に対する補助金は文科省の管轄ということになる。

補助金」:不足分を補うために出す金銭のことである。(広義には、個人的なことにでも適用されることになる。)が、一般的には特定の事業の促進を期するために、国または地方公共団体が、公共団体、私的団体、個人などに交付する金銭給付のことを指す。時には「負担金」「交付金」「給付金」「補給金」「助成金」などの名称で呼ばれることもある。

法的には、「適化法」(正式名称は「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」)によって定められており、交付の申請、給付決定等に関する事項、その他補助金等に係る予算の執行に関する事柄が定められていて、この法律に従って進められていくことになる。「補助金」は国民から集められた税金であるため、適切な使用と公正かつ効率的に使用されなければならないものである。また、憲法第89条に補助金に関する制限規定があって、「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。」とある。よって、何でもかんでも補助金が支給されるという訳ではない。

この物語では、大学の研究に対しての補助金のことが関係していたが、予算には上限があるため、やはり、何でもかんでも支給されるという訳ではない。まして、成果が上がらない研究に対しては補助金をカットするというのは当たり前である。(同時に、間宮が成果が上がらないということで苦悩すると言うことも理解出来ない訳ではないですが...)

そう言えば、「・2nd.3話」でもやはり文科省の補助金に関係することが事件の動機になっていましたね。それを考えると、「ケー刑事・ワールド」では補助金というものは事件の原因になる悪しきことということになてしまう。が、教育機関、研究機関に関する補助金がゼロになってしまえば、未来技術に関する研究は研究費が得られず、研究費の回収が望める研究だけになってしまい、将来的な技術が生まれなくなってしまうだけに...

トリップ効果」:「トリップ」とは、各種麻薬や幻覚剤などを使用することで生じる幻覚症状のことを言う。対象物が存在しないのに知覚があるということで、神経に異常をきたした状態ということになる。(幻覚が見えたり、幻聴が聞こえるというのは神経症の一つである。)

「トリップ効果」とは、「トリップ」状態に陥る効き目があること。またはトリップの状態に突入する効力のあることを言う。「トリップ」と言うことが薬物中毒の症状であるため、トリップ効果があるものは基本的に麻薬などの禁止薬物ということになる。また、英語では「Effect of trip」と言う。

尚、アルコールに弱い人が酒を飲んで酔っぱらった状態になった時、幻覚を見るような場合もあるが、この場合は「酒酔い」と言って「トリップ」とは言わない。

幻覚植物」:「幻覚」とは、対象物が存在しない知覚のことである。「対象無き知覚」と言うこともある。一般的には視覚に関する知覚(存在しないことが見えるという「幻視」のこと)を指して言う。言葉の定義からすると、知覚は「五官」と呼ばれる視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚があるため、これらのそれぞれに応じた「幻覚」が、それぞれ、「幻視」「幻聴」「幻臭」「幻味」「幻触」ということで理論的に存在することになる。(これらのことをまとめて「錯覚」と呼んでいる。)しかし、医学的にも認識されている症状としての「幻覚」は「幻視」と「幻聴」の2つだけであって、それ以外のものは解明されていない。よって、一般的に「幻覚」と言うと、「幻視」と「幻聴」のことを指す。

「幻覚植物」とは、幻覚症状を引き起こす成分を含んだ植物のことである。麻薬の元になる植物もこれに含まれることになる。が、薬として使用される成分が含まれているものもあって、全てが麻薬であるとは限らない。(実際、麻薬の中にも治療薬として使用されているものもあり、アヘンや大麻は麻酔薬として使用されていたこともある。→副作用として幻覚症状を引き起こすと言うことがわかり、麻薬ということになった。)

幻覚植物は古くから知られているものであり、宗教の世界と結びついて、宗教的な体験を経験することに使用されたり、病気治療の診断に使用されたきた。また、麻酔薬としての使用されてきたこともある。現在では「百害あって一利無し」とされているが、麻酔薬や精神向上薬などとして利用されていることから「数利」ぐらいはあったということになる。(副作用があることが分かり、それのない安全な新薬の開発が行われたため、安全な麻酔薬が得られるようになったということで、役に立っている。(但し、その影で犠牲になった人がいるのもまた事実である。))

薬草と呼ばれているものの中には、幻覚症状を引き起こすものが結構ある。古くから知られているものとしては、メキシコのペヨーテ(「ウバタマ」と言うこともある)、シベリアのベニテングダケ、芥子、コカノキなどが知られている。また、ソライロアサガオ、ハワイアン・ウッドローズなども麻薬の原料となることから「幻覚植物」ということになる。

 

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