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「魚河岸の石松」(その4) [映画(邦画)]

今回は、シリーズ第1作から5ヶ月後の1953年6月に公開されたシリーズ第2作、更にその3ヶ月の19536年9月公開のシリーズ第3作の2本について記します。(1953年公開の残っている2本についてということになります。)

シリーズ第2作続魚河岸の石松
作品データを記しておくと、1953年の東映東京の作品であって、時間は80分、白黒作品である。原作は宮本幹也、監督は小石栄一と小林恒夫の2人、脚本は笠原良三、撮影は藤井静、音楽は飯田三郎である。そして出演は、河津清三郎、深見泰三、折原啓子、島崎雪子、星美智子、星美智子、牧幸子、山口勇、阿井美千子、宇佐美淳也、大泉滉、柳谷寛、横尾泥海男、たちである。

魚河岸育ちの木村松吉、人呼んで「石松」は、余興の舞台劇「森の石松」に出ることになったが、劇中とは言っても殺されるのは嫌だとして、敵役のキノキンこと金太と大喧嘩した。そのため、芝居は滅茶苦茶になってしまった。そんな2人は、仲直りのために酒の席で一緒に飲むが、またまた喧嘩となってしまった。そして、翌朝、石松は驚くことになる。というのは、キノキンの溺死体が発見されたためであった。酒が入っていたことで、石松は昨夜のことをよく覚えておらず、酔った弾みでキノキンを殺したのは自分だと思い込んだ。で、瀬川に勧められ、銚子の網元・水源の家へ向かった。その途中の車中で、石松はストリッパーのプリに追いかけられることになってしまった。銚子に到着した石松だったが、水源のボスぶりに腹を立てることになり、正義派の加治丸に好意を持った。更に、土地の芸者・福太郎の顔を見た石松は驚いた。というのは、彼女は東京の〆蝶と生写しであった。が、福太郎と〆蝶は実の姉妹であった。一方、水源の娘・絹子は、純情な水産学生の河村を無視して石松を追い回し始める。そんなことでバタバタしていると、美智子が死んだ筈のキノキンと共にやってきた。実は、キノキンはジャンパーを盗まれていて、溺死体で発見されたのはその犯人の男だったのだ。ということで、石松は、美智子と福太郎からも追い回されることになる。何とか逃げようとする石松は、港で出帆間際だった練習船に飛びこんだ。その頃、水源は生魚商組合の収益問題から加治丸と対立していたが、船で石松は、水源の部下たちを海中に投げ込み、大暴れをしていた。そして追いかけてくる女たちがやってこない家に船は港を出た。しかし、船には男装したマノン由美が乗っていた。ということで逃げられたと思った石松だったが、そうはならなかった。で、船は爆破されるが、石松とマノン由美は筏で一緒になってしまう。そしてこの時マノン由美は、石松をいつまでも追いかけ続ける決心をしていた。

シリーズ第3作続々魚河岸の石松
作品データを記しておくと、1953年の東映東京の作品であって、時間は84分、白黒作品である。原作は宮本幹也、監督は小林恒夫、脚本は笠原良三、撮影は永塚一栄、美術は田辺達、音楽は飯田三郎である。そして出演は、河津清三郎、深見泰三、横尾泥海男、柳谷寛、折原啓子、星美智子、日野明子、田代百合子、御園裕子、千石規子、ジプシー・ローズ、金子信雄、上代悠司、月形哲之介、杉義一、萩原満、山形勲、たちである。

難破した船に載っていた石松は、大島の渚に打ち上げられ、半死半生のところを助けられた。彼を助けたのは地元の海女たちたった。が、海女頭・お露のすさまじさに嫌気が指した石松は逃げ出した。そんな彼は、1人の姫を中心らした白装束の女たちが怪しげな祈祷をしているのを見かけると、彼女たちをお化けと思い込み、気絶してしまった。それに気づいた一同が石松を介抱する。更に姫が絡んでくると、石松は再び逃げ出した。そんな石松は港で魚河岸の仲買人・山一の息が掛かった男と間違えられるが、このことで、港では魚河岸と漁師たちの間の対立を知り、それが山一の悪辣な買い付けぶりにあったと知った。久しぶりに魚河岸に戻った石松は、市場での不正を調べにやってきた新聞記者・目時を助けた。その頃、山一は、、大亜細亜教という新興宗教を組織して、大島のあの姫を教祖に祭り上げて計画を進めていたが、姫は石松に夢中になっていて、百万という金を石松に渡していた。石松は美智子や〆蝶だけでなく、姫にも追われることになり、更に誘拐されそうになっていたシンコを助けたが、そのシンコまでが石松の妻になると騒ぎだし、石松の気を引くために、石松が持っている百万円を盗んだ金だと警察に告げた。で、石松は警察官から調べられることになる。で、大亜細亜教の本部を訪れた石松は、金を突き返した。この時、石松は、山一たちの悪辣な信者からの詐取を目にした。一方、姫は石松から金を突き返されたことがショックで、発狂してしまう。そして、山一たちとの間で大乱闘となってしまう。が、多勢に無勢の石松は、追いつめられていき、もう終わりだと思った瞬間、石松に気のある文江が助けてくれて危機を脱した、更に、新聞記者・目時が現場に駆けつけ、山一の不正を知り、それが報道されたことで、山一たちの悪事が公けになり、魚河岸は元の平和な状態に戻ったのだった。

第1作よりはコメディ色が強くなり、ドタバタ劇という所が出てくるようになった。それだけにストーリー展開上、ちょっと都合がよすぎると感じるところが目立つようになっているのが残念な所である。その辺りを整理して、もう少し練ったストーリーとしていたら、取り上げているテーマがテーマであるだけに、ブラック度の聴いた作品にもなったであろうと思われ、残念でならない。

が、笑いがあるそれなりのアクション作品ということでは、このぐらいの方が良いのかも...(一度見る分には良いが、何度も繰り返し見ようという気にはなれないですが...)

 

魚河岸の石松 (1952年)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 向日書館
  • 発売日: 1952
  • メディア: -

魚河岸の石松〈続〉 (1953年)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 向日書館
  • 発売日: 1953
  • メディア: -

魚河岸の石松〈満開篇〉 (1953年)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 向日書館
  • 発売日: 1953
  • メディア: -
  • 魚河岸の石松〈乱雲篇〉 (1953年)

    • 作者: 宮本 幹也
    • 出版社/メーカー: 向日書館
    • 発売日: 1953
    • メディア: -

魚河岸の石松〈旅情篇〉 (1954年)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 桃源社
  • 発売日: 1954
  • メディア: -

魚河岸の石松〈完結篇〉 (1954年)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 桃源社
  • 発売日: 1954
  • メディア: -
映画パンフレット 「魚河岸の石松シリーズ 石松と女石松」

映画パンフレット 「魚河岸の石松シリーズ 石松と女石松」

  • 出版社/メーカー: アットワンダー
  • メディア: おもちゃ&ホビー

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