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MARY JANE GIRLS『ONLY FOUR YOU』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼女たちの2nd.アルバムであり、同時に最後のスタジオ・アルバムでもある。あのリック・ジェームスがプロデュースした5人組(1985年からは1人脱退して4人組になった。)の彼女たちは、ファンキーなダンス・ミュージックを聴かせていたグループである。1st.アルバムは5人組、本アルバムは4人組としてのアルバムとなり、1987年に解散しているが、'70's終盤に結成されたグループである。(レコード・デビューは1983年でした。)

1st.アルバムはそれなりにヒットしたがシングル曲の方は伸び悩んだが、本アルバムはそれなりのヒットだけではなく、シングル曲も全米TOP 10内に入るヒットとなった。(結果的には「一発屋」と言っても良いですが...)本アルバムは、Billboardで最高位18位を記録して、1985年の年間アルバム・チャートでは47位にランクインしている。また、イギリスではチャートインすることなく、チャートインした1st.アルバムの方が大きなヒットとなった。

収録曲は以下の全9曲である。『In My House』『Break It Up』『Shadow Lover (Interlude)』『Shadow Lover』『Lonely For You』『Wild And Crazy Love』『Girlfriend』『I Betcha』『Leather Queen』。

この中からシングル・カットされたの全部で3曲である。1st.シングルの『In My House』がBillboardで最高位7位を記録する大ヒットとなり、ダンス・チャートでは1位を獲得、1985年の年間シングル・チャートでは63位にランクインしている。が、イギリスでは最高位77位を記録しているものの、1st.アルバムからのシングル曲3曲の方がより上位にチャートインしており、伸び悩むことになった。続く2nd.シングルの『Wild And Crazy Love』はBillboardで最高位42位を記録したが、UKではチャートインせず、3rd.シングルの『Break It Up』はそれ以上に伸び悩み、BillboardのHOT 100にはランクインしなかった。

お薦め曲としては、彼女たちの代表曲である『In My House』、シングル曲の『Wild And Crazy Love』、それ以外からは『Shadow Lover』と『Leather Queen』をピックアップしておく。

サウンドは'70'sのディスコ・サウンドとファンキーなダンス・ミュージックの要素に'80'sのエレクトリック・ビートが融け合ったファンキーなものであり、体が自然と動くようなものであるのだが、何処かしら陳腐化していて、時代に遅れているという印象がしてしまう。(この点がほぼ一発屋という状況になってしまった一因と言うことが言える。)が、現在では、'80'sサウンドらしいものの一つとして、「時代遅れ」という部分が気にならなくなるだけに、なかなか面白い存在と言うことにもなる。

結果的に彼女たちは本アルバムの後、暫く活動は続けていたものの、'80'sのガールズ・バンドの波に押されて、忘れられてしまって解散してしまうことになる。(時代に淘汰されたということになりますね。)が、考えてみたら彼女たちの様なガールズ・グループは数多く登場していて、同じようなサウンドを聴かせていたことを思うと、ヒット巨と呼ぶことの出来る曲がある彼女たちは恵まれていると言うことになるのでしょうね...

まあ、'80'sサウンドらしいものであるということで、耳を傾けておくと言うことでよろしいかと...

 

Only Four You

Only Four You

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Motown
  • 発売日: 1992/02/10
  • メディア: CD


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