MIDGE URE『THE GIFT』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1985年に発表された彼のソロ・デビュー・アルバムである。ULTRAVOXをメジャーな存在にしたことでしにれている彼であるが、同時にULTRAVOXの解散の遠因となったのは彼のソロ活動でもあった。ということで、ちょっと複雑な所が裏にあるアルバムと言うことになるのだが、イギリスではULTRAVOXの人気もあったことから大ヒットを記録したアルバムである。(イギリスで最高位2位を記録した。)また、本アルバムからのシングル曲の『If I Was』は全英No.1ヒットとなっている。
収録曲は、オリジナル盤では全11曲であったが、1996年の再発盤では4曲のボーナス・トラックが追加されて全15曲となった。収録曲は以下の通りである。『If I Was』『When The Winds Blow』『Living In The Past』『That Certain Smile』『The Gift』『Antilles』『Wastelands』『Edo』『The Chieftain』『She Cried』『The Gift (Reprise)』。(以下、ボーナス・トラック)『Mood Music』『Piano』『The Man Who Sold The World』『The Gift (Instrumental)』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングル(ソロとしての1st.シングルではない)の『If I Was』はイギリスで1位を獲得する大ヒットとなった。また、西ドイツでも2位を記録している。続く2nd.シングルの『That Certain Smile』はイギリスで最高位28位、西ドイツで54位を記録。3rd.シングルの『Wastelands』は最高位46位を記録している。(アメリカでは、本アルバム、及びシングル曲のチャートインはなし。)
お薦め曲は、彼のソロとしての最大のヒット曲である『If I Was』、及びシングル・ヒットを記録している『That Certain Smile』、それ以外からはアルバム・タイトル・ナンバーでもある『The Gift』、『When The Winds Blow』『Antilles』『Edo』という所をピックアップしておく。
ULTRAVOXのサウンドを聴いていれば、それをソフトにしたような感じであって、'80's中期のサウンドらしいものである。とても聴きやすいということであり、ゃゆわゃとサウンドがお好きな方には素直に受け入れられるものであり、なのでの大ヒットも当然と言った所である。(アメリカではさっぱりだったのが、今だに「謎」と言っても良い。→UKとUSの感覚の違いがあるのは分かりますが...)
'80'sサウンドでも特に欧州サウンドがお好きな方は必聴のアルバムであるだけに、ULTRAVOXのアルバムと共に堪能しましょう。
↓UKでは2枚組のデラックス・バージョンもあります。
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