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森恵『MEDIUM』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2009年にリリースされたアルバムである。(ここで言う「森恵」は'80年代にデビューし、更には「超獣戦隊ライブマン」でブルードルフィン・岬めぐみを演じた森恵であって、2005年デビューの歌手・森恵ではない。)

'80'sアイドルの一人であるが、「ライブマン」に出演したことで特撮女優として知られている。何せ、女優としても確かな演技力があると定評があり、アイドル歌手としてデビューした彼女が戦隊ヒロインになったということは、「ライブマン」がスーパー戦隊10周年記念作品(当時は巨大ロボが登場しない「ゴレンジャー」と「ジャッカー」は「戦隊」、巨大ロボが登場する「バトルフィーバーJ」以降を「スーパー戦隊」と呼んで、明確に分離されていた。で、「BF J」を起点としての10周年である。)ということで、ネームバリューのある彼女が選ばれたということもあるが、これによって戦隊ヒロインとアイドルの融合が加速することになった。(「ライブマン」の2年前の「フラッシュマン」の中村容子もアイドル歌手としてデビューした人ですが...)

が、歌手としての彼女は、特にヒット曲というものがなく、女優へ転身して、高い評価を得ることになった。(現在は、女優は引退、作詞家として活動している。)それだけに、本アルバムは数少ない彼女の曲を聴くことが出来ると言うことで貴重なものである。
収録曲は以下の全6曲である。『スパニッシュ・イン・ブルー』『バリエーション』『雨上がりのストーリー』『惑わず』『もう一度ラブ・ストーリー』『霧の肖像』。

この中からシングル曲としてリリースされたのは『バリエーション』と『もう一度ラブ・ストーリー』である。(彼女は歌手としては8曲発表している。)

シングル8曲とアルバムを1枚発表している彼女のキャリアを考えると、僅か6曲しか収録されていないというのは寂しい所である。時間も25分強ということで、完全な「不景気レコード」である。→最低でも、8曲全てのシングルを収録するべきでしょう。(理想はシングルのB面曲まで含めた16曲とアルバムから数曲という構成とするべきですが...)

また、発売元がコロムビアであるのなら、「ライブマン」の挿入曲である『スパーク!海へ』も収録して置いて欲しいところてある。ということで、収録曲に関しては不満だらけである。

内容的には不満だけであるのだが、彼女の曲がCDとなっているということで、この点だけが唯一のポイントを稼いでいるところということになる。市場のリサーチという意味もあってのリリーズあろうが、もう少し内容を充実させたものをリリースするべきである。ということで、レコード会社の殿様商売ぶりと能なしぶりを示したアルバムであって、彼女がその犠牲者として悪いイメージが持たれてしまうのが残念な所である。(が、B級アイドルの曲ということでは、貴重なものであって、プレミアが付く可能性もあり得るのではないかと...???)

 

Medium

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2009/10/19
  • メディア: CD


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