METALLICA『MASTER OF PUPPETS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1986年に発表された彼らの3rd.アルバムである。それまでは今一つパッとしなかった彼らであったが、ブレイクすることになったアルバムでもある。Billboardのアルバム・チャートで最高位29位を記録したのをはじめ、フィンランドで7位、スウェーデンで11位、スイスで18位、豪州で33位、イギリスで41位、日本ではオリコンで201位を記録して、世界で知られるようになった。
収録曲は以下の全8曲である。『Battery』『Master Of Puppets』『The Thing That Should Not Be』『Welcome Home (Sanitarium)』『Disposable Heroes』『Leper Messiah』『Orion (Instrumental)』『Damage, Inc.』。
この中からシングル・カットされたのは全部で3曲である。1st.シングルの『Master Of Puppets』Billboardのメインストリーム・ロック・チャートで最高位8位、2nd.シングルの『Battery』は同チャートで6位を記録、4rd.シングルの『Welcome Home (Sanitarium)』は同チャートで2位、HOT 100では121位を記録している。(シングル曲でのブレイクは次のアルバムからのシングルまで待つことになる。)
お薦め曲は、シングル曲では『Battery』と『Welcome Home (Sanitarium)』をそピックアップするが、アルバム・バージョンの8分半にも及ぶ『Master Of Puppets』もなかなかの出来である。また、インスト・ナンバーであり、かつ8分半弱の『Orion (Instrumental)』も聴き所満載である。
曲数が8曲と言うことで、やや少なく感じてしまうが、最も時間の短い曲でも5分を超えている大作ばかりが収められているということで、時間も55分弱に達している。そのため、聴き応えのあるアルバムでもある。
じっくりと味わって聴き込みたいアルバムであり、彼らがブレイクするのも納得出来る内容の充実したアルバムである。
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