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ケータイ刑事銭形零12話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形零」の第12話「耳で楽しむハイビジョンドラマ? ~雪山湯煙混浴温泉あずさ28号殺人事件」の「裏ネタ編」の6回目の増補となる今回は、この物語の見所の一つである「効果音」に関する事柄から「効果音」について、「汽笛」について、「たわし」について、「カミナリ」について、「指笛」について、そして高村さんの台詞はこうだったことから「棒読み」について、ちゃんが途中でこれで対応していたことから「アドリブ」について記します。尚、「汽笛」については「・36話(2nd.23話・AS1話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものを、「カミナリ」については「・12話[裏ネタ編]PART 2」で「雷(かみなり)」として記したものを、「棒読み」については「・21話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/9日付です。)

効果音」:  舞台、映画、ドラマ、アニメ、ゲームなどの於いて、演出の一環として背景的効果を出すために使用される音のことを言う。但し、BGMを含む音楽はこれに含まれない。実際にその者の発する音を収録して使用する場合と、そのものとは異なる別のものを使って同じような音を作って収録したものを使う場合、更にシンセサイザーなどを使って人工的に作り出されたものを使う場合がある。また、収録されたものを(例えば逆再生、高速再生/低速再生などで)加工した音を使う場合がある。(怪獣の鳴き声にはこうしたものがいくつか知られている。)

英語で「Sound Effect」と言うことから、その頭文字を取って「SE」と言うこともある。

近年ではシンセサイザーやコンピュータで人工的に作られることが一般的になっているが、映画がトーキーになってから、及びテレビの創生期には、如何にして本物の音に近い効果音を作るのか、ということが追求されて、正に職人芸のような創意工夫によって作られていた。(例えば、馬の駆ける足音として、お椀を使って砂場/庭石などを叩く(走る道によって変える)とか、波の音を作るのに小豆を使ったというのは余りにも有名である。→映画を作ることに関心がある人であれば常識となっている。)

現在では、著作権フリーの効果音を収録した音源(CD)があるため、創意工夫をすることなく簡単に使えるようになっている。(効果音としてリリースされている全てのCDが著作権フリーになっている訳ではない。)とは言っても、著作権フリーの音源は一般的なものであるため、製作者の考える100%の音になっているとは限らないですが...

英語では「Sound Effect」、ドイツ語では「Soundeffekt」、フランス語では「Effet」、イタリア語では「Effetti Sonori」、スペイン語では「Efecto de Sonido」、中国語では「效果音」と言う。

汽笛」:蒸気を吹き込んで鳴らす笛のことである。一般的には蒸気機関を利用したものに備え付けられているのが一般的であり、蒸気機関を利用している蒸気機関車、蒸気船、蒸気機関を利用している工場などで使用されている。

利用目的は、蒸気機関車では出発の合図として鳴らしたり、走行中の警笛として鳴らす際に使用され、蒸気船でも出航の時に鳴らしたり、航行中の危険回避の合図として使用される。工場では始業や終業の合図として鳴らし、何らかの合図として使用される。

現在では、蒸気機関車は殆ど無くなっていて、電車やディーゼル車になっているが、警笛は必要である。そのため、電気式の警笛(「電気笛」)または空気式の警笛(「空気笛」)が備えられているが、蒸気機関車時代のようにそれらも「汽笛」と呼ばれることがある。(「汽車の笛」という意味から来ている。)

尚、汽笛というとやはり蒸気機関車のものというイメージが強く残っていて、「銀河鉄道999」のオープニングの汽笛は有名になっている。また、1976年に発表されたアリスのヒット曲『遠くで汽笛を聞きながら』も「汽笛」を思い出させる曲の一つである。(この曲は一時はお蔵入りになった曲であって、発売当時は特に大きなヒットにはならなかったが、その良さが語り継がれていき、名曲と言われるようになった曲である。)

英語では「Steam Whistle」または単に「Whistle」と言い、ドイツ語では「Pfeife」、フランス語では「Sifflement」、イタリア語では「Fischio」、スペイン語では「Silbato」、中国語では「汽笛」という。

たわし」:漢字では「束子」と表記する。ものを擦り洗うための道具であって、藁、棕櫚、椰子、ヘチマなどの繊維を束ねて固定して作ったものである。現在では植物繊維ではなく、ナイロンなどの化学繊維や、鉄、ステンレス、真鍮などの金属を繊維状にしたもの、更にはスポンジのような発泡ポリウレタンを使ったたわしもある。(それそれ用途が違う。)

これらの中でも、特に断りがなければ、「たわし」というと広く普及している「亀の子たわし」(株式会社亀の子束子西尾商店の登録商標である。)のことを指す。(それ以外のたわしは「○○たわし」と呼ぶのが一般的である。)「亀の子たわし」は椰子の繊維を使ったものであり、棒状のたわしを楕円形に曲げて固定したものである。(見た目の形が子亀に似ていたことからこの名前が付けられた。)どこの家庭にもこれはありますよね...

英語では「Scourer」、ドイツ語では「Schrubbende Bürste」、フランス語では「brosse à récurer」などと言うが、近年では西洋でも「Tawashi」という言い方が広がっている。また中国語では「炊帚」と言う。

カミナリ」:漢字では「雷」と記す。(「ケータイ刑事」では分家長女のお姉ちゃまと混同されることもあるため、「かみなり」または「カミナリ」と表記する。)但し「雷」の読みには「いかづち」というものもある。(意味は同じである。)また、「神鳴」という漢字表記もある。

雲と雲の間で、または雲と地表の間で自然に起こる放電現象のことを、またはその際に生じる閃光と轟音のことを含めて言う。尚、閃光に関しては「稲妻」と呼ぶこともある。

この現象は、積乱雲の内部に発生した電荷が溜まり、それが周囲との電位差を生み、電荷が放電されることで発生するものである。エネルギーはとても大きく、1回の放電は、数万~数十万Aという電流値に達し、電圧も数千万~数億Vに達する。(電力量は数百GWにも達する。→この電力の1%でも回収することが出来て蓄電することができれば、発電所の数は大きく減らすことが出来る計算になる。)しかも、放電時間は数μ秒という瞬間的な短時間であるため、瞬間的なエネルギー量としたらとんでもない膨大なエネルギー量となる。そのため、落雷を受けた樹木が吹っ飛んでしまうと言うのも当然である。(人を直撃すると死亡することもあって、世界では年間に数人は落雷によって志望しているとされている。)

雷の発生原理が解明できなかった昔には、神様の一つとされていた。(日本でも「雷神」と呼ばれていた。)民間伝承では、菅原道真が死して天神(雷の神)になったとされている。で、雷神のことを親しみを持って「雷(かみなり)さま」と呼ぶのが一般的になった。また、民間伝承では、雷さまは落ちて来ると人のヘソをとると言い伝えられてきた。

尚、雷鳴を耳にした時に「くわばら、くわばら」と昔から言うのは、都をはじめ、各地に落雷は起こったが、菅原道真の領地であった「桑原(くわばら)」という所には落雷がなかったことから、その地名である「くわばら」と唱えれば雷は落ちないと伝承されてきたためである。

雷神(雷さま)の姿は鬼の様態をしていて、牛の角が頭にあり、虎の革のふんどしを締め、雷鼓と呼ばれる太鼓を持っているものが広く知られている。江戸時代初期の画家である俵屋宗達が描いた「風神雷神図」という屏風が有名であって、現在では雷さまの姿はこれを元にしてものが基本になっている。(ザ・ドリフターズのコントに出てくる雷さまも、角があって虎革のふんどしをしているのもここから来ている。)

日本以外でも、雷を神としているものとしては、ギリシア神話のゼウス、ローマ神話のユピテル(英語読みでは「ジュピター」)、北欧神話のトールなどがいる。また、中国では「雷公」「雷師」「雷祖」などの名称で呼ばれている。→ギリシア神話のゼウスとローマ神話のユピテルは後に同一視されるようになった。また、天を司る神として、神々の王・最高神という位置づけになっている。

俳句の世界では「雷」「かみなり」「神鳴」「いかづち」「雷鳴」「遠雷」「落雷」「雷雨」などの言葉は全て夏の季語である。これは、「カミナリ」は原理的には一年中発生するのだが、夏に最も多く発生するためである。

英語では「Thunder」または「Lightning」と言い、ドイツ語では「Donner」、フランス語では「Foudre」、イタリア語では「Fulmine」、スペイン語では「Trueno」、オランダ語では「Bliksem」、ポルトガル語では「Raio 」、中国語では「雷電」、韓国語では「ピョラク」と言う。

指笛」:主に合図などで使う音として、指を口に入れ、強く息を吐いて高く大きな音を出すこと、またはその音のことを言う。或いは、指を口に入れ、息を吐いて音を出すことは同じであるが、指の入れ方を変えたり、息の強さを変えてメロディを付けて音を出すこと、またはその演奏のことをいう。

一般的な「指笛」は前者のものを指すことが多く、特に動物(番犬など)に対して指示や命令を出す場合などに使用されることが多い。(指笛ではなく、「犬笛」をはじめとする笛を使用することもありますが...)

英語では「Finger flute」、ドイツ語では「Fingerpfeife」、フランス語では「Sifflement du Doigt」、イタリア語では「Fischio di Dito」、スペイン語では「Silbato Digital」、中国語では「手指笛子」と言う。

棒読み」:2つの意味がある。1つ目は漢文に於いて、返点に従わずに、文字の順番にそのまま音読することを言う。もう1つの意味は、文章を、抑揚を付けずに感情を出さずに文字通りに読むことを言う。

一般的には第二の意味である感情を入れないで文字の通りに読むことを指し、この物語の高村さんや「愛・21話」で愛お姉ちゃまがやったことを指す。

ニュースなどのように情報を伝えるのであれば、文字を追っ手読む「棒読み」であっても問題はないが、演劇、ドラマなどでは抑揚が無いことで感情が入らないため、感情が伝わらず、表現出来ないことになってしまう。尚、役者としては、台詞が棒読みであれば三流ということで、降板させられたり、出番があってもそれっきりということが多い。但し、感情のないロボットの声であれば、この方が良いということもある。(素の棒読みではなく、演技として棒読みをすることになるのですが...→素ではなく、棒読みの演技が出来る役者は上手い役者ということにもなる。)

英語では棒読みすることを「Read in Monotone」と言い、中国語では「直讀」と言う。

アドリブ」:元々の意味は、「自由に」ということであり、ラテン語の「Ad Libitum」から来ている。これが音楽の世界に於いて、ジャズの即興演奏のことを指すようになり、更にクラシック音楽でも演奏者の独自の判断に任されるア・カプリチオのことを指すようになった。また、演劇の世界では、台本にはない台詞や演技による即興的な芝居のことを言う。いずれにしても、予め定められたものではなく、演奏者や演者がその場で即興的に自由に行うものである。

尚、アドリブは「自由に」ということであるが、当然ながら場の雰囲気に左右されるものでもある。音楽では場を盛り上げるためにソロ・パートでその奏者にスポットが当てられることになるが、飛躍しすぎてしまうと演奏自体の質を下げてしまうことにもなりかねない。また、演劇では全体のストーリーがあるため、それを逸脱してしまうと収拾が付かなくなってしまう。そういう弊害までを考えた上で場が盛り上がるように対応する必要がある。(特に舞台劇では、自分一人ということではなく、その場にいる他の出演者にも影響することになる。)また、舞台では、劇中のちょっとしたアクシデントから意図しないアドリブを必要とされる場合もある。そのため、アドリブへの対応力は役者の力量を知ることにもなる。但し、アドリブへの対応力は役者の力量の一つの指標に過ぎず、これだけで役者の技量に比例しているものでもない。

尚、映画やドラマなどのように、収録下ものを編集して仕上げるものに於いてもアドリブは撮影現場で行われることがある。しかし、こちらのアドリブは撮影時に却下してしまう場合や、編集時にカットしてしまうことで、完成した作品には現れないこともある。

英語では「Ad-lib」、フランス語では「improvisation」、中国語では「即興表演」と言う。

 

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