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「LASSIE COME HOME」 [映画(洋画)]

リズ追悼として、もう1本記すことにします。で、今回は子役時代の出演作品を持ってくることにしました。(主演作品をとも思ったが、あえてそちらは外すことにしました。)

表題の作品は、1943年の作品の「名犬ラッシー/家路」である。この作品は、子役時代のリズが出演しているということで知られているが、出番はあまり多くはない。(1946年の「名犬ラッシー」では主演を務めている。)同時に大人気となった「名犬ラッシー」の最初の映画化作品でもあり、原作物語の映画化である。

作品データを記しておくと、時間は88分、原作はエリック・ナイト、監督はフレッド・M・ウィルコックス、脚本はヒューゴ・バトラー、撮影はレナード・スミス、音楽はダニエル・アンフィシアトロフである。そして出演は、ロディ・マクドウォール、ドナルド・クリスプ、エドマンド・グウェン、エルザ・ランチェスター、エリザベス・テイラー、ナイジェル・ブルース、ディム・メイ・ホイッティ、ベン・ウェブスター、J・パトリック・オマリー、たちである。

ヨークシャーのグリナル・ブリッジに住むサムの飼い犬・ラッシーは毎日午後4時になると、サムの息子のジョーを迎えに学校に行くという犬だった。が、サムの家は借財が増えたことで、ラッシーを手放すことにして、ルドリング侯爵に売り渡した。こうしてラッシーは公爵の屋敷で飼われることになった。しかし、ラッシーは自分が売られたことを分かるはずもなく、次の日、午後4時になるといつものようにジョーを迎えに行くために犬小屋を抜け出して学校に行った。それからラッシーは毎日同じ行動を繰り返し、その都度、ジョーがラッシーを公爵の屋敷まで連れて行っていた。そこでジョーは侯爵の孫娘・プリシラと知り合うことになる。(リズはプリシラを演じている。)が、ラッシーが脱走を繰り返すことに公爵は業を煮やし、400km以上離れたスコットランドの別荘にラッシーを送ってしまった。そして冷酷な調教師・ハイネスから厳格な訓練を受けることになった。スコットランドでもラッシーは毎日午後4時になると様子が変わっていた。そして、ある日、散歩の途中にハイネスの目をかすめて公爵の別荘を脱走し、ヨークシャーのある南に向かった。川を泳ぎ、山を越え、吹雪の中も、雨に打たれても、兎に角走り続けるラッシー。途中で牧羊犬の群と戦ったり、羊飼に射たれて死にかけるが、親切なファデン夫婦に救われて、手当てを受けて大事に飼われる。しかし、傷が癒えると再びラッシーはヨークシャーを目指して走り出した。そして行商人のローリーが追いはぎにあったところを助け、南に向かう。そして遂にヨークシャーのグリナル・ブリッジに辿り着いた。公爵とプリシラが迎えに久留が、スコットランドから帰ってきたことが信じられない様子だった。で、公爵はハイネスを解雇し、その後任としてサムを犬小舎番として雇うことにした。また、ラッシーを見ると、「この犬は自分の買った犬ではない」と行った。こうしてラッシーはサムの家に戻ることになり、再び午後4時になるとジョーを迎えに学校に行くという向かしに戻ったのだった。

物語の方は、エリック・ナイトの原作に沿ったものとなっている。こういう動物の物語というのは万国共通で誰もが弱いものであって、定番作品と言うことが出来る。また、物語も犬が主役であり、それ以外の出演者は脇役に収まってしまう。(本作でもその通りである。)リズも出番は少ないのだが、登場した所では美少女ぶりを十分発揮している。(やはり、後の大スターは子役時代から違うというものですね。)

本作でのリズは端役であるが、本作から遠くない間に大スターになってしまうだけに、本作のようなポジションの出演作品は珍しく、貴重なものと言うことになる。ということで、ファミリー作品としても、子役のリズを見るということでも、その両方を見ると言うことが出来る作品である。

尚、「名犬ラッシー」でも、1946年の「名犬ラッシー/ラッシーの勇気」ではリズが主演ということになっているので、子役時代のリズと動物ものということではそちらを見るというのも良いでしょうが、普通の子役というポジションのリズの方が珍しいということ、そして「名犬ラッシー」の原作を知るということから、本作の方を先に見た方が宜しいかと...

 

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