OUTFIELD『BANGIN』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1987年に発表された彼らの2nd.アルバムである。1985年のデビュー・アルバムが好評(全米アルバム・チャートで9位を記録した。)だった彼らの1年7ヶ月ぶりとなったアルバムであり、期待の大きかったアルバムである。デビュー・アルバムには届かなかったものの、Billboardで最高位18位を記録していて、それなりのアルバムということになった。
収録曲は以下の全10曲である。『Somewhere In America』『Bangin' On My Heart』『No Surrender』『Moving Target』『Long Way Home』『Playground』『Alone With You』『Main Attraction』『Better Than Nothing』『Since You've Been Gone』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Since You've Been Gone』はBillboardで最高位31位を記録するヒットとなったが、2nd.シングルの『Bangin' On My Heart』、及び3rd.シングルの『Alone With You』は特にヒットを記録する所までは伸びなかった。
お薦め曲としてはシングル・ヒットを記録している『Since You've Been Gone』とシングル曲の『Alone With You』、それ以外からは『No Surrender』と『Moving Target』をピックアップしておく。
サウンドとしてはとてもソフトなものであって、聴きやすいものである。'80's中盤から後半に差し掛かる時期というと、バラードを中心とした曲がちょっとしたブームになっていて、全体的にゆったりとしたバラード系の曲の大洪水ということになっていた時期があった。本アルバムはそういう時期の後だったと言うこともあって、アルバムとしての出来は悪くないのだが、飽きているサウンドであったということで伸び悩むことになったと言って良い。(要は、物事にはタイミングが大事と言うことであって、「少し遅すぎた」ということになる。)
とは言っても、全体的にとても聴きやすいサウンドであり、癒してくれる曲が多いということで、常に聴くと言うことでは無く、忘れた頃に時々思い出して聴く、ということで心のビタミン剤にすることの出来るアルバムである。ということで、ライブラリーにあった方が宜しいかと...
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