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「女賭博師」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズも今回からは第51弾に突入です。今回は「ヒロイン」と言うことになる作品で、「女賭博師」トリーズです。この作品は1966年から1971年にかけて大映が製作したシリーズである。主演は江波杏子であるが、当初は彼女の主演ではなく、またシリーズ化の予定も無い作品であった。

当初は若尾文子主演で1作のみの予定であったが、若尾が事故の為に降板して、江波杏子が代役で主演となった。そして、1作だけのつもりで公開すると、それがヒットを記録した。で、シリーズ化と言うことを完全に決定しないまま、次を作ると、それもまたヒットを記録した。ということで製作本数を重ねていくことになる。そして、それらがいずれも大映の予想を超えるヒットとなる。また、東映が藤純子主演で「緋牡丹博徒」シリーズをヒットさせたことから、大映もそれに対抗させるシリーズへと変更したものである。(第6作から本格的なシリーズ作品としての製作体制へと移行した。)で、第1作から「女賭博師」シリーズという名前が後付けされることになった。

これまで作品に恵まれなかった江波杏子にとっては大きく脱皮するシリーズとなり、彼女にとっては出世作となった。

尚、本シリーズは、第1作が1966年に製作されて、第5作が1968年の始めに作られたが、その後の第6作からシリーズ作品としての体制に変わり、1968年と1969年は大量に作られた。そして1970年と1971年に1本ずつ製作されて、1971年の第17作でシリーズに幕を下ろすことになった。

LDでは全作がリリースされていたが、現時点ではDVD化はされていないのが残念な所である。

今回は初回ということで、各シリーズ作品のおさらいということで、各シリーズ作品のタイトルを記しておく。

シリーズ第1作「女の賭場」(1966年)、シリーズ第2作「女賭博師」(1967年)、シリーズ第3作「女賭場荒し」(1967年)、シリーズ第4作「三匹の女賭博師」(1967年)、シリーズ第5作「関東女賭博師」(1968年)、シリーズ第6作「女賭博師乗り込む」(1968年)、シリーズ第7作「女賭博師鉄火場破り」(1968年)、シリーズ第8作「女賭博師尼寺開帳」(1968年)、シリーズ第9作「女賭博師絶縁状」(1968年)、シリーズ第10作「女賭博師奥ノ院開帳」(1968年)、シリーズ第11作「女賭博師みだれ壺」(1968年)、シリーズ第12作「女賭博師さいころ化粧」(1969年)、シリーズ第13作「女賭博師十番勝負」(1969年)、シリーズ第14作「女賭博師丁半旅」(1969年)、シリーズ第15作「女賭博師花の切り札」(1969年)、シリーズ第16作「女賭博師壺くらべ」(1970年)、シリーズ第17作「新女賭博師 壺ぐれ肌」(1971年)。

次回から、第1作から年代順にそれぞれの作品についてを記していくこととします。

 

↓今回は一部のみとします。

江波杏子の女賭博師 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • メディア: VHS

女賭博師 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • メディア: VHS

女賭博師 十番勝負 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 大映
  • メディア: VHS

女賭博師 さいころ化粧 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 大映
  • メディア: VHS

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