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ケータイ刑事銭形零12話[裏ネタ編]PART 10 [ケータイ刑事]

銭形零」の第12話「耳で楽しむハイビジョンドラマ? ~雪山湯煙混浴温泉あずさ28号殺人事件」の「裏ネタ編」の9回目の増補となる今回は、劇中に出てきた地名に関係することから「霞ヶ浦」について、「南極」について、宇宙に関係する事柄から「宇宙人」について、「ハレー彗星」について、「ブラックホール」について記します。尚、「霞ヶ浦」については「・12話[裏ネタ編]」で、「南極」については「・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 8」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/9日付です。)

霞ヶ浦」:茨城県南東部から千葉県北東部に広がる湖である。正確には西浦と、その東側にある北浦、更に外浪逆浦、常陸利根川から構成されている。しかし、一般的に「霞ヶ浦」と言うと「西浦」のことを指して言うことが多い。→広義の「霞ヶ浦」はこれらの全てを含み、狭義の「霞ヶ浦」は西浦と言っても良い。

西浦の面積は約168平方キロで、琵琶湖に次いで日本では2番目に大きい湖ということになる。(これは琵琶湖の約1/4である。また、広義の「霞ヶ浦」である全てを足し合わせた面積は約220平方キロとなり、琵琶湖の約1/3である。)

特徴は、昔は海の底であった海跡湖であるということで、かつては汽水湖であったが、現在では淡水湖になっている。また、現在では富栄養湖としても知られている。最大深度は約7m、平均深度は約4m、透明度は0.6mである。

大きな湖であるため、漁業が行われていて、漁獲量も大きかったが、1978年をピークにして現象が続いている。(現在はピーク時の1/7程度にまで減少している。)また、いくつかの養殖も行われているが、最も有名なのは「淡水真珠」の養殖である。(真珠養殖というと海水養殖であるが、淡水でも行われている。)

また、上水道、農業用水、工業用水の水源としても利用されているのは言うまでも無い。但し、富栄養化が進んでいて、水質としては悪いされている。(上水道での利用では、それなりの浄化を行っているのは言うまでも無い。)→この物語の劇中劇では、「霞ヶ浦の水」に拘っていたが、これは特徴的な水質であるために利用できる設定であり、柴田さんも色々と考えていると言うことが分かりますね。

南極」:南極大陸とその周辺地域のことを言う。世界地図では地図の一番下のところに変な形(球形の地球を地図という平面上に記すため、そのしわ寄せが全て集まっている大陸である。)で記されているため、その形は意外と知られていない。→地図で採用されている図法によって形が変わるためであり、球の表面を平面上に記すことの限界でもある。ということで、南極を中心とした地図でその形を見ることをお薦めする。結構丸くて、なかなか面白い形をしています。

南極大陸を中心とした地図でその形を見ると、南米大陸と距離的に近いということは良く分かるが、同時にオーストラリア大陸とも意外と近いということが分かる。(尻尾のように出っ張った半島(「南極半島」という)に向かい合うのが南米大陸である。→アルゼンチンが領有権を主張するというのも理解出来ますね...)また、普通の世界地図ではバラバラに分布しているように思える島々が結構綺麗に並んでいることも分かる。

南極大陸の面積は約1300万~1400万平方キロで、面積が最大の国であるロシアの国土の約80%という広さになり、国土面積2位のカナダの約1.4倍の面積がある。(日本の面積の約37倍になる。)但し、その面積ははっきりとした数字が出ていないのは、地表が大陸氷に覆われていて、その厚さは平均で2000mに達しているので、海岸線がはっきりとしていない地域がかなり、更に沿岸の棚氷も厚さがあって溶けずに陸地のようなものになっているところが多々あるので、はっきりとした面積を算出できないためである。(棚氷の部分を加えると、面積は約1400万平方キロ以上となり、小さく見積もって1300万平方キロ以上とされている。(日本の国土の2倍半ほどの面積の誤差があるとされているのもまた凄いところである。)

南極大陸は南極点を含む大陸であり、そのため全ての経度が存在することになる。(北極(点)は氷であり陸地では無いので、全ての軽度が存在する陸地ということでは地球上で唯一となる。)地理的には東経の範囲と西経の範囲の2つに分けられていて、それぞれを東南極と西南極と呼んでいる。(尚、東南極の方が面積は大きい。)

また、「南極圏」と言う言葉があるが、これは南緯66゜33'より南の範囲の全てであって、白夜/極夜になることがある地域である。(円形の地域となる。)また、南極条約では南緯60度より南の地域を「南極地域」と呼んでいる。(南極地域の方が南極圏よりも広い。)

南極条約は1961年に発効した条約であって、南極地域(南緯60度よりも南の地域であって、南極大陸の全てが含まれる)の領有権は凍結されている。そのため、南極大陸はどの国にも属さない土地である。また、南極条約は、平和的利用(軍事的利用の禁止)、核実験、核廃棄物処分の禁止、科学的調査の自由と国際協力などが定められていて、現在、この条約を締結している国は46ヶ国である。

しかし、南極条約を締結した国の中でも、オーストラリア、アルゼンチン、ニュージーランド、イギリス、フランス、ノルウェー、チリは領有権を主張している。(南極大陸の全てではなくて一部の地域の領有権の主張である。)また、アメリカとロシアは領有権の主張を保留している。(それぞれの国がその根拠とする理由もそれぞれ異なっていて面白い所である。)

また、南極大陸にも動物は生息しているが、北極圏の用に数や種類は多くない。内陸部には陸生動物は存在せず、沿岸部にペンギンなどが、海岸部にアザラシやクジラなどが生息している程度である。また、植物も同様であって、地衣類を除いては存在していない。また、人間も、各国の観測基地に少人数がいるので、ゼロではないが、ごく少数の人であり、永住している人はいない。ということで、雪と氷に閉ざされた世界である。

英語では「南極(大陸)」のことを「Antarctica」、ドイツ語では「Antarktische」、フランス語では「Antarctique」、イタリア語では「Antartico」、スペイン語では「Antártico」、中国語では「南極」と言い、「南極点」のことを英語で「South Pole」、ドイツ語では「Geographische Südstange」、フランス語では「Südlicher Polarkreis」、イタリア語では「Polo Meridionale e Geografico」、スペイン語では「Polo sur Geográfico」、中国語では「南極点」と言い、南緯66゜33'より南の南極圏のことを「The Antarcitic Circle」、ドイツ語では「Südlicher Polarkreis」、フランス語では「Antarctique」、イタリア語では「Cerchio di Antartico」、スペイン語では「Círculo Antártico」、中国語では「南極圏」と言う。

尚、銭形姉妹の中ではちゃんが「・3rd.7話」で(松山さんと共に)南極に行っている。(フィギュアとなってのことですが...)

宇宙人」:広義では「宇宙に生きている生命体の全て」のことであるが、一般的には地球外生命であり、かつ、知性を持っているものの総称である。(「広義の宇宙人」では地球人類も「宇宙人」ということになるが、一般的な「宇宙人」には地球人は含まれないことになる。)また、「エイリアン」「異星人」「ET」などと呼ばれることもある。

現時点では「地球外生命体」である「宇宙人」が存在するということは証明されていないが、存在しているであろうと推定されている。尚、フィクションの世界では宇宙人の存在は当たり前であり、SF小説をはじめ、SF映画では様々な宇宙人が存在していることを前提としている。

英語では「Extraterrestrials」や「Alien」と言うが、「Little Green Man」と言う言い方もある。また、ドイツ語では「Extraterrestrisch」、フランス語では「Extraterrestre」、イタリア語では「Extraterrestri」、スペイン語では「Extraterrestre」、中国語では「外星人」と言う。

ハレー彗星」:地球に接近する彗星の一つであり、古くから知られている彗星である。(紀元前の時代に最初に発見されている。但し、当時は周期彗星であるということは分からなかった。)周期彗星の一つであり、その周期は約76年(公転周期は75.3年)で地球に接近する。最近では1986年に地球に接近している。(次の接近は2061年となっている。→「1986+76=2062」であるが、惑星の摂動によって彗星の軌道が絶えず変化するので、多少のズレが生じる。)

ハレー彗星という名称は、イギリスの天文学者エドモンド・ハレーの名前に因んでいる。彼は、1682年に出現した彗星の観測的性質と、1531年にドイツのペトルス・アピアヌスが観測した彗星、1607年にプラハのヨハネス・ケプラーが観測した彗星と同じと気づき、この3つの彗星は周期76年で地球に接近したものと考え、次に1757年に出現すると予言した。実際に次に現れたのは1759年であったが、ハレーの予言は当たることになり、彼の名前が彗星の名前となった。尚、1757年ではなかったのは、木星と土星の摂動によって彗星の回帰が遅れた(約618日)ためであり、このことは当時、既に計算されていた。よって、ハレーの予言は正しかったということになった。

その後、1835年と1910年に接近しているが、1910年の時は地球に大接近している。当時、ハレー彗星が大接近するということで、様々な噂が流れ、人類は破滅する、地球の大気が彗星に奪われる、彗星の尾のシアン化合物(=毒物)が地球に影響を与え、窒息死する、というような噂も広がった。(現在、人類が生きているので、そういうことにはならなかったのは言うまでも無い。)

英語では「Halley's Comet」、ドイツ語では「Halleyscher Komet」、フランス語では「Comète de Halley」、イタリア語では「Cometa di Halley」、スペイン語では「Cometa Halley」、中国語では「哈雷彗星」と言う。

ブラックホール」:超高密度であり、重力が著しく強いため、物質だけでなく光ですら放出することの出来ない天体のことである。実際にこれを観測することは出来ず、発見されていないのだが、周囲のガスや物質の運動や、ここに吸い込まれていく物質が放出する理論上のX線が観測されているため、存在していることは確認されている。

これは、質量の巨大な星が最期を迎える際、自らの重力によって崩壊することで生ずるものとされている。そのため、「崩壊した星(コラプサー)」と呼ばれていた時期がある。

光でさえ吸い込まれて脱出不可能であるため、物質がこの中に吸い込まれると、重力で押しつぶされてしまい、跡形もなくなってしまうというのは理論的に証明されている。よって、SF小説などで「ブラックホールから脱出した宇宙船」というものが登場した場合は、宇宙の理論を無視したデタラメなものということになり、科学的考察がデタラメということになる。

ブラックホールは大別すると3種類の大きさのものがある。1つは大洋の質量の10倍程度のものであり、これは恒星の進化の最終段階として生じるものであり、多数存在することになる。このブラックホールの大きさは10km四方程度になる。2つ目は、太陽の質量の100万倍から1億倍程度の質量を持つ超巨大ブラックホールであり、活動銀河の中心核やクエーサー(恒星状天体)と考えられている。このブラックホールの大きさは計算上0.1億~10億km四方(太陽と地球の距離が約1.5億kmであることを考えると、いかに巨大なものかがわかるであろう。)となる。3つ目は太陽の質量よりもはるかに小さい質量10億トン程度のミニ・ブラックホールである。但しこの程度の質量では重力崩壊が起こるようなことは無いため、通常は生じない。よって、宇宙が出来た創生期に大きな密度の揺らぎが生じ、その際に出来たものと考えられている。(また、このミニ・ブラックホールの大きさは計算上、1ピコmm(=1兆分の1mm)ほどの大きさということになる。)

英語では「Black hole」、ドイツ語では「Schwarzes Loch」、フランス語では「Trou noir」、イタリア語では「Buco nero」、スペイン語では「Agujero negro」、中国語では「黒洞」と言う。

 

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