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ケータイ刑事銭形雷26話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第26話の「さよなら、トミー! ~ひょっこりひょう多もん島殺人事件(後編)」についての「裏ネタ編・増補」の4回目となる今回は、岡野さん救出のところで出てきた事柄から、「サイレン」について、「おんぶ」について、根井署長たちを逮捕する所に出てきた「」について、署長が口にした言葉の「袋の鼠」について、そしてこの物語では1年前に殺された警官の名前あった「間宮林蔵」について記します。尚、「サイレン」については「・10話[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして加筆しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/6/25付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

サイレン」:大きい音を発する装置のことである。但し、火薬などを爆発させて音を発するというものではなく、空気を特別な構造物に送り込んで音を出すものである。「警笛」または「警報」と言う場合もある。

サイレンを使って発せられる音は、他人に注意を与えるために使われるものであって、空襲警報を知らせるのに使用されたり、救急車、パトカー、消防車などの緊急車両に設置されている。それ以外では、甲子園の高校野球の試合開始/終了時などに鳴らされる。

仕組みは簡単なものであり、円周上に等間隔に小孔を開けた2枚の円盤を重ね合わせ、そのうちの1枚の円盤を回転させ、そこに空気を送ることによって音が出る。(2枚の孔が重なった時だけ空気が噴出し、その空気圧によって音が出る。)→そのため、サイレンというと手回しハンドルが付いている。(当然、手回しではないものもありますが...)これはフランスのカニャール・ド・ラ・トゥールが1819年に発明したものである。

「サイレン」の語源は、ギリシャ神話に登場する半人半鳥(上半身が女性、下半身が鳥という姿をしている。)の海の怪物(魔女)のセイレーン(Seiren、日本語表記では「サイアレン」「サイレン」と記される場合もあり、また「セイレーネス」と呼ばれることもある。)である。セイレーンは船の航路上にある岩礁から美声で船人を誘惑し、その船を難破させて死に至らせる怪物として知られている。

英語では「Siren」、ドイツ語では「Sirene」、フランス語では「Sirène」、イタリア語とスペイン語では「Sirena」(但し、発音は異なる)、中国語では「警笛」と言う。

おんぶ」:背負うことである。漢字で表記すると「負んぶ」と記す。元々は「おぶう」と呼んでいたが、発音が転化して「おんぶ」と言うことになった。

英語では「Piggyback ride」、ドイツ語では「Huckepack」、フランス語では「Sur le Dos」、イタリア語では「Sulle Spalle」、スペイン語では「Cuestas」、中国語では「背」と言う。

」:雨、雪などを防いだり、直射日光を遮るために頭に被る道具である。「被り笠(かぶりがさ)」と言うこともある。(一般的にはこの意味で使われる。)尚、同じ目的で使用される「傘」は、頭に被るのではなくて頭上にかざすものである。(役目は同じであるが使い方が異なっていて、それによって「笠」と「傘」と言うように同音異字で区別される。)

それ以外では、笠の形をした道具のことを指す。(例えば、石灯籠の上部、ランプの上部、上下逆向きになっているが照明器具の覆いなどを「○○の笠」と言う。)更に、上部を覆うと言うことから「お椀の蓋」のこと、「筆の鞘」の別名でもある。

素材は檜板、竹、藺草などであるが、大別すると「塗笠」と呼ばれるものと「陣笠」と呼ばれるものとがある。前者は主に女性が使ったものであり、薄く剥いだ「へぎ板」と呼ばれるものに和紙を貼り、その上から漆を塗ったものである。一方、後者は(主に)竹で網代を組み、その上に和紙を貼り、墨で染め、更に柿渋を塗ったものである。これは防具として使われたため、足軽兵たちが主につかったものである。

英語では「Conical Asian Hat」、ドイツ語では「Schatten」、フランス語では「Chapeau Chinois」、イタリア語では「Cappello a Cono di Paglia」、スペイン語では「Sombra」、中国語では「斗笠」と言う。

袋の鼠」:「袋の中の鼠」と言うこともある。袋に入れられた鼠はそこから出ることが出来ないことから、逃げることが出来ない状態のことを言う。

言葉上では、逃げることが出来ないことであるが、現実世界では、追い込んだことで「袋の鼠」と思ったが、その状態からまんまと逃げられてしまうということが実際にある。(この物語でも署長がそう言ったが、逆にちゃんに逮捕されることになりましたし...)その原因は様々であるが、よく言われる原因としては「慢心」があるとされている。ということで、物事を殺っている場合は最後まで気を抜かずにやり遂げるようにしなければならない、ということである。

間宮林蔵」:江戸時代後期の冒険家であり、かつ、幕府隠密である。生まれは1775年で、常陸の国(現在の茨城県)出身、農民の子である。冒険家としては間宮海峡(彼の名前に因んで命名された。しかし、ロシア、中国などでは「タタール海峡」と呼んでいる。)を発見したことで知られており、幕府隠密としてはシーボルト事件(1828年)を密告したとされている。

江戸に出て地理学を真謎、幕府の命令で蝦夷地に渡る。測量中は日本地図を作ったことで知られる伊能忠敬から測量術を学び、後に蝦夷地や択捉島の測量を行っている。更に、1808年には幕府の命令で樺太(サハリン)に渡り、樺太の探検、更にシベリアに渡ってアムール川にあるとされていたデレンという町に至り、その周辺の調査を行った。この時、樺太が島であることを確認していて、一連の調査内容は「東韃地方紀行」に記した。→これが間宮海峡の発見者ということの証拠となった。

帰国後幕府に復命し、以後は幕府隠密として各地の調査活動を行っている。そんな中、シーボルトが帰国する際、日本国外に持ち出すことが禁じられていた品(日本地図など)が所持品の中にあったことから、それを贈った複数の人物が処分され、シーボルトも国外追放のうえ再渡航禁止という処分になった。間宮はシーボルトから彼に宛てられた手紙を当時の規定に従って提出し、それによって事件が発覚した。よって、シーボルト事件は間宮が密告したとされている。

晩年は体力の衰えから隠密としても行動できなくなり、1844年に没した。

 

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