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ケータイ刑事銭形零12話[裏ネタ編]PART 11 [ケータイ刑事]

銭形零」の第12話「耳で楽しむハイビジョンドラマ? ~雪山湯煙混浴温泉あずさ28号殺人事件」の「裏ネタ編」の10回目の増補となる今回は、宇宙に関係するものから「宇宙服」について、ラジオドラマ中に出てきた「暗黒の皇帝ワータナーベー」の元ネタとなる「スター・ウォーズ」について、「スダーシャー」の元ネタとなる「宇宙戦艦ヤマト」について、そしてSFではお馴染みの「ワープ」について記します。尚、「ワープ」については「・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/9日付です。)

宇宙服」:宇宙空間(ほぼ真空状態である)のような環境下で、人体を保護し、生活機能を維持することが出来るように設計された装備である気密服のことである。

名称に「服」とあるが、単なる衣服ではなく、生命維持装置を備えた設備であると言って良い。というのは、生命が生存できる気圧や温度を維持し、酸素や水分の供給を行い、かつ、そういう環境を保たなければならないということ、更に放射線、宇宙線からの保護という役割も担っているということ、そして宇宙空間にいても他人との子もゅニケーションを可能とするための通信設備を有する必要があるためである。(通常の衣服のように布を纏っているというものとは根本的に異なっている。)

尚、宇宙服には、(ほぼ)真空である宇宙空間で着用するものと、宇宙船内のように与圧環境で着用するものとの2種類に大別される。前者には全ての保護機能が必要であるが、後者に関しては気密機能は無くても特に問題はなく、後者のことを「船内服」または「与圧服」と言う場合もある。

ちなみに、宇宙空間で着用する気密構造の服は、合成繊維をベースにして、そこに気密処理を行ったナイロンなどを数十層重ねている布を用いている。宇宙空間では内部は与圧する必要があるため、それだけでも風船のように膨らんでしまうが、丈夫にして与圧によって破れない用にするためであり、更に各種宇宙線が透過することを防ぎ、宇宙空間を飛来する小さな粉塵などの衝突によって破けることを防いでいる。また、ヘルメットまで含めるとかなりの重量(100kg以上)に達している。→宇宙空間は無重力であると言っても、それだけのものを着るとなると、やはり普通の体力では長時間着ていられるものではないのは言うまでも無い。

英語では「Space Suit」、ドイツ語では「Raumanzug」、フランス語では「Combinaison Spatiale」、イタリア語では「Tuta Spaziale」、スペイン語では「Traje Espacial」、中国語では「太空服」と言う。

スター・ウォーズ」:1977年のアメリカ映画「スター・ウォーズ」(現在では「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」というタイトルに変更されている。)のこと、及び、この作品から始まるシリーズ全6作の映画のこと、更にそこから派生した小説、アニメ作品などを含む一連のシリーズのことを言う。(特に断りが無ければ、1977年の映画のことを指す。)

'70年代のアメリカ映画は、「アメリカン・ニュー・シネマ」と呼ばれる作品群が中心になっていた内省的な作品が多くなったり、パニック映画やホラー映画のブームがあったものの、娯楽色の強い作品は少なかった。そんな中、これまであまり評価の高くなかったSF的な要素を前面に出した本作の登場で、映画界にSFブームを巻き起こすことになった作品である。同時に、これまでにもシリーズ化作品は存在していたものの、ヒットした映画のシリーズ化ということを一般に定着させることになった作品でもある。

現在では、シリーズ作品として、以下の全6作がある。「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」。

劇場公開はエピソード4が最初であって、その後、エピソード5、6、1、2、3の順である。また、エピソード6は「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」というタイトルであったが、その後、変更されている。また、エピソード4、5、6については1997年に「特別篇」として新たに修復されたものが公開されたが、これらは製作時には技術的に映像化できなかったアイデアを実現することが行われ、同時にフィルムの修復、光学合成のやり直し、音響効果の手直しなど行われ、クオリティ・アップされた。(一部に追加シーンがあったり、変更になったシーンがある。)

ちなみに、1977年の初公開時の「スター・ウォーズ」は、現在の人気が信じられないような低い評価のB級作品として、全米でわずか50館という公開でスタートした。しかし、これを見た観客の間で評判が広がり、超特大ヒットとなった。(当時の興行収入記録を更新した。(1982年の「E.T.」に抜かれるまでは歴代1位であった。)→現在では歴代30位以内に入っていないが、インフレ換算を行った歴代興行収入ということでは、1939年の「風と共に去りぬ」に次いで歴代2位である。)

「暗黒の皇帝ワータナーベー」はこのシリーズに登場した「ダース・ベイダー」の名前をもじっていることは言うまでもない。また、1983/10/5に日本テレビ系の「水曜ロードショー」で放送されたときは、ハン・ソロの声を、「ケー刑事」の松山さんでお馴染みの松崎しげるが演じていた。(但し、この時のは、ルークが渡辺徹、レイア姫が大場久美子ということもあって、評判が悪かった。)

宇宙戦艦ヤマト」:1974年10月から1975年3月にかけて読売テレビ系(日テレ系)で放送されたテレビアニメ作品のこと、及びその劇場版映画、一連のシリーズ作品のことを言う。

現在までに、TVシリーズ(アニメ)として、「宇宙戦艦ヤマト2」「宇宙戦艦ヤマトⅢ」があり、3本のTVスペシャル、2本のOVビデオ作品、劇場版も「宇宙戦艦ヤマト」「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「ヤマトよ永遠に」「宇宙戦艦ヤマト 完結編」「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」という5本のアニメ作品と実写版映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」がある。

尚、1974年の最初のテレビ放送時は視聴率的に苦戦して、企画時は1年間の全51話放送予定であったが、制作開始時には全39話の予定でスタートし、結局、半年の全26話に短縮(「打ち切り」ということである。)された。そのため、終盤は用意していた伏線を回収すること無く、物語が急展開してまとめられた。

その作品が再放送によって人気が出たことで劇場版になることとなり、1977年に劇場版として甦った。1977年は映画「スター・ウォーズ」の公開された年でもあって、SFブームが到来したことで、正にドンピシャのタイミングとなり、「スター・ウォーズ」と共にSFブームを牽引するヒット作となった。また、同時にアニメ・ブームを呼び起こすことにもなった。

また、「スター・ウォーズ」と同様に、劇場版には手が加えられることになった作品でもある。特に、最初の劇場公開版は、イスカンダルのスターシアが死亡しているストーリーとして制作されたため、TVシリーズとは異なるストーリーであり、新たにその部分が制作された。しかし、後にこの部分がTVシリーズに沿ったストーリーに修正されている。(最初に公開されたものを特に「スターシア死亡編」と呼び、修正されたものを「スターシア生存編」と呼ぶ。)現在では「スターシア死亡編」はシリーズからも消されていて、ソフト化もされていない。また、以後の物語は「スターシア生存編」の続きという物語で展開されている。

ちなみに、「宇宙戦艦ヤマト」の物語は、西暦2199年から2200年の物語である。海が干上がって真っ赤な砂漠の星となった地球が、ヤマトが帰還して直ぐに元の青い星に戻り、2201年を舞台にした「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の時には完全に復興し、そこでまた破壊され、同年の設定の「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」(TVスペシャル)では完全復興し、2202年が舞台の「ヤマトよ永遠に」でまたも壊滅的な被害が出ているのに、2203年が舞台の「宇宙戦艦ヤマト 完結編」では完全に復興している、ということで、余りにも復興が早いということで、ネタにされるようになったことでも知られている。

尚、「スターシア」というのは地球に放射能除去装置(コスモクリーナー)があるということを伝えたイスカンダル星の女王の名前である。

ワープ」:SF作品に登場する光速を越えた航法である。「スタートレック」シリーズやアニメ「宇宙戦艦ヤマト」に登場し、この作品が大ブームとなったことで一般に知られるようになり、今では当たり前のように知られることとなった。また、中には「ワープ」と異なる呼び方(例えば「リープ航法」「フォールド航法」など)が使われることもある。

これらは、それぞれのSF作品の中の説明によると、その原理は異なるように説明されているもののが、結果的には、同じように光速よりも早い速度で宇宙空間を航行するものであり、実質的には同じものと言うことが出来る。(例えば、映像を記録するのに、フィルム/ビデオテープ/DVD/メモリーカードなどを使うのと同じで、同じことを行うのにいくつもの方法がある、ということである。)

基本的には、空間の歪みを利用して、出発点と到着点を近づけ、その間を移動することで、あたかも光速よりも速い速度で移動したように航行するものである。尚、超能力の一つとして知られているテレポーテーション(瞬間移動)とは異なり、あくまでも出発点と到着点の間を航行して移動するものであって、超能力による瞬間移動とし原理が根本的に異なっている。

尚、ワープに関しては、1997年に「時空歪曲という工程が、宇宙にある全エネルギーの100億倍のエネルギーを要すため、現実ではワープは理論上、実現不可能」という趣旨の論文を発表した学者がいる。このように科学的に検証されるのは悪いことではないが、夢を壊されたような気分になってしまいますね。が、このように真面目に研究する学者がいるというのも、考えてみると凄いことである。

ただ、この論文は、あくまでも通常の理論によって構築された世界での話である。よって、相対性理論を超えた亜空間における特殊な理論が確立されれば、簡単に「ワープは可能」と証明されるかもしれません。(乱暴なことを言うと、3次元の事象説明を2次元の事象説明だけで行おうとしているものであり、的確な説明がされているとは言い切れない、ということです。)

英語では「Warp Drive」、ドイツ語では「Warp-Antrieb」、フランス語では「Distorsion」、イタリア語では「Propulsione a Curvatura」、スペイン語では「Warp」、中国語では「曲速引擎」と言うが、それぞれの言語に於いて、これらとは異なる言い方もいくつか存在している。

 

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