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ゴーカイジャー #7 [特撮]

オリキャス登場のPART 3となった今回はゲキレンジャー。しかし、今回は実に微妙な内容でしたね。人知れず努力することの大事さを描いているという所は「ヒーロー番組は教育番組だ」という視点に立てばよいのだが、そういうことを全くしていなかった緑がメンバーにいたというのはどうなのか?と思ってしまう。キャラクターの成長物語を描くということで、最初はそういうキャラであっても、闘いを経験したことで学んでいくという成長物語とするのならばまだ良いが、それでも既に第7話になっていることを考えれば、それを描くにしても遅すぎる。ある意味ではお役所体質で公道が襲い某国の政府と同じであって、シニカルな拡大解釈を無理矢理しても繋がらないだけに...

一応、緑が「お子ちゃまキャラ」というポジションの「ゴレンジャー」のキャラ設定を持ってきていると考えて、遅すぎる物語だったということですね。

オリキャス・ゲストのゲキ赤・ジャンは、マジ&デカ赤よりも出番が多かったとはいうものの、「ゲキレンジャー」はリオ&メレが主役で、カラフルな奴らは空気のような飾り物だったことを考えると、重みも全く感じることができないですね。最後に出たネコ師匠は今回の物語のお飾りそのもので、オマケで出したようなものだったし...

また、鳥が口にした「虎の子」ということからジャンに繋げたところといい、「虎猫」と解釈していった展開と言い、敵のおバカ大将と言い、今回は全体的に寒すぎた物語でした。

尚、桃と緑を置いておいて信号3色の3人がサンバルカンに変身したという所は上手いのだが、信号3色組と今回の修業組との間で分裂という方向が多少あった方が良かったように感じられ、メンバー全員が(キャラ的に)小さく纏まってしまっているように感じられたのは残年でした。(「海賊」を名乗っているのなら、もっと破天荒な所を出して貰いたい...)

今回の物語で違和感を感じたパチモン戦士は、何と言ってもゲキレンの白。細身のゲキ・白って、それこそもやしのようで、口笛程度の息でも飛んで行ってしまいそうな弱さしか伝わってこないですし...(前回に続いて、サンバルカンの黄は性転換しているが、こちらはスカートが目立たないこともあって、違和感は感じなかった。)

「拳法なら」ということでゲキレンジャーだったが、個人的にはダイレンジャーにしてもらいた勝った物語でした。

ということで、今回の物語は時間潰しの穴埋め的な物語にしか見えませんでした。まあ、スタートして最初の息抜き、手抜き回だったということで、そういう時に空気戦隊だったゲキレンを使って消化したということですね...

尚、先日(3/31深夜)関テレで放送されたD級作品の「神話戦士ギガゼウス」(素人でももっと内容のある作品は作れる...)がプロが作った作品とは思えないほど低調であり、その残像が頭の片隅にあったため、今回の手抜き物語が少しはマシに思えてしまいました...

 

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