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PATTI AUSTIN『END OF A RAINBOW』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1976年に発表された彼女のソロ・デビュー・アルバムである。活動を始めた時は3歳であり、舞台デビューを果たし、5歳の時にRCAレコードと契約するということで、幼少期から芸能活動を行っている彼女は、セッション・ミュージシャンとして活動を続けてきた。そんな彼女が満を持してソロ・シンガーとしてデビューした時には26歳になっていたが、キャリアの点では既にベテランと言えることもあって、安定した歌を聴かせているアルバムとなっている。但し、当時の彼女はキャリアは会っても無名の存在であり、特に大きなヒットにもならず、ソロ・シンガーとしてブレイクするのは'80'sになってからである。本アルバムもBillboardのアルバム・チャートにはランクインせず、Billboardのジャズ・アルバム・チャートで最高位31位を記録しただけであった。

収録曲は以下の全9曲である。『Say You Love Me』『In My Life』『You Don't Have To Say You're Sorry』『More Today Than Yesterday』『Give It Time』『There Is No Time』『What's At The End Of A Rainbow』『This Side Of Heaven』『Sweet Sadie The Savior』。

この中からシングル・カットされたのは『Say You Love Me』である。やはりBillboardのHOT 100にランクインするようなヒットにはならず、R&Bチャートで最高位63位を記録しただけであった。(売り方が良かったら、大きなヒットになった曲でしょうね。それほど評判の良い曲である。→こういう曲を「隠れた名曲」と言うのである。)

お薦め曲は、シングル曲の『Say You Love Me』と、『More Today Than Yesterday』『What's At The End Of A Rainbow』『This Side Of Heaven』をピックアップしておく。

派手な所は一切なく、彼女の歌唱力によってたっぷりと聴かせるボーカル・アルバムとして仕上げられていて、それだけのものを出しているだけに、安心して聴くことの出来る完成度の高いボーカル・アルバムである。派手な所がないため、目立たないのだが、聴けば聴くほど味が分かるという玄人好みのアルバムである。

彼女の長いスタジオミュージシャンとしての経験は伊達ではなく、そのキャリアが高いポテンシャルを与えていて、その確かな実力が発揮されているということで、女性ボーカルがお好きな方はじっくりと聴いておくべきアルバムである。

 

エンド・オブ・ア・レインボー

エンド・オブ・ア・レインボー

  • アーティスト: バリー・マイルズ,リチャード・ティー,エリック・ゲイル,ウィル・リー,スティーヴ・ジョーダン,ラルフ・マクドナルド
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/10/04
  • メディア: CD

エンド・オブ・ア・レインボー

エンド・オブ・ア・レインボー

  • アーティスト: ウィル・リー,エリック・ゲイル,リチャード・ティー,バリー・マイルズ,スティーヴ・ガッド,ラルフ・マクドナルド
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2000/08/23
  • メディア: CD

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