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「UNDER THE BOARDWALK」 [映画(洋画)]

表題の作品は1988年の映画「アンダー・ザ・ボードウォーク」である。日本での劇場公開は1990年7月であった。オールディースを聴く方であれば、このタイトルを耳にすると、ザ・ドリフターズの同名曲(邦題は「渚のボードウォーク」)を思いダスであろうが、本作はその曲を用いたサーフィン映画である。また、物語の設定は「ウエストサイド物語」を意識したものになっている。

作品データを記しておくと、時間は104分、原案はマシュー・アルマス、監督はフリッツ・カーシュ、脚本はロバート・キング、撮影はドン・バージェス、音楽はデヴィッド・キティである。そして出演は、ダニエル・フォン・ゼルネック、リチャード・ジョセフ・ポール、スティーヴ・モナーク、コーキー・キャロル、ディック・ミラー、キース・クーガン、ロクサーナ・ザル、ハンター・フォン・リール、ブライアン・ウィマー、たちである。

夏も終わりに近づいた南カリフォルニアのマリブビーチ。ニックは大学進学のために町を出る決心したことで、最後となるサーフィン大会に臨むとになり、気合いが入っていた。ビーチでは、ニックは「丘」一派に属していたが、そのチームに対立していた「浜」一派のリーダー・リーフは去年のサーフィン大会のチャンピオンで、今年も優勝を狙っていた。しかしリーフはただのチンピラであり、そんな兄を嫌っていた妹のアリーは、サーフィン大会前日のパーティでニックと知り合い、お互い惹かれあう。そして大会の日がやってきた。まずは予選であるが、ニックもリーフも、それぞれ楽勝で予選を通過する。が、そこでニックとアリーとのことでリーフを絡めたいざこざが起こり、「丘」と「浜」がぶつかり合うことになり、ニックは喧嘩に巻き込まれてしまった。そして決勝の日となる。ニックもリーフも、チャンピオンになるということ、そして相手には絶対に負けないという強い気持ちにあふれ、互いに強く意識し合っていた。勝負が始まると、リーフが先に勝負を仕掛けてきたが...

「サーフィン」という言葉から思い出される曲として必ず出てくるのがザ・ドリフターズの同名曲(ザ・ビーチボーイズの曲もそうですが...)であるだけに、音楽的な所は申し分ない。しかし、ストーリーとしては「ウエストサイド物語」をベースにしているが、これは「ロミオとジュリエット」を現代風にアレンジしたものということでもある。それを考えると、ベタな展開であって、ありふれたものと言うことになってしまう。そのため、ストーリー展開もある程度予想できてしまい、その通りに進んで行くので、面白みが無い。

サーフィンを題材にした映画であれば、「ビッグ・ウェンズデー」などの名作があり、迫力でも見所でもそちらを見るべきである。本作は音楽に合わせたイメージ・フィルムという認識で宜しいかと...

と言うこともあってなのか、本作はDVD化されていない作品である。(LDではリリースされていた作品である。)

 

↓ビデオです。(日本版と輸入版です。)

アンダー・ザ・ボードウォーク [VHS]

  • 出版社/メーカー: キャニオンレコード
  • メディア: VHS

Under the Boardwalk [VHS] [Import]

Under the Boardwalk [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Starz / Anchor Bay
  • メディア: VHS
↓これも拾っておきます。
ビッグ・ウェンズデー [DVD]

ビッグ・ウェンズデー [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

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