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ケータイ刑事銭形零13話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形零・裏ネタ編」の増補作業は1st.シリーズの最後の物語である第13話の「バーボン刑事、死す?! ~無差別連続爆破事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「無差別」について、「連続」について、「爆破」について、そして高村さんのニックネームでもある「バーボン」について記します。尚、「無差別」については「・26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 10」で、「バーボン」については「・19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 4」で記した者をベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/13日付です。)

無差別」:わけへだてて扱わないこと、差を付けて扱わないこと、特定のものだけを特別扱いしないこと、平等に扱うことを言う。類義語として「無作為」という言葉がある。「無作為」は自然のままに、という意味合いであるが、「無差別」は人が意識して区別することをしないという意味合いであり、人が行う者が「無差別」ということになる。そのため、乱数として発生させる数字、抽選を機械的に行う場合は「無作為」という言葉が使われるのが一般的である。

爆撃などの場合に「無差別爆撃」と言われるが、これは爆撃場所を軍事的な施設と民間人施設とを区別せずに爆撃を行うことを言う。「無差別大量殺人」は特に誰を殺害するのかを定めずに、(たまたまその場にいた人など)たくさんの人を殺害することを言い、「無差別テロ」は敵視している組織関係施設やその組織の人、その組織とは全く無関係な民間人とを区別せずに行うテロリズムである。これらは、その行為を行う人から見れば、「対象は誰でも良く、たまたまその場に居合わせた人が巻き込まれただけ」ということになる。→「無差別」犯罪にはいつ巻き込まれるのか分からないだけに、恐ろしいところである。

一方、スポーツの世界でも「無差別」という言葉が使われる。スポーツにはルールがあるが、スポーツに於ける「無差別」とは、出場資格に関する規定(体重別で行われる競技(柔道、ボクシング、レスリング、etc.)などが該当する。)がある競技に於いて、その規定を取っ払い、誰でも出場することが出来るようにした階級の試合のこと言うのが一般的である。(「無差別級」と呼ばれ、柔道がこのクラスを用いている。(ボクシングでは「スーパーヘビー級」が体重の上限が無いので「無差別級」に相当する。)尚、柔道の「無差別級」には体重別で最も重量級の選手、若しくは最重量級の体重を超えている選手が出場するのが一般的であるが、規定では軽量級の選手が出場しても全く問題はない。しかし、体重が重い方が有利とされているため、軽量級の選手が無差別級に出場するということは、よほどの卓越した技量を持っていないとあり得ないでしょうね...)→体重別の階級が定められている柔道、ボクシング、レスリングなどは、体重がそのまま武器になるため、その差を出来るだけ無くすために細かく体重別に階級が分けられている。特にボクシングのパンチでは、体重差がそのまま破壊力の差になり、軽量級の選手とヘビー級の選手とのパンチ力の差は余りにも大きい。

英語では「Indiscrimination」と言い、「無差別に」という言葉は「Indiscriminate」と言う。(例えば「無差別大量殺人」のことを「Indiscriminate Slaughter」、「無差別テロ」のことを「Indiscriminate Terrorism」と言う。)また、ドイツ語では「Kritiklosigkeit」、フランス語では「Manque de Discernement」、イタリア語では「Indiscriminato」、スペイン語では「Indistinto」、中国語では「無差別」と言う。

連続」:物事が連なっていること、続いていること、連なって続くこと、切れずに繋がっていることを言う。また、数学の世界では関数の連続という概念が定義されていて、関数f(x)に於いて、x→a極限値が存在し、かつその極限値がf(a)と等しい場合、f(x)はaで連続である、という。
簡単に言うと、「切れずに繋がっていること」ということになるが、テレビ番組の場合は時間的にずっと続いているものでなくても、毎週、若しくは毎日(ウイークデーのみというものも含む)決まった時間に放送される番組のことを連続番組と言う。(特にドラマの場合は1回きりのものと区別して「連続ドラマ」と言う。)

英語では「Continuousness」、ドイツ語では「Fortsetzung」、フランス語では「Continuation」、イタリア語では「Continuazione」、スペイン語では「Continuación」、中国語では「連續」と言う。

爆破」:火薬、爆薬を用い、それを爆発させる衝撃で物を破壊することである。破壊対象となるものは、人工的に作られたもの(建造物、工業製品など)や自然のもの(山、岩場など)がある。また、鉱山では採掘のために行われている。尚、建造物の解体作業を行う場合、アメリカでは爆破解体を行うことがある。更に、テロリズムでも爆破は行われている。(自爆テロを含む。)

鉱山での爆破や建造物の解体というような平和利用の爆破があるものの、一般的に「爆破」というとテロリズムの一つの破壊事件として認識されている。実際、これまでにも数多くの爆破事件が起こっていて、その巻き添えになって多くの人名が失われている。(許されざる犯罪である。)

英語では「Blast」と言うが、ン贓物の爆破解体の場合は「Demolition」と言って区別されている。ドイツ語では「Explosion」、フランス語では「Souffle」、イタリア語では「Colpo di Vento」、スペイン語では「Explosión」、中国語では「爆破」と言う。

この物語のサブタイトルにある「無差別連続爆破事件」(この物語では連続3件の爆破事件が起こっていて、4件目を阻止したということになっていました。)となると、特定の対象者を狙うのではなく、兎に角、手当たり次第に次々と爆破事件を繰り返し行うということになる。町の破壊ということでは戦争時に次々と爆撃を行う行為と等しいと言って良いことになる。しかし、劇中の3件の爆破事件の被害規模について語られていないこと、4件目の高村さんが阻止した爆弾ま大きさを考えると、それほど大きな被害は出ていないように感じられてしまうが、これがこの物語に於ける中途半端な所でもある。→と言っても、犯行の悪質度と言うことでは「無差別連続」ということで、非常にタチの悪いものであることに代わりはないですが...

バーボン」:「バーボン・ウイスキー(Baurbon Whiskey)」または「ケンタッキー・ウイスキー」のことであり、「バーボン・ウイスキー」の省略した言い方である。(「ウイスキー」と呼ばれていることから分かるように蒸留酒である。)主な生産地はアメリカ・ケンタッキー州であって、アーリータイムズ、ワイルドターキー、フォア・ローゼズ、などの銘柄が知られている。

主原料はトウモロコシであって、51~80%の範囲がトウモロコシである。それ以外の部分はライ麦、小麦、大麦などの穀物が使われる。原料の穀物を麦芽によって糖化させ、酵母によってアルコール発酵させ、それを蒸留させる。その後、内部を焦がしたホワイトオークの樽に詰めて数年間(2年以上が一般的である)熟成させることによって完成となる。尚、色が茶色になるのは、焦げたオークの色が移ることによるものであり、同時に匂いも移ることになる。そしてこの色と匂いがバーボンの独特の風味を出すことになっている。

尚、トウモロコシの原料の割合が51~80%の場合は「バーボン」と呼ばれるが、80%以上がトウモロコシになると「コーン・ウイスキー」と呼ばれるようになって、「バーボン」とは別物として扱われる。また、バーボンのアルコール度数は40%以上ということが義務づけられている。

また、熟成させた樽のバーボンを他の樽のものとブレンドせずに瓶詰めしたものを「シングル・バレル・バーボン」と呼び、複数の樽(5~10種類程度の樽を用いるのが一般的である。)のバーボンをブレンドしたものを「スモール・バッチ・バーボン」と呼び、それぞれ区別している。

歴史は比較的新しく、18世紀終盤(アメリカの独立後)になって作られるようになった酒である。また、「バーボン」と言う名前の由来は、ケンタッキー州のバーボン郡という地方で生産されたことから、その産地名である「バーボン」がそのままウイスキー(蒸留酒)の名前として定着することになったものである。

英語では「Bourbon Whiskey」と言うが、略した場合は「Bourbon」と言う。また、ドイツ語では「Bourbonenwhiskey」、フランス語、イタリア語では「Bourbon」(出し、発音は異なる。)と言い、スペイン語では英語と同じく「Bourbon Whiskey」と言い、中国語では「波本威士忌」(音を当てはめただけであるため、漢字の意味を考えると笑ってしまいますね...)という。

 

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