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「UP IN ARMS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1944年のアメリカ映画「ダニー・ケイの新兵さん」である。日本での劇場公開は1955年3月になってからである。(1944年と言えば、太平洋戦争の真っ直中であった。)数多くのミュージカル作品に出演しているD・ケイであるが、本作はそんな彼の本格的なスクリーン・デビュー作である。(それ以前は端役での出演ばかりである。)内容的にはミュージカル・コメディである。

作品データを記しておくと、時間は106分、原案はオーウェン・デイヴィス・Sr.、監督はエリオット・ニュージェント、脚本はドン・ハートマン、アレン・ボレッツ、ロバート・ピロッシュの3人、撮影はレイ・レナハン、振付けはダニー・デア、音楽はレイ・ハインドーフとルイス・フォーブスである。そして出演は、ダニー・ケイ、ダイナ・ショア、ダナ・アンドリュース、コンスタンス・ドーリング、ルイス・カルハーン、ライル・タルボット、マーガレット・デュモント、エライシャ・クック・Jr.、ヴァージニア・メイヨ、ジョージ・マシューズ、ベニー・ベイカー、ウォルター・カトレット、ジョージ・ミーカー、リチャード・パワーズ、ドナルド・ディクソン、チャールズ・アーント、チャールズ・ハルトン、トム・デューガン、シグ・アーノ、ハリー・ヘイデン、チャールズ・D・ブラウン、モーリス・カス、フレッド・エスラー、たちである。

1943年、ニューヨークの徴兵委員会は、病気恐怖症の変わっている男・ダニーの召集を決定した。ダニーは親友のジョーとアパートで同居していて、看護婦のヴァージニアとメアリーと親しくしていた。特にダニーはメアリーのことが気になっていたが、ジョーとメアリーは特に親しい関係だった。召集されることを知ったダニーは落ち込み、ジョーが身替わりになろうとして志信海に交渉に行くが、ジョーも召集されることが決まっており、2人は揃って入隊した。新兵訓練が終わり、2人は兵士として配属されるが、その隊に2人の注意が赴任してきた。それがヴァージニアとメアリーということで、ダニーの気持ちはその気になる。そんな所に、出動命令が出て、メアリー以外は全て出動することになるが、メアリーも出航する船に乗ってしまった。ダニーとジョーは、メアリーを匿うが、連隊長に発見されてしまい、ダニーは営倉入りとなってしまう。これにヴァージニアが助け船を出し、釈放された。前線でダニーは、乱暴な連中にからかわれ、のされてしまう。気がついた時には狂人として南の小島の営倉に入れられていた。そこを何とか脱出したダニーだったが、部隊では行方不明と伝えられることになる。ダニーは逃げる途中で敵と遭遇するが、敵をやっつける大手柄を挙げて、部隊に戻ってきたのだった。

内容的にはコメディであるが、本作はミュージカル作品であるということで、注目すべきは歌である。明るく楽しくというところ、更に軍での活躍を描いているのは戦時中の作品ならではで、戦意昂揚のためというのがあるのは四方のない所である。が、D・ケイの得意の早口や歌という魅力を堪能する作品でもあり、娯楽作品ということではこういう作品もありですね。

尚、本作はD・ケイのデビュー作として扱われているが、ソフト化ということでは現在は冷遇されている。かつてLDでリリースされていたのだが、DVD化はされていない作品の一つである。

 

↓輸入版のビデオです。

Up in Arms [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Hbo Home Video
  • メディア: VHS


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