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PETER CETERA『SOLITUDE/SOLITAIRE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼の2枚目のソロ・アルバムである。(1枚目は1981年の発表で、当時はCHICAGOのメンバーであったのはご存知の通りである。)前年にCHICAGOを脱退してソロ・シンガーとして本格的に歩み出したアルバムが本作である。そして、周囲の期待に応えるアルバムとなり、2曲の全米No.1ソングも生まれている。(結果的に、現時点では彼のソロ・アルバムとしては最大のヒットになった。)チャート成績の方は、Billboardで最高位23位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『Big Mistake』『They Don't Make 'Em Like They Used To』『Glory Of Love』『Queen Of The Masquerade Ball』『Daddy's Girl』『The Next Time I Fall』『Wake To Love』『Solitude/Solitaire』『Only Love Knows Why』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。1st.シングルの『Glory Of Love』は2週連続1位を獲得し、1986年の年間シングル・チャートでも14位にランクインしている。また、イギリスでも最高位3位を記録している。続く2nd.シングルの『The Next Time I Fall』も1週だけだったとはいうものの全米No.1となり、1987年の年間シングル・チャートでは28位にランクインしている。但し、イギリスでは最高位78位と伸び悩んだ。3rd.シングルの『Big Mistake』はBillboardで最高位61位に留まり、4th.シングルの『Only Love Knows Why』はHOT 100にはランクインせずにACチャートで24位を記録しただけであった。

お薦め曲は、彼の代表曲である『Glory Of Love』と、AMY GRANTとのデュエット・ソングであって全米No.1ソングでもある『The Next Time I Fall』、そして『Big Mistake』『Daddy's Girl』とアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Solitude/Solitaire』をピックアップしておく。

'80'sになってからのCHICAGOの復活と、'70's以上の大ヒットは彼のボーカルが支えていたところが大きいだけに、ソロになっても変わらない歌声を聞かせてくれているのは嬉しい所である。(逆に、彼と声の質が似ている新ボーカリストを迎えたCHICAGOの方は勢いを失ってしまったが、このことからも彼の大きさが分かるでしょう。)

サウンドの方はバラード・ナンバーを中心としてA.O.R.が主体であるが、'80's中盤というとパワー・バラードをはじめとするバラード全盛期であっただけに、特に違和感もなく聴くことが出来る。

ということで、じっくりと聴きたいアルバムであり、CHICAGOではない彼のアイデンティティを発揮した作品として味わって聴きましょう。

 

Solitude/Solitaire

Solitude/Solitaire

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1994/11/24
  • メディア: CD

ソリテュード~ソリティア

ソリテュード~ソリティア

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2010/10/13
  • メディア: CD

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