ケータイ刑事銭形結1話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形結」の第1話「八代目!ついに登場! ~キング・オブ・クイーン殺人事件」の「裏ネタ編」の4回目となる今回は、事件現場にあったものから「ショートケーキ」について、遺体にはこれがされていたということから「死化粧」について、発見者(実は真犯人でした)がこれだったことから「マネージャー」について、そしてこれを利用してアリバイ工作していたことから「ファン」についてと「追っかけ」について記します。尚、「ショートケーキ」については「泪・26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 9」で、「マネージャー」については「雷・21話[裏ネタ編]PART 7」で、「ファン」については「命・10話[裏ネタ編]PART 3」で、「追っかけ」については「泪・35話(2nd.22話)[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ショートケーキ」:洋生菓子の一つであり、円形や方形に大きく焼いたスポンジ・ケーキの間に生クリームやイチゴなどの果物を挟んで重ね合わせ、その上に生クリーム、各種フルーツ、チョコレートなどをあしらったものである。
国によって多少の違いが見られるが、基本的な形(スポンジ・ケーキの土台、クリーム、果物を飾っているという所)は同じである。(アメリカでは正確には「スポンジ・ケーキ」ではなく「ビスケット」と呼ばれるもの(薄く固く焼いた洋菓子ではなく、パンのように焼いた洋菓子(ケンタッキー・フライドチキンのメニューにある「ビスケット」))を使用する。)
日本では、使用する果物はイチゴが基本(それだれ「ショートケーキ」と言うとイチゴが定着していると言うことである。)であるため、本来は「ストロベリーショートケーキ」と言うのだが、これを単に「ショートケーキ」と言う言い方が一般的となっている。→逆に、イチゴを使っていないものは、使用した果物の名前を頭に付けて「○○ショートケーキ」と呼ぶのが一般的であり、イチゴの無い「ショートケーキ」はあり得ないと考えられている。(「○○ショートケーキ」であれば、イチゴが無くてもOKという認識である。)
尚、「Short」という言葉が使われていることから『「短い」→「小さい」』という誤解がある。というのは、英単語の「Short」には「短い」と言う意味以外に、「簡潔な」「手近な」と言う意味と、「(菓子が)サクサクした」と言う意味がある。イギリスでは「簡潔な」「手近な」と言う意味として、アメリカではビスケットを使っていることから来るサクサクした食感があることから「cake」の前に「Short」が付いて呼ばれるようになったので、「短い」とか「小さい」という意味はここにはない。
英語、イタリア語、スペイン語では「Shoetcake」、ドイツ語では「Biskuit」、フランス語では「Charlotte」、中国語では「草莓酥餅」と言う。
「死化粧」:故人の顔や髪を整えて、化粧をすること、または、死者に施す化粧のことを言う。普通の化粧師(メイクアップ・アーティスト)とは別で、死化粧を専門に行う人がいて、その人のことを死化粧師という。
英語では「Embalmer's Art」、中国語では「死化妝」という。
「マネージャー」:英語では、支配人、経営者、管理人、監督など、管理職サイドの役職を指す。(但し、管理職でもその地位は、最高管理者である場合から、部長クラス、課長クラス、係長クラスという中間管理職の場合まで様々である。→A社のマネージャーとB社のマネージャーでは、同じ肩書きであっても権限や責任範囲が異なっているのは当たり前である。)また、スポーツの世界では、サッカーではチームの「監督」のことを指すが、それ以外のスポーツに於いては、スポーツ・チームの裏方である世話役(当然、監督やコーチではない。)のことを指しているのが一般的である。(日本では、特に高校や大学の運動部で部員(選手)の世話をする人のことを指し、試合には選手として参加しない裏方さんである。)
芸能界では、スポーツの世界とほぼ同様であって、芸能人のマネジメント業務を行う実務担当者のことを指し、タレントのスケジュール管理、身の回りの世話、渉外関係を担当が仕事内容である。(基本的に、そのタレントの所属している事務所の社員ということになる。)尚、同時に付け人を兼ねている場合もある。一般的には1人のマネージャーが事務所に所属する複数のタレントを担当しているが、売れっ子芸能人となると1人の芸能人に対して複数のマネージャーが付いている場合もある。
同じ「マネージャー」という肩書きでも、業界が違うと全く立場が違っている(何せ、監督というチームの責任者、または支配人や管理者という企業のトップに準ずる役職から、表に出ない裏方さんという役職まであるのですから...)
この物語では、タレントのマネージャーということでした。
英語とドイツ語では「Manager」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Directeur」、イタリア語では「Direttore」、スペイン語では「Gerente」、中国語では「当家人」という。
「ファン」:特定の対象物(特定の団体、個人など)を贔屓にして応援する人のこと、またはその愛好者のことを言う。「○○狂」「○○贔屓」「○○信者」「マニア」「オタク」という言い方もある。最近では「サポーター」と言う言い方も増えている。更に「ブースター」とい言い方もある。
現在では、大抵のものに対して「ファン」と呼べる人が存在している。(中には「「特定の対象物のファン」のファン」というような人たちまでいることがある。→要するに、何にでも「愛好者」がいるということである。)そんな中でも、社会現象にまで発展して特定の場所に於いて誰もが応援するようになると、単なるファンとしてではなく、「ブーム」として扱われるようになる。(但しブームと呼ばれる現象が起こると、それが沈静化して忘れ去られるようになるのも意外と早いものでして...)
英語では「Fan」と言うが、これは「Fanatist」(「狂信者」)という言葉の短縮されたものであって、「扇」「送風機」を意味する「Fan」と同じ綴りであるが、全く別の単語である。また、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、オランダ語でも「Fan」と言い、フランス語では「Supporteur」、ポルトガル語では「Fã」、中国語では「愛好者」と言う。
ちなみに、雑誌の世界では、「○○ファン」というタイトルの雑誌が各分野で数多く出版されている。考えようによると、実に安易な雑誌のタイトルであるのだが、その分野に興味が無い人にとったら、その雑誌がどういう読者をターゲットにしているのか、雑誌の内容が実に分かりやすいということになる。(かつて「FM fan」というFM雑誌があったが、これを含めてFM誌は次々と休刊していった消滅したが、こういう所にも特定の対象物のファンが変遷していったということが分かりますね。→FM誌が競い合っていた時代では、FM放送を愛好する人たちは多かったが、CDの登場以降、急激に減るようになり、今ではFM放送は車のお供、というようになっちゃいましたし...)
「追っかけ」:ご贔屓の芸能人や著名人を対象として、追いかけ回す熱狂的なファンのことである。対象となる人のスケジュールを調べて起き、その人を追いかけるように何処にでも行くことから「追っかけ」と呼ばれるようになった。「ファン」であることに違いはないのだが、熱心すぎるファンと言うことになる。
尚、「追っかけ」が更に過激になると「ストーカー」と呼ばれるつきまといになってしまう。ここまでいくと、もはや犯罪行為ということになる。実際、芸能人の過激すぎるストーカーに対しては、芸能人が裁判に訴えて、裁判所が排除命令を出したという例が既に複数ある。
「追っかけ」の歴史としては、日本では明治20年代の娘義太夫に対してとされている。(資料としては、明治25年に新聞記事として、その時の様子が記されている。ファンである学生たちが娘義太夫に熱中して、追っかけたということで、この時は「追駆連(おっかけれん)」という名称が使われた。(「連」とアルのは複数の人がいたということで「連中」という意味である。)これがやがて「追っかけ」と呼ばれるようになった。
英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語では「Groupie」、スペイン語では「Admirador」、中国語では「尾随」または「追星族」と言う。尚、これらには日本語で言う「追っかけ」よりも過激な所があって、部分的には「ストーカー」に近いものがある。
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