山本コウタロー&ウィークエンド『エッセンシャル・ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のベスト盤は2007年にリリースされたものである。1970年のヒット曲であるコミック・ソング『走れコータロー』(ソルティー・シュガー)のタイトルのもとになったという山本コウタローであるが、ソルティー・シュガー解散後に結成したグループ時代のベスト盤である。ウィークエンドもフォークのグループであり、'70'sのフォーク・ブームの時期に活躍したグループであって、『岬めぐり』のヒットで知られているグループというのもご存知の通りである。
収録曲は以下の全15曲である。『岬めぐり』『落葉の舗道』『春はどこから』『風になってしまおう』『さよなら夏の日』『はぐれ雲』『通りすぎて』『かげふみ』『めぐる季節に』『虹を下さい』『幸せの鐘』『祈り』『カリフォルニアドリーム』『卒業間近』『懐かしき海の唄』。
代表曲をトップに持ってくるのは当然と言えば当然であるが、選曲はオーソドックスなところであって、特に可もなく不可もなしといったところである。が、「ベスト盤」と謳っているだけに、定番曲がしっかりと収録されているというのは、安心できるところでもある。
サウンドの方は、'70'sらしいものであって、フォークに求められる所は全て抑えている教科書の様なフォークである。安心して聴くことが出来るだけに、手元にあっても宜しいかと。
また、2005年には、当時のオリジナル・メンバーの一部をチェンジして、「山本コウタローとほぼウイークエンド」として再結成しているだけに、初期の曲をあらためて聴くにももってこいのベスト盤と言うことが出来る。資料性と言うことでも、手元にあってもよいベスト盤でありますよ。
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