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ケータイ刑事銭形零14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形零・裏ネタ編」の増補作業は2nd.シリーズに突入です。まずは2nd.1話(通算では14話)となる「帰ってきた男! ~福笑いキング殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「福笑い」について、そしてこの物語は正月・元旦の物語と言うことから「正月」についてと「元旦」について、ちゃんが劇中で着ていたことから「振り袖」について、これをしていたことから「初詣」について、そしてここに行っていたことから「神社」について記します。尚、「福笑い」については「・14話(2nd.1話)[裏ネタ編]」で、「正月」と「振り袖」については「・1話[裏ネタ編]PART 3」で、「神社」については「25話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにしてそれぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/16日付です。)

福笑い」:日本の正月の遊びの一つであり、顔の輪郭(阿亀(おかめ)や阿多福(おたふく)の輪郭にするのが一般的である。)だけを書いた紙の上に、顔のパーツである眉、目、口、鼻などを模った部品(紙)を目隠しをした者が置いていき、出来上がった顔のおかしさ、または普通の顔を作った者を勝者とする遊びである。(勝者をおかしい方/より普通の顔とするかは、どちらでもよい。)

正月の遊びとして知られているが、実は正月の遊びとして定着したのは意外と新しく、明治になってからのことである。それ以前も行われていたが、正月を祝う行事としての遊戯が中心であって、一般の人の遊びではなかった。

現在では、カルタ、双六、凧、コマと共に正月の遊びの代名詞となっている遊びである。但し、近年では正月の遊びとしては廃れている傾向が強くなっている。

俳句の世界では言うまでもなく「新年」の季語である。(「冬」ではなくて「新年」である。)また、英語をはじめとして、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、ポルトガル語などでは日本語をローマ字表記した「Fukuwarai」と言い、中国語では「福笑」と言う。

正月」:元々は旧暦の1月のことであったが、現在の日本では1年の最初の日、則ち1月1日のことを指す。これは旧年が無事に終わったことと新年を祝う日という位置づけとなっているが、実際は1月1日から1月3日までの3日間を「三箇日」と言って、この3日間は実質的に祝日となっている。(日本では、法律上の祝日は1/1の1日のみである。→世界でも、殆どの国で1月1日は祝日となっているが、やはり殆どが1日のみである。国によっては1月2日は平日となる。)

尚、「三箇日」のことを「松の内」と言う場合もあるが、本来の「松の内」は1/1から1/15までの間のことである。(地域によっては1/7までとなっている。)よって、「三箇日」=「松の内」ではない。また、英語では日本のように「三箇日」のようなものは無い。(ちなみに「三箇日」は「The First Three Days of a New Year」と言うように説明する言い方となる。)

俳句の世界では「正月」は説明の必要もないが「新年」の季語である。(尚、「冬」の季語ではない。)のた「お正月」「祝月」「元月」という言葉も「正月」と同様で「新年」の季語である。

英語では「New Year」、ドイツ語では「Neue Jahresferien」、フランス語では「Nouvelle Année Fêtes」、イタリア語では「Feste di Anno Nuove」、スペイン語では「Nuevas Fiestas del Año」、ポルトガル語では「Feriados de Ano Novo」と言うが、最近では日本語をローマ字にした「Shogatsu」という言い方も一般的になっている。また中国語では「(日本)新年」という。

元旦」:本来の意味は「1年の最初の日の朝」のこと、則ち「1月1日(元日)の朝」のことである。現在の暦は太陽暦を用いているが、太陰暦を使っていた時代でも1月1日の朝のことである。(当然、旧暦の1月1日ですが...)現在では意味が広がって、1月1日のことも指すようになっている。尚、「元日の朝」という本来の意味の名残として、「元旦の朝」と言う言い方は意味が重複した言い方ということになるため、こういう言い方はしない。(これを使うようでは「馬から落馬した」と言っているのと同様であって、日本語に関しては無知ということを晒すだけで、恥をかくだけである。)また、「元旦の昼」「元旦の夜」と言う言い方は「元旦」が「元日の朝」のことであるため、意味不明ということになってしまい、やはり日本語を知らないとされてしまう。(「元旦」ではなくて「元日の○」と言えば何の問題はない。)

俳句の世界では言うまでも無く「新年」の季語である。(「冬」の季語ではない。)また、「元朝」「大旦」「鶏旦」「歳旦」という言葉も「元旦」と同じ意味であり、やはり「新年」の季語である。

英語では「New Year's Day」、ドイツ語では「Neujahr」、フランス語では「Jour de l'an」、イタリア語では「Giorno di Anno Nuovo」、スペイン語では「Día de Año Nuevo」、ポルトガル語では「Dia de Ano Novo」、中国語では「元旦」という。

振り袖」:「振袖」という表記(送り仮名の「り」を記さない表記)もある。女性の着物で袖の長いもののことである。元々は未成年の者(=元服前の男女のことである。)が着る衣服であり、男女関係無く着用されていたものであった。しかし、現在では未婚女性が着る晴れ着であって、礼服とされている。(未婚女性のものとして定着したのは明治になってからのことである。→江戸時代までは誰もが和服を着ていたが、明治になると洋服が普及していくことになり、それも影響している、とされている。)

袖が長いことが特徴で、袖丈が114cm以上のものを「大振袖」、100cm前後のものを「中振袖」、85cm前後のものを「小振袖」と呼び、現在ではほぼこの3つに分類される。(但し、「小振袖」は現在では殆ど使用されておらず「大振袖」が一般的である。)尚、江戸時代でも袖丈は長かったものの、現在よりは短いものであったが、時代と共に次第に長くなっていったという歴史がある。(考えてみたら、未成年者の衣装であれば、年が小さいと身長も低いため、短くても地面に触れてしまうこともあるわけでして...また、日本人の体格も戦後になって大きくなってきたことを考えると、当然でしょうね。)

尚、身頃に近い方の袖端を縫わずにそのまま開けている部分のことを「振八つ口」といい、基本的に振り袖には「振八つ口」がある。

英語では「Long-Sleeved Kimono」、ドイツ語では「lang-sleeved Kimono」、フランス語では「kimono à manches longues」、イタリア語では「lungo-sleeved il chimono」、スペイン語では「largo-sleeved el kimono」、ポルトガル語では「longo-sleeved quimono」、と言うが、この言い方は見た目をそのままで言っているものである。尚、最近では日本語をローマ字にした「Furisode」と言う言い方でも通じるように成りつつある。また、中国語では「樣子袖子」という。

初詣」:新年になって初めて社寺へお参りすることである。単なるお参りではなく、一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりするものである。

元々は、元日に氏神またはその年の恵方に当たる方角の神社仏閣にお参りするものであった。しかし現在では、「氏神」または「恵方の方角」ということが完全に忘れられてしまい、単に有名な神社仏閣にお参りするのみということになっている。また、本来は大晦日の夜の「除夜詣」と、元日の朝の「元日詣」との2つに分かれていて、大晦日から元日にかけて行われた「年蘢り」というものであった。この内の「元日詣」が今日では一般的になった。

俳句の世界では「初詣」「初参」「初社」などは全て「新年」の季語である。(これらもやはり「冬」の季語ではない。)また、英語では「New Year's visit to a Shrine」、ドイツ語では「Neujahresbesuch zu einem Schintoistischen Schrein」、フランス語では「Visite d'une Nouvelle année à un Temple Shintoïste」、イタリア語では「Visita di un anno Nuovo ad un Sacrario Scintoista」、スペイン語では「Visita de un Nuevo Año a una Urna Sintoísta」、と言うが、該当する言葉がないため、説明的な言い方がされている。また、近年では日本語をローマ字にした「Hatsumode」または「Hatsumairi 」という言い方も用いられるようになりつつある。また中国語では「新年後首次参拝」という。

神社」:日本固有の民族的信仰(戦前は「国家神道」と呼ばれたもの)に基づいて、神を祀るために作られた宗教的建築物のこと、及びその信仰の組織のことを言う。基本的に、祭祀儀礼を行うための付属する建築物が設けられていて、「境内」と呼ばれる敷地を有している。

境内には付属する施設が設けられるが、必ず設けられているものとして、鳥居、参道、燈籠、狛犬、手水舎、拝殿、幣殿、本殿(神殿)、神楽殿、舞殿、絵馬殿、社務所、社庭などがある。(一部のものは異なる名称が使われているものもある。また、幣殿は拝殿または本殿と一体になっている場合が多い、というように、独立した施設としては存在せずに複合施設として存在している場合もある。)

また、境内の周囲には周辺施設として設けられているものもあって、「鎮守の杜」と呼ばれる森林がある。(但し、都市部にある神社では、「鎮守の杜」が無くなって開発されている神社もある。)そして、その中には「御神木」と呼ばれる名木がある。また、境内と外部との接点となる入口には「鳥居」と呼ばれる門のようなものがある。(「鳥居」は、神社の境内と俗界の境界を示すものである。)そしてそこから境内にある本殿や拝殿に参道と呼ばれる道が続いている。

神社は古代の日本から存在しているものであるので、建築物は木造というのが殆どである。しかもその建造物は単なる木造建築物ではなく、高度な技術が盛り込まれていて、宮大工がその技法を受け継いでいるものである。(例えば、釘を一切使わずに組み上げる、など。これは現在では世界的にも高い評価がされている。)但し、最近では建築基準法のこともあって、改築されると完全な木造建築物とはならず、鉄筋コンクリート造りにならざるを得なくなっている。(特に、耐震性と耐火性の問題があるため、木造としては作れない。)

神社の起源は、磐座(いわくら)や磐境(いわさかい)のような神聖な場所に神籬(ひもろぎ)などの祭壇を設けて神を祀ったものとされている。祭祀は特定の一族が勤め、地域集団の基礎を作ったものとなる。そのため、地域集団には必ず神社があって、日本各地に神社は存在することになる。その後、大和朝廷によって日本が統一されていく過程で、豪族たちの滅亡などもあるが、各地にあった神社についても整理統合されていくことになる。そして律令体制の元で「神祇官」という役職が設けられ、「国家神道」という形で統一した形となり、同時にその中心となる施設として各地で整備されていくことになった。(時代と共に変わっていく所もあるが、基本的には太平洋戦争終了までは、神社は幕府や政府から保護されていた。)

「神社」の名称は「○○神社」という名称が一般的であるが、伊勢神宮のように「神宮」を名乗るもの、「出雲大社」のように「大社」を名乗るもの(明治から太平洋戦争終結までは「大社」は出雲大社だけであった)、「北野天満宮」や「太宰府天満宮」のように「天満宮」を名乗る神社もある。→「神宮」は天皇や皇室祖先神を祭神とする神社を指している。「大社」は、社格を「大・中・小」に分けた時、最も格上となる第1位の神社を指している。「天満宮」は菅原道真(=天満天神)を祭神とする神社を指していて、各地に多数ある。

尚、英語では「Shrine」または「Shinto Shrine」と言い、ドイツ語では「Schintoistischer Schrein」、フランス語では「Temple Shintoïste」、イタリア語では「Sacrario Scintoista」、スペイン語では「Urna Sintoísta」、ポルトガル語では「Santuário de Xintoísmo」、中国語では「神社」と言う。

 

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