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「女賭博師」(その5) [映画(邦画)]

今回は、7本の作品が公開された1968年の作品群の中から、1968年1月に劇場公開となったシリーズ第5作と同年2月に劇場公開となったシリーズ第6作の2本についてです。尚、第5作以降は最終作まで、主人公は大滝銀子という名前となる。(シリーズ第3作も大滝銀子が主人公であった。)これはシリーズ作品となることを意識したためであるが、全ての作品が同一人物であるとは限らない設定になっている。

シリーズ第5作関東女賭博師
作品データを記しておくと、1968年の大映作品であって、時間は86分、監督は井上芳夫、脚本は長谷川公之、撮影は中川芳久、美術は高橋康一、音楽は鏑木創である。そして出演は、江波杏子、姿美千子、伊藤孝雄、内藤武敏、田中邦衛、伊藤雄之助、丹阿弥谷津子、志村喬、水原浩一、星ひかる、小山内淳、渡辺鉄弥、花布洋、佐伯勇、南方伸夫、ジョー・オハラ、隅田一男、喜多大八、阿部脩、三夏伸、守田学、豪健司、荒木康夫、九段吾郎、後藤武彦、佐原新治、中原健、山根圭一郎、平井岐代子、たちである。

ツボ振りの名人と呼ばれた辰吉は、賭場でイカサマを暴いたことを逆恨みされ、襲われて片耳が聞こえなくなってしまう。そして、その時、技、目、耳のどれが一つでも欠ければ勝目がないと言われている手本引きの名人戦を諦らめざるを得なかった。そして辰吉は腕のいい女スリ・銀子の腕を見抜き、銀子の賭博の修業に力を注いでいた。銀子も辰吉に代わって名人位を獲得しようと、必死になって腕を磨いた。1年間の修業で銀子の腕は辰吉も驚くほど伸びたが、ある日、銀子はかつてのスリ仲間と出くわし、殴られて目を痛めてしまった。更にかつての仲間から手切れ金として50万円を要求された。困った銀子は、昔の癖で、若い男から拘禁が入った封筒をスッてしまい、そこにあった30万と、賭場で稼いだ20万をつぎ込んで金を払った。しかし、銀子かに封筒をすられた男が大病院の眼科医で、病院を辞めさせられたということは知らなかった。銀子の視力は低下していたある日、偶然にも銀子は封筒をすった眼科医と会い、目の異常の治療を受けることになる。そしてその時、自分のために彼が小さな眼科医に成ってしまったということを知った。そして銀子は30万を彼に帰すことを決めたが、お金がなかなか出来ないということで、賭場でイカサマをしてしまった。が、そのイカサマを名人の滝川に見破られてしまう。危ういところを辰吉に救ってもらったが、滝川はその後で辰吉を殺してしまった。そんな時、手本引きの名人戦が行なわれることになり、銀子は亡き辰吉の遺志を果すために参加した。辰吉に鍛えられた銀子の腕は確かなものであり、勝ち進んでいき、滝川と名人位を賭けた勝負をすることになる。しかし、銀子の目は限界に達していて、殆ど見えない状況になっていた。しかし、辰吉の夢を果たすため、必死になって聴力に集中して、滝川の繰る札の音を聴いて勝負をする。そして滝川のイカサマを見破った。こうして銀子は辰吉の夢であった名人位に就いた。

シリーズ第6作女賭博師乗り込む
作品データを記しておくと、1968年の大映作品であって、時間は88分、監督は田中重雄、脚本は長谷川公之、撮影は中川芳久、美術は井上章、音楽は鏑木創である。そして出演は、江波杏子、安田道代、三条魔子、滝田裕介、長谷川待子、早川雄三、上野山功一、水戸光子、山茶花究、浪花千栄子、甲千鶴、梅津栄、小山内淳、中田勉、谷謙一、豪健司、津田駿、伊達正、耕田久鯉子、井上大吾、森田健二、九段吾郎、荒木康夫、佐伯勇、後藤武彦、石田俊介、森一夫、須藤道子、三夏伸、志保京助、ピンキーチックス、たちである。

深川芸者・小志乃の娘・銀子は、一人前の芸を身に付けているが、「昇り竜のお銀」という別名を持つ横井興業社長のお抱えツボ振りだった。銀子の腕は名人級と言われているが、銀子は橫井の賭場には嫌気が指していた。というのは、社長の情婦でストリッパーのユカリが、賭場でストリップをやって空気を乱すためだった。しかもユカリはツボを振りたいという希望を持っていた。そんな時、銀子の妹・昌代が横井の部下の青木に身体を奪われそうになった。その場にいたツボ振りの名人・奈良井が昌代を助けたものの、横井の策略で、銀子とユカリの三番勝負に立合うことになる。橫井に逆らうことが出来ない奈良井はやむなくイカサマをしてユカリに勝たせたが、ユカリは勝負に勝ったということでツボ振りとしてデビューすることになった。素人同然のユカリに破れた銀子は、母が死んだこともあって、ツボ振りかせ足を洗って2代目小志乃の名を継ぐ決心をした。そしてかつての芸者で今は寺尾商事の社長として関西の賭場を牛耳っているきくが世話をしてくれた。しかし、橫井は銀子の腕と「昇り竜のお銀」の異名を失うことを嫌って、銀子を再びツボ振りに戻すため、きくを潰しにかかる。きくは銀子に内証で、自らツボを振る決心をした。そして勝負の日、が、その日は芸者には最高の名誉と言われる舞台に銀子は立っていた。しかし、きくが勝負をするということを知ると、舞台を捨てて賭場に向かい、再びツボを振る決心をした。そして勝負の相手はユカリだった。名人と言われた銀子の腕に、素人同然のユカリは相手に成らず、銀子は勝負に勝った。

この2作は、シリーズ化ということも正式に決定したこともあって、立て続けに公開された作品でもある。内容の方は、主人公の名前こそ同じであるが、全く別の物語である。但し、基本的なストーリー展開は同じである。(肉付けが違っているだけである。)

いよいよシリーズとしてのギアが入ったということで、同じような展開であるものの、まあ宜しいんじゃないですかね...

 

↓本作ではないですが

女賭博師 花吹雪お涼 [VHS]

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女賭博師 さいころ化粧 [VHS]

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女賭博師 十番勝負 [VHS]

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