ケータイ刑事銭形零14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第14話(2nd.1話)「帰ってきた男! ~福笑いキング殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目の増補となる今回は、零ちゃんがこれを引いていたことから「おみくじ」について、ここに戻ってから引いていたことから「社務所」について、おみくじの結果はこれだったことから「大凶」について、これに注意とあったことから「馬面」について、二朗さんがこれになっていたことから「巫女」について、これを耳にしたことから「悲鳴」について記します。尚、「おみくじ」については「零・14話(2nd.1話)[裏ネタ編]」で、「社務所」については「泪・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 4」で、「馬面」については「泪・4話[裏ネタ編]PART 7」で、「悲鳴」については「雷・1話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/16日付です。)
「おみくじ」:漢字では「御神籤」「御御籤」「御仏籤」などと記す。(「御」を平仮名の「お」と記す「お神籤」「お御籤」「お仏籤」という表記もある。)
神仏仏閣に祈願して、事の吉凶を占うために引く籤(くじ)のことである。吉凶を記した多くの串が、箱または筒の中に入れられていて、その小箱を振って串を取り出すのが一般的な形である。そして、串には番号が記されていて、その番号と同じ籤を受付、または専用の整理箱から受け取る。(一部には児童販売機のようになっていて、籤が直接出てくるというものもある。→余りにも味気が無いものですが...)
古くは、国の祭政に関する重要な事項について、はたまた命名、後継者を決める際、神の意志を占うために籤引きが行われていたが、それに因んだ形のものとして生まれたものである。尚、現在の個人の吉凶を占うものとしては鎌倉時代初期から行われるようになったとされている。
吉凶は、「大吉、中吉、小吉、凶」などがあるが、細かく分けられている場合は「吉」に関するものは「大吉、吉、中吉、小吉、半吉、末吉、末小吉」が、「凶」に関するものとしては「凶、小凶、半凶、末凶、大凶」などがあり、更に「吉凶」のどちらでもない「平」があるものもある。(これらの全てがあるとは限らない。)また、中には「大吉、中吉、小吉、吉」しかない場合もある。
また、引いた後の神籤は、境内の木の枝などに結ぶ習慣がある。この時、「凶」のおみくじであった場合、利き腕と反対の手で結べば、困難な行いを達成したこと、つまり修行をしたことになり、凶が吉に転じる」と言われている所もある。
英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語などでは日本語をローマ字にした「Omikuji」と言い、中国語では「神簽」と言う。
「社務所」:日本固有の民族的信仰(戦前は「国家神道」と呼ばれたもの)に基づいて、神を祀るために作られた宗教的建築物である神社に付属する施設の一つであって、神社の事務を取り扱う所である。神社を維持・管理するのに必要なものであり、会社で言う所の事務所に相当するものである。また、事務以外にも神職や職員の会議や研修にも使用される場所でもある。
尚、規模の大きな神社だと、「祈祷受付」やお守りなどの販売を行っている「授与所」は「社務所」とは別になっているが、規模の大きくない一般的な神社では、「授与所」は「社務所」と一緒の建屋になっていることが多い。
社務所は、神社関係者(神職や職員)のいる場所であって、一般の人、参拝者は社務所の表にまでやってくることがあっても、中に入ると言うことは殆ど無い。(会社でも、従業員以外(社外者)は会議室などの特別な場所に入ることはあっても、事務所には殆ど入らないのと同じである。)
ちなみに、事業(会社)の仕事を「事務」、お寺の仕事を「寺務」、神社の仕事を「社務」と言い、会社の事務を行う所を「事務所」、お寺の寺務を行う所を「寺務所」、神社の社務を行う所を「社務所」という。
英語では「Shrine Office」、ドイツ語では「Schreinbüro」、フランス語では「Bureau de Temple」、イタリア語では「Ufficio di Sacrario」、スペイン語では「Oficina de la Urna」、ポルトガル語では「Escritório de Santuário」、中国語では「公司的業務所」と言う。
「大凶」:この上もない凶事のこと、運勢や縁起がこの上なく悪いことである。おもくじの吉凶の中では最も悪いものとされている。(但し、神社によっては、おみくじの吉凶からこれを抜いている所も一部にある。)
英語では「Great curse」、ドイツ語では「Großer Fluch」、フランス語では「Atrocité」、イタリア語では「Grande Maledizione」、スペイン語では「Maldición o Gran Mala Suerte」、ポルトガル語では「Grande Maldição」と言うが、日本語をそのままローマ字にして「Dai-Kyo」という言い方も現在では通っている。また、中国語では「大凶」と言う。
「馬面」:ひらがなでは「うまづら」と表記する。(「うまずら」は誤りである。→「面」は単独では「つら」と読むが、これが濁ったためである。)馬の顔のように長い顔のことをあざけて言う言葉である。言い換えると「馬顔」ということになる。
また、別の意味としては、「ウマヅラハギ(漢字では「馬面剥」と記す)」というフグ目カワハギ科の硬骨魚の省略した言い方でもある。この魚は体長が30cm程度であり、日本近海の各地の沿岸部に生息している。白身の魚として食用とされている魚であり、脂肪分が少ないという特徴がある。(カワハギよりも脂肪分が少ないため、味は劣るとされているが、ヘルシー志向もあって、近年では好まれている魚である。)尚、地域によっては、カングリ、コウグリ、コウゴリ、バクチコキ、ウマヌスト、オキアジ、ツノギ、などの別名で呼ばれていることもある。
カワハギよりも細長く、吻(顔面部)が長いのが特徴である。まさに、馬の顔のように長い顔をしていることから「馬面のカワハギ」から「ウマヅラハギ」という名称になった魚である。→「馬面」という言葉を上手く使って命名された魚である。
英語では「Horse-Faced」、ドイツ語では「Langes Gesicht」、フランス語では「Long Visage」、イタリア語では「Faccia Lunga」、スペイン語では「Cara Larga」、ポルトガル語では「Face Longa」、中国語では「長臉」と言う。
「巫女」:「みこ」と読むが「かんなぎ」と読む場合もある。漢字表記では「神子」と表記することもある。(但し「神子」と表記した場合は「みこ」以外の読み方として「かんこ」または「かんなぎ」と読む場合もある。
神に仕えて神楽・祈祷を行ったり、神意を伺って神託を告げる人のことである。これを務めるのは未婚の女性というのが一般的である。また、明治以降では、神社で神事の奉仕を行ったり、神職の補佐をする女性(=神社の職員の女性)のことも含まれるようになった。(→職務内容が変化したためでもある。)
英語では「Shrine Maiden」または「Shaman Woman」、ドイツ語では「Mittel」、フランス語では「Moyen」、イタリア語では「Mezzo」、スペイン語では「Medio」、ポルトガル語では「Médio」と言うが、近年では日本語をローマ字にした「Miko」という言い方が一般的に成りつつある。また、中国語では「巫女」と言う。
「悲鳴」:苦痛や驚きなどのために、思わず挙げる叫び声のことを指して言う。(所謂「キャー!」という声ですね。)または、「弱音」「泣き言」「悲しみ泣くこと」という意味もある。一般的には前者の叫び声の意味で使われることが多く、後者の意味で使用されることは少ない。(後者の意味で使われる例としては、「嬉しい悲鳴」や「忙しくて悲鳴を上げる」という慣用句としてというのが殆どである。)
イメージとしては女性がこれを上げることが多いのだが、男性でも悲鳴をあげることはある。というより、悲鳴を上げない男の方が不自然である。(そもそも、悲鳴は男女という性別には関係ないものである。)
また、「悲鳴」は叫び声であることから、よく通る声としても知られている。ある意味では、助けを求める声でもあり、そういう声がよく通るというのは、なかなか上手くできていると感じるところでもあり、合理的だとも感じられる所でもある。
英語では「Scream」、ドイツ語では「Schrei」、フランス語では「Cri」、イタリア語では「Grido」、スペイン語では「Alarido」、ポルトガル語では「Grito」、中国語では「哀鳴聲」、韓国語では「ピミョン」という。
「悲鳴」という言葉から連想されるものとして、「ホラー映画」がある。(夏になると、やっぱり某かのホラー映画を見たくなります。)この場合は苦痛というよりも驚き(しかも恐怖から来るものである。)のために出す声としての「悲鳴」である。ホラー映画を映画館で楽しむには、悲鳴を楽しむというちょっと拗ねた楽しみ方も出来ないことはない。(これは、DVDなどで個人的に鑑賞する場合には味わうことの出来ないところでもある。)
日本語に訳すと「悲鳴」というタイトルの映画もある。(但し、邦題は日本語に訳さずに、原題をそのままカタカナ表記にしたものですけど...)1996年から2000年に製作された映画「スクリーム」(原題:SCREAM)、「スクリーム2」(原題:SCREAM 2)、「スクリーム3」(原題:SCREAM 3)は諸にこの言葉をタイトルにした作品であり、3部作として知られている。(映画では「3部作」というものが非常に多いですね...)このシリーズの中では、やはり第1作の評価が高い。(続編はいまひとつ、という映画界のパターンに漏れていない。)また、思わぬ大物俳優が少しだけ出演しているということでも知られている作品である。(第1作の)作品データを記しておくと、監督はウェス・クレイヴン、脚本はケヴィン・ウィリアムソン、撮影はマーク・アーウィン、特殊効果はKNB EFX、音楽はマルコ・ベルトラミ、出演は、ネーヴ・キャンベル、スキート・ウールリッチ、ローズ・マッゴーワン、コートニー・コックス、デヴィッド・アークエット、ジェイミー・ケネディ、マシュー・リラード、ケヴィン・パトリック・ウォールズ、たちであり、ドリュー・バリモアが冒頭に少しだけ出演しているのと、リンダ・ブレア、ウェス・クレイヴンがカメオ出演しているというのもポイントである。
尚、「スクリーム」3部作は全てネーヴ・キャンベルの主演であるが、3作全てを見ると、どうしてこうも同じ人に対して事が起こるのですかね?と突っ込みたくなります。が、シリーズものということで、同じ人物に対して起こった方が、物語の構成も楽ですし...
また、イタリア語の「悲鳴」である「グリード」という言葉をタイトルにした作品も、B級ホラー作品が得意であるイタリア映画にはいくつかある。しかし、イタリア映画はあまり日本では公開されないのが残念なところである。
ちなみに、1998年のアメリカ映画「ザ・グリード」は「悲鳴」とは関係ない。(原題は「DEEP RISING」であり、モンスター・パニック映画である。)
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