PARLIAMENT『CHOCOLATE CITY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1975年に発表された彼らの3枚目のアルバムである。P-FUNKの雄として知られている彼らであるが、本アルバムによってようやく名前が知られるようになった。(ブレイクするのは翌年の4th.アルバムによってである。)本アルバムは、Billboardのアルバム・チャートでは最高位91位を記録している。
収録曲はオリジナル盤では全9曲であったが、2003年にリマスターされたときに3曲のボーナス・トラックが追加されて、現在では全12曲になっている。収録曲は以下の通りである。『Chocolate City』『Ride On』『Together』『Side Effects』『What Comes Funky』『Let Me Be』『If It Don't Fit (Don't Force It)』『I Misjudged You』『Big Footin'』。(以下、ボーナス・トラック)『If It Don't Fit (Don't Force It) (Alternate Mix)』『I Misjudged You (Alternate Mix)』『Common-Law Wife』。
この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Chocolate City』はBillboardで最高位94位を記録している。2nd.シングルの『Ride On』はHOT 100にはランクインせず、R&Bチャートで64位を記録しただけであった。
お薦め曲は、シングル・ヒットを記録しているアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Chocolate City』と、同じくシングル曲である『Ride On』、それ以外からは『Let Me Be』と『Big Footin'』をピックアップしておく。
兎に角、ファンキーなサウンドをたっぷりと聴かせてくれるアルバムである。良くも悪くも'70's中期のファンキー・サウンドであり、ここまで徹底してファンキーなサウンドを聴かせてくれるとなると、もはや聴き入るしかない。言い換えれば、P-FUNKの教科書とするにはもってこいのアルバムと言うことになる。
セールスの点やヒットの規模と言うことでは自作からという印象もあるのだが、やはり彼らのサウンドを聴くのであれば外すことの出来ないアルバムである。じっくりと聴き入りましょう!
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