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RANDY NEWMAN『12 SONGS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1970年に発表された彼の2nd.アルバムである。アルバムとしてはヒットしなかったこともあって忘れられたアルバムとなったが、ソングライターとしての彼の評価が一気に高まったアルバムである。(何せ、彼の書いた曲が全米No.1ヒットになっている。)シンガーとしてブレイクするのは'70's後半になってからであるが、初期の彼を語る上では、ヒットしていないにも関わらず、忘れることの出来ないアルバムであるのは言うまでもない。

収録曲は以下の全12曲である。『Have You Seen Me Baby?』『Let's Burn Down The Cornfield』『Mama Told Me Not To Come』『Suzanne』『Lover's Prayer』『Lucinda』『Underneath The Harlem Moon』『Yellow Man』『Old Kentucky Home』『Rosemary』『If You Need Oil』『Uncle Bob's Midnights Blues』。

この中からシングル・カットされたのは1曲である。『Yellow Man』がシングル曲で、B面は『Old Kentucky Home』であったが、特にヒットを記録することはなかった。尚、『Mama Told Me Not To Come』は余りにも有名な曲であるが。彼はこれをシングルとしてはリリースしていない。(THREE DOG NIGHTが本アルバムのリリース後数ヶ月後に『Mama Told Me (Not To Come)』としてシングル・リリースして、全米No.1ヒットに輝いているが。オリジナルは彼である。)

お薦め曲としてはシングル曲の『Yellow Man』と『Old Kentucky Home』『Suzanne』『Rosemary』『Uncle Bob's Midnight Blues』という所をピックアップしておく。また、『Mama Told Me Not To Come』についても一度は聴いておくべきであるが、この曲はやはりTHREE DOG NIGHTのバージョンの方がしっくりくるので...

シンガーとしてでレイクするまで時間がかかった彼であるが、ブレイクしたと思ったら映画音楽を中心に音楽活動を行うようになったため、現在では彼のボーカルを聴くことが出来る'70'sのアルバムというのは逆に貴重なものである。('80年以降の彼のオリジナル・ソロ・アルバムは'83年、'88年、'99年、'08年に1枚ずつの4作しかない。)→まあ、伯父や叔父が映画音楽の大家であることを考えたら、彼もそちらに行くというのも分かりますが...

尚、サウンドの方は'70'sのウエスト・コースト・ロックであり、とても聴きやすいものであるが、難点が一つある。その難点とは、収録時間が30分に少し足りないという短さということである。(この点では「不景気レコード」である。)

が、ウエスト・コースト・サウンドがお好きな方であれば、親しみを持って接することが出来るアルバムであるだけに、接しておくのも宜しいかと...('70'sポップスがお好きな方であれば、『Mama Told Me (Not To Come)』のオリジナル版を聴くだけでも価値がありますよ。)

 

12 Songs

12 Songs

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Reprise / Wea
  • 発売日: 1988/07/11
  • メディア: CD

↓ゴールド・ディスクでもリリースされています。

12 Songs

12 Songs

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Audio Fidelity
  • 発売日: 2010/02/16
  • メディア: CD


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