山下達郎『CIRCUS TOWN』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1976年に発表された彼の1st.スタジオ・アルバムである。この年にはシュガーベイブを解散した年でもあって、彼にとっては大きな転機になった年となったのはご存知の通りである。本アルバムから「達郎ポップス」と呼ばれるサウンドが生まれて、日本の音楽界をリードしていくことになるだけに、正に記念すべきアルバムと言うことになる。とは言っても、発表当時はそれなりのヒットの範疇であって、オリコンでは50位を記録している。(2002年の再発時の方がより上位の27位を記録している。)
収録曲はオリジナル版では全8曲であったが、2002年に再発された時に2曲のボーナス・トラックが追加されて、全10曲になっている。収録曲は以下の通りである。『CIRCUS TOWN』『WINDY LADY』『MINNIE』『永遠に』『LAST STEP』『CITY WAY』『迷い込んだ街と』『夏の陽』。(以下、ボーナス・トラック)『CIRCUS TOWN(カラオケ)』『WINDY LADY(カラオケ)』。
尚、本アルバムからシングルとしてリリースされた曲は無い。
お薦め曲としては、『CIRCUS TOWN』『WINDY LADY』『MINNIE』『迷い込んだ街と』『夏の陽』という所をピックアップしておく。
本アルバムはアメリカで録音されたものであるが、'80'sではこういうことも一般的になるだけに、サウンドだけでなく製作の場も先取りしていたということで、正に日本のポップス音楽に於いては歴史的なアルバムと言うことになる。サウンドの方も発表から35年になるが、全く古ぼけたところがないのも凄い所である。やはり、聴いておきたいアルバムの一つである。
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