吉田美和『beauty and harmony』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1995年に発表された彼女の1st.ソロ・アルバムである。言うまでもなく彼女はDREAMS COME TRUEのボーカリストである。'90年代というとドリカムの全盛期であったため、本アルバムもセールスも好調で、オリコンでも1位を獲得している。
収録曲は以下の全11曲である。『ビューティ・アンド・ハーモニー』『つめたくしないで』『泣きたい』『バイバイ』『パレードは行ってしまった』『ア・ハッピー・ガーリー・ライフ』『ダーリン』『冷えたくちびる』『奪取』『生涯の恋人』『ビューティ・アンド・ハーモニー(リプライズ)』。
尚、本アルバムからはシングル曲はリリースされていない。(2003年の2nd.の時にリリースされたシングルが彼女の1st.ソロ・シングルになる。)
お薦め曲としては、『つめたくしないで』『泣きたい』『ダーリン』『生涯の恋人』というところと、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『ビューティ・アンド・ハーモニー』をピックアップしておくことにする。
ドリカムのサウンドとは異なる彼女の歌がここにはあって、これがシンガーとしての彼女のドリカムとは異なる世界を構築しているだけに、なかなか美味しいアルバムである。また、サポートしているのがニューヨークを拠点としているアメリカのトップ・ミュージシャンたちであるということも、彼女の違った一面を出すことに繋がっている。
ドリカムではない吉田美和の魅力を堪能出来るアルバムということで、聴いておいて損のないアルバムである。また、参加ミュージシャン(マイケル・ブレッカー、デイヴィッド・T・ウォーカー、ラルフ・マクドナルド、チャック・レイニー、ハービー・メイソン、グレッグ・アダムス)繋がりで、洋楽と邦楽の架け橋としても悪く無いアルバムである。聴く音楽の世界を広げることにするのもまた乙なところですよ。
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