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SPARKS『KIMONO MY HOUSE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1974年に発表された彼らの3枚目のアルバムであり、かつ、イギリスでブレイクすることになったアルバムである。彼らはアメリカのバンドであるが、アメリカでは大きなヒットにはならず、イギリスでブレイクするのだが、本アルバムは彼らにとっても初めてチャートインした記念すべきアルバムである。チャート成績は、本国アメリカではBillboardで最高位101位、イギリスでは最高位4位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『This Town Ain't Big Enough For Both Of Us』『Amateur Hour』『Falling In Love With Myself Again』『Here In Heaven』『Thank God It's Not Christmas』『Hasta Mañana, Monsieur』『Talent Is An Asset』『Complaints』『In My Family』『Equator』。

尚、現在では「21st. Century Edition」ということになって、スカの3曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。『Barbecutie』『Lost And Found』『Amateur Hour (Live)』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『This Town Ain't Big Enough For Both Of Us』はアメリカではチャートインし無かったが、イギリスでは最高位2位を記録する大ヒットとなった。また、オランダで4位、スイスで7位、(西)ドイツで12位を記録している。続く2nd.シングルの『Amateur Hour』は、イギリスで7位、オランダで6位、(西)ドイツで12位を記録しているが、アメリカではチャートインしなかった。

お薦め曲は、彼らの代表曲である『This Town Ain't Big Enough For Both Of Us』、そしてヒット・シングルである『Amateur Hour』、更に『Here In Heaven』『Complaints』『In My Family』という所をピックアップしておく。

ポップなサウンドであるのだが、ちょっと変わった独特の音楽世界を築き上げている彼らの代表作である本アルバムは、ボーカル・ファンからはそのファルセット・ボイスが、ロック・ファンからは摩訶不思議なサウンドが、ポップス・ファンからはバラエティに富んだサウンドが評価されているバンドである。ただ、本アルバムが最大のヒット作となって、以後はじり貧になってしまったこともあって、現在も現役で活動しているのだが、伝説のカルト・バンドになっているのが惜しいところである。

確かに、彼らの独特の世界が構築されていて、当時のメジャーな音楽とは毛色が違っている。しかし、だからといって拒絶反応が出るというものではない。(親しみやすさと奇抜さの間で揺れ動きますが...)また、発表から35年以上が流れているが、'70's長期ということを感じさせることもなく、楽しませてくれるサウンドである。

ということで、彼らは一度は聴いてみることをお勧めしたいグループである。で、本アルバムはそんな彼らの代表作であるだけに、耳を傾けておきましょう!!

 

Kimono My House

Kimono My House

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Fontana Island
  • 発売日: 2008/04/22
  • メディア: CD

キモノ・マイ・ハウス+2(紙ジャケット仕様)

キモノ・マイ・ハウス+2(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2001/12/21
  • メディア: CD

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