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「WARDOG」 [映画(洋画)]

表題の作品は1987年のスウェーデン映画の「ウォードッグ」である。日本での劇場公開は1988年12月であった。スウェーデンと映画というと、I・バーグマンの母国であり、北欧美女としてスクリーンに華を添える美人女優が数多く生まれている国でもある。本作はそのスウェーデン映画であるが、アクション作品である。また、本作はドイツの銃器メーカーとして世界に知られているワルサー社が製作に関わったことでレている作品である。(この点で期待は膨らむのだが、実際は...)

作品データを記しておくと、時間は93分、監督と脚本はビョルン・カールストロームとダニエル・ヒューベンベッカーの2人、撮影はアンデルス・ニルション、音楽はダグ・ラネンゲである。そして出演は、ティム・アーリー、ビル・レドバース、シドニー・リビングストーン、キャサリン・ジェップソン、たちである。

アメリカ政府は特殊コマンド部隊・ドッグウォーを使ってある実験をしていた。それは、一般市民を標的とした残虐な実弾演習であった。そして、この実験の様子を撮影した映像を見たチャールズは、その中にベトナムで行方不明になった弟の姿を目にした。すると彼は、弟を救出するために単身で乗り込んでいくことを決意した。実は、政府はCIAと共に、ベトナムで優秀な兵士を集めていて、集めた兵士たちを麻薬漬けにして洗脳し、秘密部隊として育成していたのだった...

作品としたらB級作品の範疇であるのだが、アクションシーンでは徹底的に派手な映像を用いている。ただ、余りにも派手すぎて、限度を超えてしまっている爆発シーンはくどすぎて、逆にネタの様に感じられてしまう。

尚、ワルサー社が絡んでいることから、マニアックな銃を使った銃撃戦ということも期待してしまうが、この点では完全な期待外れとなる。(ワルサーの銃は全く登場していない。→自社の宣伝の為の映画になっていないということでは良かったのですが...)

まあ、作品としたらB級作品であって、取り立てて言うほどのものでは無いが、スウェーデン製のアクション映画という物珍しさはあるので、別の意味で見ても宜しいかと...(かつてはLDでリリースされていたが、日本ではDVD化もされていないだけに、見ようと思えば少し苦労しますけど...)

 

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