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「AGENCY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1980年のカナダ映画「THE エージェンシー」である。日本では1982年1月に劇場公開されている。現在では色々と規制もされている「サブリミナル効果」であるが、本作製作時にはそれほど話題になることもなかったのだが、その「サブリミナル効果」を巡る陰謀に立ち向かって行くアクション・サスペンスである。

作品データを記しておくと、時間は94分、原作はポール・ゴットリーブ、監督はジョージ・カッツェンダー、脚本はノエル・ハイドン、撮影はミクロス・レンテ、音楽はルイス・フューレイである。そして出演は、ロバート・ミッチャム、リー・メジャース、ヴァレリー・ペリン、ソウル・ルビネック、アレクサンドラ・スチュワルト、ハワード・モース、たちである。

ニューヨークの広告代理店QP&Sに務めるフィリップは制作部長として働いていた。ある日、彼に親友のサムが相談にやってくる。会社はフィリップを抜きにして何か秘密のキャンペーンを始めようとしていると言い、彼が作ったキャッチコピーも勝手に変更されたとして怒っていた。それからまもなく、サムは会社を解雇され、何者かに殺された。サムは生前に、社長のクインが何かを企んでいること、そしてそれに関する情報をテープに録音してあって、そのテープをフィリップは発見した。フィリップはそのテープのコピーを作り、恋人のブレンダに託したが、ブレンダは何者かに襲われ、テープもすり替えられてしまった。また、フィリップにはサム殺しの容疑が掛かって警察に逮捕される。が、不可解だったのはクインがフィリップの保釈金を払い、釈放してくれたことだった。釈放されたフィリップは、「チョコレート・プラネットの企画」の指揮を命じ、郊外の別荘に行かせる。社長秘書のミミが孤島のような秘密の別荘にフィリップは到着した。が、そこには会社の人間は誰もおらず、殺し屋だけが待っていた。そしてフィリップは殺し屋に捕まって別の場所に連れて行かれることになる。が、その途中で脱出したフィリップは、サムの言葉にあった問題のビデオテープを発見した。そんな所にクインが現れ、フィリップにそのビデオを見せて真実を語った。それは、ごく普通のコマーシャルに、対立する州知事候補を妨害するメッセージをサブリミナルとして入れておき、そのメッセージを密かに放送する。そして数ヶ月後にはサブリミナル効果で世論を操作するという計画だった。で、全てを知ったフィリップをクインが抹殺しようとして追いつめていく。が、ブレンダの連絡によって警官隊が駆けつけ、クインを逮捕した。が、逮捕された瞬間、クインは銃弾を浴びて口を封じられた...

現在ならば社会派サスペンスとしても上手く話を持って行くことも出来るであろうが、本作製作時には「サブリミナル効果」とは余り知られていないこともあって、肝心の「サブリミナル効果」に関する描写の部分が上手く描き切れていない。(想像的に語っている所がある。)そのため、現在では忘れ去られた作品となっているのも頷けるところである。が、「サブリミナル効果」の恐ろしさを取り上げたと言うことでは、一定の評価は出来る作品である。

本作は、現在の知識と技術で、リメイクしたら良いと思うのですが...

 

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