毒姫とわたし#30 [ドラマ]
やはり、美姫と小麦のコンビは最高ということを改めて描いた物語でした。が、これは最初から描いていたことであって、基本に戻ったということですね。それにしても、美姫と小麦が組んだら、最強と言うことを感じさせてくれますね。また、これまでの登場人物も、小麦・美姫連合サイドに付く人と、反する立場の人に一部の入れ替わりがあるが、この構図は変わっていないので、やはり初心に戻ったという所ですかね。
美姫が市長に立候補することを決意したが、小麦の幸せを考えて、一人で戦う決意をしていた。しかし、美姫は選挙のことを学ぶにつれて、ますます選挙には勝てないと感じるようになっていった。
最初は選挙に出ることに反対した小麦も、父に店が天使園の立場だったらということで話をされると、美姫の気持ちを理解して、小麦の方から美姫に協力しようとする。が、小麦の幸せを犠牲に出来ないと考える美姫。
そんな中、小麦は佐伯から、紗江子のことで相談を受けた。不妊のことで別居中と言うことで間に入った小麦。倉田の誤解もあったが、倉田は小麦との結婚を進めていて、式場も申し込んでいた。が、その日は選挙期間中だった。
美姫は次第に焦りを感じていた。が、小麦が美姫に、選挙違反にならない方法を提案してきた。美姫も、選挙には小麦が必要と感じていて、協力を求め、小麦も一緒に選挙を戦う決心をしていた。
天使園の関係者は美姫に同調する形で支援することを決めていき、小麦も美姫のためにと考えていた。が、美姫は小麦のこと、更に嵐太郎のことを考えているというところが何とも言えないところであって、小麦らしい、美姫らしいところですね。まあ、お互いがそういう関係であるからこそ、その2人が組んだら最強ということがしっかりと描かれているのはいいですね。
とは言っても、美姫がすんなりと市長に当選と言うことではストレートすぎるだけに、そうはならないでしょうが、市長が哲也の分まで土地を買っておこう、と言ったことが、今後の伏線になっているのでしょうね。
それにしても、哲也は完全に悪役的なポジションになり、主役2人とその家族以外のキャラのポジションの変化は激しいですね。まあ、この点ではドロドロした物語になっていないが昼ドラらしい所でもありますけど...
毒姫のことば―残酷な世界で生き抜くための77の方法 (リンダブックス)
- 作者: 桜井 美姫
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2011/09
- メディア: 文庫
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