毒姫とわたし#33 [ドラマ]
今回は「ビンタ」が一つの見所というのか、いくつかのビンタが物語にメリハリを持たせていたが、テンポの良さはなく、男女間のドロドロではなく、市長という権力に関するドロドロした所を暗示する物語でした。こういうドロドロもやっぱり「昼ドラ」何ですかね???
それにしても、悪の帝国のボスの座に哲也が座ったが、院政をとるかのように、市長が裏にいるということで、悪の組織も一回り大きくなってきましたね。
哲也に呼び出された小麦は、別れ際にいきなり哲也からキスをされた。で、ビンタを入れて、起こって帰ってきた小麦。全ては哲也が選挙対策として仕組んだことであって、その様子を写真に撮られていて、早速天使園に、哲也と小麦の元婚約者が、ということで美姫陣営に衝撃が走る。更に、小麦に対してスパイだという声が出て、美姫は小麦に「クビ」を言い渡した。
が、美姫もそれが哲也の作戦ということが分かっていた。しかし、分裂しそうなメンバーの手前、小麦を出入り禁止にした。
哲也は、小麦とのキスのことをエリカにも打ち明けた。で、婚約を破棄されても仕方ないとまで言ったが、エリカは衝撃を受けていた。
小麦は更に、倉田にも誤解され、結婚延期を告げられた。そんな小麦は両親からも責められ、父から「クビ」を伝えられ、自分にとって大切なものは何かを考え直すことになる。
美姫陣営はバラバラになり、脱けるという者が現れる。美姫が何とかまとめようとするが、小麦がいないことが大きいと感じていた。焦る美姫は嵐太郎にもかまってやれなくなっていた。
みやびが君嶋社長の下に乗り込み、小麦と哲也の写真のことで、哲也にビンタをいれ、エリカのことを責めた。
美姫陣営はバラバラになり、美姫は新たな戦略として、市長を告発することを考えた。その動きが市長にも伝わり、市長が自らそれの対処に乗り出した。
小麦は倉田に話し、自分の一番大切なものは美姫だ、と伝え、倉田からは美姫のためにと言われ、結婚のことは任せろと言われ、和解する。で、そのことを伝えるために天使園に行った2人だったが、美姫が青ざめていた。嵐太郎がいなくなったというのだった。更に、電話で「立候補を止めろ」という脅しが入った...
美姫と小麦の絆の強さは以前からであるが、嵐太郎がいなければ、美姫は小麦が一番大切なものと行ってであろうだけに、小麦が美姫が一番大切と言ったのも当然であろう。(日本ではまだ認められていないが、一部の国では同性婚が認められるようになっただけに、(5年前であれば)小麦と美姫が結婚するというのが一番良い選択だと思ったぐらいですから...
市長の汚職ということが今後出るのは以前から予想されていたが、選挙よりも裏でやっていることの方向に物語を持っていくとは、男女間のドロドロ劇とはしないものの、やっぱり昼ドラらしい展開なんですね。
次回予告では、美園が美姫にビンタを入れていたが、ビンタ繋がりで喝をいれて、テンポよい物語を見せて貰いたいところです。
尚、小麦が、哲也にいきなりキスをされたことからの妄想で、「駆け落ちを迫られる」というのと「ボロクソ扱い」という正反対の妄想が出てくるが、一応、ギャグ・パートもあったのですね。当初、本作はコメディ仕立てであったが、そう言うことも消えていただけに、久しぶりにコメディ調の所が見られたが、何でも野郎として物語の勢いを失っているようにしか思えないのが痛いところです...
毒姫のことば―残酷な世界で生き抜くための77の方法 (リンダブックス)
- 作者: 桜井 美姫
- 出版社/メーカー: 泰文堂
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- メディア: 文庫
小麦と美姫にはこういうものは不要でしょうが...
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