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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その230) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「アスリートのチャンピオン PART 2」です。(「その133」で同じテーマで記しているが、その時とは「ケー刑事」は別の物語を取り上げています。)で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・10話」、「007」からは「ユア・アイズ・オンリー」です。

ケータイ刑事」:「・10話」。「まぎらわしい! ~警察隠語殺人事件」という物語。劇中で「隠語教室」として警察隠語が色々と語られているが、そこで登場した隠語による言葉遊びのような物語であり、こういう遊びがあるのも「ケータイ刑事」らしいところでした。

マラソン選手でいつ優勝するという選手の阿部紅太郎(あべ・べにたろう→「アベベ・たろう」という名前になるところが「ケータイ刑事」らしい所である。)の死体が発見されたということで、ちゃんと五代さんは捜査を開始した。阿部は今年の赤坂、お台場、汐留の三大マラソン大会を全て制覇した超有名なマラソン選手であった。事件現場には「USA」というダイイングメッセージが残されていたことから、阿部のライバルである宇佐田浩介が容疑者として浮かび、取り調べが行われる。が、宇佐田にはアリバイがあり、それを証明するお散歩おばあちゃんかず現れて、アリバイが証明された。

次に疑われたのは阿部の所属する陸上部の監督・安住守彦だった。ガイシャが監督の奥さんと一緒にいたという証言と、奥さんは「ガイシャの側にいるだけでエクスタシーを感じる」とまで言っていたことから、五代さんは犯人と決めつけた。また、「USA」というダイイングメッセージは、右利きの被害者が左手で書いたものであって、「AZUMI」と書きたかったが、「Z」が「S」になってしまい、更に、「AZU」と記したところで息絶えた、と五代さんは解釈した。しかし、監督には大阪にいたというアリバイがあった。五代さんは列車トリックがあると考えたが、それを崩すことは出来なかった。

またちゃんは、五代さんの珍推理には「無理がある」と感じていて、宇佐田が怪しいと睨んでいたが、証拠がなかった。

そんな中、ちゃんは「ガイシャ」は「隠語の」「ガイシャ(=被害者)」ではなくて「外車」ということに気づき、更に宇佐田の証言に嘘があることを見抜いた。宇佐田は単に、水色のトレーナーを着た人が散歩のおばあちゃんとすれ違うことを利用していたのだった。更に、宇佐田の部屋から凶器の荒縄が発見され、阿部のDNAも検出されたのだった。で、宇佐田は犯行を認めるしかなかった。

動機は、いつも阿部が優勝していて、宇佐田は2位ばかりだった。で、阿部がいなく慣れは優勝できると重い、阿部を殺したのだった。

被害者の阿部について、また犯人の宇佐田について、それぞれがどの程度の記録を出していたのか、海外での戦績などは語られていないが、阿部はマラソンの国内大会でいつも優勝しており、宇佐田はいつも2位ということを考えると、2人とも世界に通用するレベルの選手であると考えられる。(ただ、三大マラソンが余りにも胡散臭いものばかりですが...)また、阿部は国内大会で優勝しているということは、少なくとも国内チャンピオンであるということになる。ということで、阿部は「アスリートのチャンピオン」と言うことが出来るキャラクターということになる。(物語の中では殺された被害者でしか無かったですが...)

007」:「ユア・アイズ・オンリー」。1981年のシリーズ第12作であって、3代目ボンドの第5作である。前作でSFの世界に大きく触れたことから、本作から「原点回帰」と言うことが合い言葉となり、肉体アクションを中心に戻した作品となった。また、本作ではボンド交代ということで動いていたが、結局4代目は決まらず、3代目が引き続いてと言うことになった。

(今は亡き国家・東ドイツの)バイアスロンの選手・エリック・クリーグラーはKGBの工作員であり、殺し屋でもあった。言うまでも無く、バイアスロンのチャンピオンなので、スキーの腕と射撃の腕は超一流である。(継の(冬季)オリンピックでも期待されている選手でもあった。)

そんな彼は、KGBが手に入れたいイギリスのATACシステムを手に入れるために動いていたクリスタトスを手助けするという任務を命じられる。で、イタリアにいるクリスタトスの側にいた。

一方、ボンドもイタリアに入り、コルティナ・ダンペッツォで、(表向きはイギリスに協力するという)クリスタトスと接触する。この時、クリスタトスをスポンサーにして、クリスタトスから援助を受けていて、次の(冬季)オリンピックのフィギュアスケートで金メダルを狙っている少女・ビビと出会い、ビビの頼みでバイアスロンの試合が行われている所に連れて行って貰う。が、ビビはエリックのファンであって、エリックに声援を送っていたこともあって、ボンドは諦めムードだった。

しかし、クリスタトスは実はKGBから依頼されていたことで、ボンドの動きは筒抜けになっていて、殺し屋としてのエリックはボンドを消すように動く。

バイアスロンの競技に出場したエリックは、ボンドの姿を確かめると、競技終了後にゼッケンを外し、殺し屋に戻り、ボンドを追い始めた。

ボンドはスキーのジャンプ台に紛れるが、成り行きでジャンプ台から飛ぶことになってしまう。ジャンプをすれば空中に飛び出た瞬間に狙撃されるのは目に見えていた。しかし、ジャンプ台に向かう列から逃げることが出来ず、ボンドの順番になる。当然、ボンドを狙っている殺し屋たちは、絶好のチャンスとなった。

ボンドはジャンプ台をスタートするが、殺し屋の1人がボンドを追って、2人がコースを滑っていく。エリックは飛び出したボンドを狙撃すべく狙っていたが、ジャンプ台から飛んだのは2人ということで、狙撃することはできなかった。

ボンドは着地すると、そのままスキーで逃げて行き、山道からボブスレーのコースに進入し、更に逃げていく。しかし、狙撃に失敗したエリックは、スパイク・タイヤを装備し、マシンガンも備えて武装化されたバイクに乗り換えてボンドを追った。そしてエリックはバイクのままでボブスレーのコースに入り、更にボンドを追う。ボンドはスピードアップして逃げるが、コースの前方にはボズスレーのソリがいて、後ろからバイクのエリックが追ってくる。そんな中、ボブスレーのコースが急カーブとなっているところで、ボンドはコースから脱出するように、ジャンプしてコースを出て山道をスキーで滑っていく。そして大ジャンプを繰り返して、追ってくるエリックを何とか振り払い、逃げ延びた。エリックもバイクでジャンプして追っていったが、着地に失敗して転倒した時にバイクは使い物にならなくなり、ボンドを逃がしてしまった。

その後、エリックはクリスタトスの用心棒として、クリスタトスに同行していく。そしてクリスタトスがATACシステムを入手し、それをセント・シリルの修道院でKGBに引き渡すことになり、同行して修道院に向かった。

修道院は断崖絶壁の頂上にあり、そこに行くには1台の吊り籠がエレベータとして通じているだけだった。ボンドはコロンボに協力を求め、クリスタトスがいる修道院の襲撃計画を実行する。まずはボンドが断崖絶壁をロッククライミングの要領で昇って行った。見張に気づかれると窮地に追い込まれる。が、その見張りをナイフで始末すると、山頂に到着し、吊り籠を占拠し、仲間を修道院に導いた。

クリスタトスしKGBのゴーゴル将軍と取引する準備をしていたが、ボンドたちの襲撃作戦が始まる。で、エリックは再びボンドた相対することになる。で、燭台を利用したボンドはエリックを窓から突き落とし、エリックは山頂から遥かしたの地面に転落してしていき、始末されることになった。

尚、クリスタトスははATACを持って逃げようとするが、コロンボの投げたナイフで仕留められ、ATACはボンドが回収した。しかし、KGBのゴーゴル将軍が取り引きのためにヘリコプターで到着し、ATACを渡すことを要求した。で、ボンドはATACを崖下に投げ捨て、破壊した。結局イギリスもソ連もATACを持たないことがデカントだと言ったボンドにゴーゴル将軍は笑うだけで、その場を後にした。

共通点は、国内のチャンピオンであるアスリートが登場していることその人は劇中で死んでいるということである。しかも、「ケータイ刑事」では殺害され、「007」ではボンドに始末されているので、殺されたという所も共通している。また、「ケータイ刑事」の方を犯人の宇佐田ということにすると、共に人を殺している(「ケータイ刑事」では被害者の阿部を殺害、「007」では用心棒として、雑魚を色々と殺している。)ということも共通点になる。

一方、相違点は、「ケータイ刑事」の宇佐田は、アスリートとしていつも負けていて勝てない相手を自分の欲望から殺しているが、「007」では殺し屋という立場で仕事として(雑魚を)殺しているという殺しに対する姿勢の違いがあるということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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