ケータイ刑事銭形零26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第26話(2nd.13話・最終話)「さよなら、愛しき人! ~保険金連続殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目の増補となる今回は、冒頭での五代さんはここにやってきたことから「神社」について、「石段」について、会っていたロジータはこの人と関係していたことから「歯科医」について、その人にはこれがいるということで「奥さん」について、そして「不倫」について記します。尚、「神社」は「結・10話[裏ネタ編]PART 4」で、「石段」は「雷・25話[裏ネタ編]PART 6」で、「歯科医」は「泪・12話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/22付です。)
「神社」:通常は「じんじゃ」と読むが、「かむやしろ」と読むこともある。日本固有の民族的信仰(戦前は「国家神道」と呼ばれたもの)に基づいて、神を祀るために作られた宗教的施設、建築物のこと、及びその信仰の組織のことを言う。神社は基本的に、祭祀儀礼を行うための付属する建築物が設けられていて、「境内」と呼ばれる敷地を有している。
神社の起源は、磐座(いわくら)や磐境(いわさかい)のような神聖な場所に神籬(ひもろぎ)などの祭壇を設けて神を祀ったものとされている。祭祀は特定の一族が勤め、地域集団の基礎を作ったものとなる。そのため、地域集団には必ず神社があって、日本各地に神社は存在することになる。その後、大和朝廷によって日本が統一されていく過程で、豪族たちの滅亡などもあるが、各地にあった神社についても整理統合されていくことになる。そして律令体制の元で「神祇官」という役職が設けられ、「国家神道」という形で統一した形となり、同時にその中心となる施設として各地で整備されていくことになった。(時代と共に変わっていく所もあるが、基本的には太平洋戦争終了までは、神社は幕府や政府という時の権力から保護されていたものであった。)
神社の境内には付属する施設が設けられるが、必ず設けられているものとして、鳥居、参道、燈籠、狛犬、手水舎、拝殿、幣殿、本殿(神殿)、神楽殿、舞殿、絵馬殿、社務所、社庭などがある。(一部のものは異なる名称が使われているものもある。また、幣殿は拝殿または本殿と一体になっている場合が多い、というように、複合施設として存在している場合もある。)
また、境内の周囲には周辺施設として設けられているものもあって、「鎮守の杜」と呼ばれる森林がある。(但し、都市部にある神社では、現在は「鎮守の杜」が無くなっている神社もある。)そして、鎮守の杜の中には「御神木」と呼ばれる名木がある。
神社の代名詞となっている「鳥居」であるが、これは境内と外部との接点となる入口に設けられるものである。(「鳥居」は、神社の境内と俗界の境界を示すものである。)そしてそこから境内にある本殿や拝殿に参道と呼ばれる道が続いている。
神社は古代の日本から存在しているものであるので、建築物は木造というのが殆どである。しかもその建造物は単なる木造建築物ではなく、高度な技術が盛り込まれていて、宮大工がその技法を受け継いでいるものである。(例えば、釘を一切使わずに組み上げる、など。これは現在では世界的にも高い評価がされている。)但し、最近では建築基準法のこともあって、改築されると完全な木造建築物とはならず、鉄筋コンクリート造りにならざるを得なくなっている。(特に、耐震性と耐火性の問題があるため、木造としてはそのまま建てることが出来ない。)
「神社」の名称は「○○神社」という名称が一般的であるが、伊勢神宮のように「神宮」を名乗るもの、「出雲大社」のように「大社」を名乗るもの(明治から太平洋戦争終結までは「大社」は出雲大社だけであった)、「北野天満宮」や「太宰府天満宮」のように「天満宮」を名乗る神社もある。→「神宮」は天皇や皇室祖先神を祭神とする神社を指している。「大社」は、社格を「大・中・小」に分けた時、最も格上となる第1位の神社を指している。「天満宮」は菅原道真(=天満天神)を祭神とする神社を指していて、各地に多数ある。
尚、英語では「Shrine」または「Shinto Shrine」と言い、ドイツ語では「Schintoistischer Schrein」、フランス語では「Temple Shintoïste」、イタリア語では「Sacrario Scintoista」、スペイン語では「Urna Sintoísta」、ポルトガル語では「Santuário de Xintoísmo」と言うが、最近では「Jinja」という言い方でも通じるようになりつつある。また、中国語では「神社」と言う。
「石段」:石で出来た階段のことである。基本的には石を切り出し、その切り出した石を積み重ねて作られるのが一般的である。また、石を用いて作られた階段ということで、重量があるものになる。そのため、石段は屋外にあるものが一般的である。(屋内にある石段も存在するが、それは珍しいものである。)近代までは、屋外に設置された階段と言うと、洋の東西を問わずに「石段」が殆どであると言ってもよかった。(神社仏閣などの宗教施設関係場所では(世界的にも)石段が用いられることが多い。)が、現代では街中(屋外)にある階段はコンクリート製の階段、金属製の階段が多くなっている。(公園などでは石段もあるが、数段という段数の少ないものが殆どである。)
尚、「海・3rd.7話」(フィギュア劇です。)で、柴田束志さんが階段に関する豆知識として、「熊本県は美里町にある3333段の石段」の名前を出していたが、この3333段の階段が現在の日本では最長の階段として知られている。→熊本県下益城郡美里町の釈迦院にある「御坂遊歩道」のことであって、段数が3333段、高低差600m、全長は約2kmである。完成したのは1988年である。ちなみに、これが完成する前は、山形県羽黒山にある表参道の石段の2446段が最長であった。(全長は2kmである。)また、世界一ということではスイスのシュピーツの近郊にある、ニーゼン鉄道のケーブルカーの線路の隣に設けられた石段の11674段(高低差は1669mに達する。)である。
また、日本庭園などの石段では、苔が生い茂った方が石段が多く見られ、その法が風情があって良いとされていることがあるが、苔が茂っている石段は滑る危険性が高くなるため、実用性と言うことでは悪い階段と言うことになる。(雰囲気があるというような、実用性とはかけ離れた別の尺度(「侘び寂の世界」)では評価されることになりますが...)
英語では「Stone Steps」、ドイツ語では「Steintreppe」、フランス語では「Escalier de Pierre」、イタリア語では「Scalinata di Pietra」、スペイン語では「Escalera de Piedra」、ポルトガル語では「Apedreje Escada」、中国語では「石階」と言う。
「歯科医」:歯、口、顎の疾患に対する予防、診断、治療を行う臨床医学の「歯科」の医者のことを言う。また、「歯科医院」のことを指す場合もある。また、一般的には「歯医者」という言い方も広く浸透している。
歯科医師は医師であるが、医師について定められた法律である医師法ではなく、歯科医師法によって定められている医師である。よって、大学の医学部を卒業しても歯科医師になる資格は得られず、歯科医になるためには歯学部を卒業しないとならない。歯学部は医学部と同様に6年間である。(歯学部のある大学は、医学部のある大学の数よりも少なく、現在では11の国立大学、1つの公立大学、17の私立の大学とかない。但し、現在では歯科医師の数が過剰という問題が生じている。)尚、卒業後に国家試験に合格し、卒後臨床研修を受けるのは医師と同じである。
また、歯科医になると、食品衛生管理者、衛生検査技師、衛生管理者の資格については無試験で講習を受けるだけで得られ、臨床検査技師、歯科技工士、労働衛生コンサルタントなどの資格は試験を受ける必要があるが、一部の試験が免除になる。
英語では「Dentist」、ドイツ語では「Zahnarzt」、フランス語では「Dentiste」、イタリア語では「Dentista」、スペイン語、ポルトガル語では「Dentista」、中国語では「牙科醫生」と言う。
「奥さん」:他人の妻のことを言う場合の尊敬語であるが、「奥様」という言い方よりも軽い言い方である。または、家の主婦のことを一般的に指す言い方でもある。(「奥様」は他人の妻のことを言う上位の尊敬語であると共に、身分の高い家の主婦、女主人という意味もあるが、「奥さん」には「女主人」と言う意味はない。)
また、商売人(特に日常の買い物をする食料品店など)であれば、主婦のことを言う言い方として定着している言い方であもある。
英語では「Wife」、ドイツ語では「Frau」、フランス語では「Femme」、イタリア語では「Moglie」、スペイン語では「Moglie」、ポルトガル語では「Esposa」、中国語では「夫人」と言う。
「不倫」:元々の意味は、人倫に外れること、またはその行いのことを言ったが、現在では人の道に外れた男女関係(結婚制度に外れた男女関係)のことを指す。
尚、配偶者のいる男女が配偶者以外の異性と恋愛し、性交すること、または配偶者のいない男女が配偶者のいる異性と恋愛し、性交することを言う。(「不倫」と言わないのは、配偶者のいない男女が配偶者のいない異性と恋愛することだけとなる。)以前は「浮気」と呼ばれていたが、現在では「不倫」と言う言い方の方が一般的になっている。また、時代劇では「不義密通」と言う言い方が出てくるが、昔は「不義密通」と呼ばれていた。(不義密通は重罪であって、不義密通をされた人がその相手を殺すことも認められており、不義密通を行った2人はさらし刑となった。)
特にこの考えは儒教の教えの強い国では強く、社会的信用を失うことも多い。日本でもこれは離婚事由に相当し、多額の慰謝料を請求されることもあり得る民事事件となり得る。また、イスラム教でも不倫は重罪と認識されていて、死刑になることもあり得る重犯罪である。→「不倫は文化だ」と言ったタレントがいたが、江戸時代だったら、また現代でもイスラム教国家であれば、間違いなく死刑でしょうね。
尚、一夫多妻制が認められている国では、配偶者のいる男に対して配偶者のいない女との間の恋愛、及び性交は「不倫」ということにはならないが、それ以外では「不倫」が成立することになる。
英語では「Immorality」、ドイツ語では「Unsittlichkeit」、フランス語では「Immoralité」、イタリア語では「Immoralità」、スペイン語では「Inmoralidad」、ポルトガル語では「Imoralidade」、中国語では「不道德」と言う。
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