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ケータイ刑事銭形海8話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形海」の第8話「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件・事件編」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、ちゃんが口にした「広報」について、そこに記されていた「劇団夢のムーミン社を主宰する劇作家の野口秀樹」の元ネタである「夢の遊民社」について、「野田秀樹」について、劇中で名前が出てきた劇場である「国立劇場」について、「歌舞伎座」について記します。尚、「広報」は「・12話[裏ネタ編]PART 4」で、「野田秀樹」は「・8話[裏ネタ編]」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/25付です。

広報」:現在では殆ど使用されなくなっているが、「弘報」という表記もある。世間一般に対して広く知らせること、またはその知らせのことを言う。

また、同じ「こうほう」と読む言葉として、「公報」があるが、これは官庁が発表するもの、報告するもの、役所が発行する文書のことである。例えば「特許公報」が「公報」の一つとしてあるが、特許庁という役所が発行するものであるので「公報」」となる。(「広報」の一部ではあるが、情報発信者が公的機関ということに限られることになる。→民間企業が発表するものはあくまでも「広報」であって「公報」ではない。よって、企業には「広報部」は存在するが「公報部」は存在しないことになる。)

また、情報を発信すると言うことでは「広告」に似ているが、「広告」は新聞、雑誌、放送などを利用して行われるものであって、他のメディアを利用して行われるもののことを指すが、「広報」は自らが情報発信を行っているものであって、他のメディアを利用せず、独自に情報発信するものである。(広告と同様に、他のメディアを利用して行われることも一部ではある。)

英語では「Publicity」、ドイツ語では「Öffentlichkeit」、フランス語では「Publicité」、イタリア語では「Pubblicità」、スペイン語では「Publicidad」、ポルトガル語では「Publicidade」、中国語では「宣傳」と言う。

夢の遊民社」:日本にかつて存在した劇団である。(解散していて再結成していないので「かつて」ということになる。)小劇場運動の第三世代における代表的な劇団のひとつとして知られている劇団である。

1976年に、当時、東大の演劇研究会を母体として、野田秀樹を中心として旗揚げされる。当初はアマチュアの劇団であって、東大構内の駒場小劇場を拠点として活動をする。演劇ムーブメントの中で、その先駆者というポジションとなって人気を得るようになり、プロの劇団へと衣替えし、商業公演を行うようになる。特に本多劇場や紀伊國屋ホールでの公演で人気を集めた。

1985年には、TVの「ニュースステーション」の中で、「金曜チェック」というコーナーでメンバーが出演することになって、その名前も広く知られるようになる。同時に人気劇団として、公演の方でも1日の最多観客動員記録を樹立する公演を1986年に行っている。

1992/11/23の第43回公演「ゼンダ城の虜-苔むす僕らが嬰児の夜」の千秋楽をもって劇団としては解散した。

野田秀樹の作による戯曲だけでなく、萩尾望都、坂口安吾、シェークスピアの翻案作品などを上演している。特徴としては、重層的なストーリーの作品、言葉遊びを取り入れた台詞回し、肉体を駆使したダイナミックな舞台などがその作品の持ち味となっている。

尚、所属していた劇団員たちは、現在でも多くが俳優として活動を続けているが、「ケータイ刑事」に出演したことのある顔ぶれでは、遠山俊也も所属していた。

野田秀樹」:1955年生まれ。劇作家であり、俳優であり、演出家でもある。高校時代に戯曲「アイと死をみつめて」を書いている。東大に進学し、演劇研究会で活動をするようになり、1976年に東大・演劇研究会を母体として劇団・夢の遊民社(劇中に出てきた「夢のムーミン社」というのは、言うまでもなくこのパロディである。)を旗揚げして、劇団で活動し、演劇ムーブメントによってその名前を広く知られるようになる。ただ、劇団の方が人気を得たこともあって、東大(法学部)を1981年に中退している。

劇団で上演する作品の戯曲を書くが、重層的なストーリーと巧みな言葉遊びを取り入れた台詞回しが特徴で、ダイナミックな舞台が評判となって人気を得ることになり、小劇団ブームの中でも人気劇団となった。

1992年に劇団・夢の遊民社を解散したが、1993年には演劇企画制作会社・野田地図(NODA MAP)を設立し、劇団の枠に捕らわれない俳優を集め、上演するプロデュース公演の先駆けとなり、小スペース、少人数による公演に積極的に取り組んでいる。

2008年には、東京芸術劇場初代芸術監督に就任予定と発表され、その後「芸術監督」に就任し、また、多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科教授にも就任した。(ということで、現在は「大学教授」という肩書きも持っている。)

俳優としては舞台作品への出演の他、数は多くないものの、映画出演も何本かある。(「つる -鶴-」「学校の怪談3」「MONDAY」「赤線」「USB」などがある。)

国立劇場」:1966年に開設された劇場であって、所在地は東京都千代田区隼町である。(国立劇場法によって解説されたものである。)現在では独立行政法人である日本芸術文化振興会が運営している。日本の伝統芸能を上演するだけでなく、伝承者の養成、芸能に関する調査研究、記録作成、資料の収集、保存、展示などを行っている。

現在では、大劇場(主に、歌舞伎、日本舞踊、演劇などを上演する。)も小劇場(主に、文楽、邦楽、日本舞踊、雅楽、声明、民俗芸能などを上演する。)、演芸場(主に、落語、漫才などを上演する。)がある。(演芸場の開設は1979年である。)また、2003年には伝統芸能情報館が開館している。

ちなみに、大劇場の総座席数は1610席、小劇場の総座席数は590席である。(「小劇場」といっても、座席数の点では「小劇場」とはいえない規模である。)

歌舞伎座」:歌舞伎専用の劇場であって、所在地は東京都中央区銀座四丁目である。尚、大阪にも「歌舞伎座」と呼ばれる劇場があるが、そちらは「新歌舞伎座」というのが正式名称である。(現在は2代目の新歌舞伎座になり、大阪市天王寺区上本町六丁目にある。(2010年9月に開場したばかりである。1400人を超えるキャパシティがある大劇場であるが、13階建ての複合ビルの6階に入っている。))

歴史は古く、1889年(明治22年)に開場した劇場である。(当時の地名は「東京市京橋区木挽町」であるが、現在の銀座四丁目である。)1914年からは松竹が経営するようになる。また、1921年に漏電で、1923年に関東大震災で、1945年に空襲で、都合3度焼けていて、現在の劇場は1951年に開場している。しかし、最初に出来た1889年以来、歌舞伎を上演する劇場として、名実共に日本を代表する劇場として知られている。

しかし、老朽化のために建て替えが計画されて、2010年4月に、建て替えのために一時閉館した。現在は建て替え工事に入り、2013年春に竣工予定となっている。

 

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